舞-HiME 運命の系統樹 修羅


それは、愛故の戦いの物語・・・・・・



総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
92 10 9 9 10 8 玖我なつき

詳しくは舞-HiME 運命の系統樹のレビューを見てください 。今回は追加要素についてだけ書きます。
静留編

静留編はなつきシナリオの舞台裏、なつきシナリオで壮絶な死を遂げた静留さんがそこに至るまでの、苦痛と悲しみを描いたものになっています。タイトルの「修羅」の部分はおそらくこの静留編を差しているものだと思われます。
静留編の主な見所は静留さんの強さと、美しさと、切なさと、怖さと、凄さと、儚さを見ることにあり、最後まで目が離せない壮絶なものでした。最後に死を選んだ際の静留さんのなつきへの想いはゾクゾクしてきます。

大きな見所として、VS九条さんがありますが、九条さんかなり強いです。まがい物のエレメントでHiMEの中でもトップクラスの静留さん+清姫と互角に戦います。あのエレメントって清姫の皮膚に通用したんですね。いくら年の功があるといってもすさまじい戦いっぷりでした。正直なつきより強そうです。そして、この戦いの最後の衝撃の展開は普通に涙してしまいました。なつきシナリオでわかっていたけど、これは・・・。静留さんがあまりにも壮絶すぎて・・・。

それほど長くはありませんが、どんどん鬱にさせてくれるシナリオです。切ないです。完成度はかなり高く、まさに修羅の名を冠するにふさわしい出来でした。静留さんファンならずとも必見です。
新規キャラクター

「遥&雪之」追加。アニメではおなじみの凸凹コンビです。本編では主人公が先生と言うこともあって、生徒会長として理不尽なほどに強気な遥ちゃんを見ることは出来ません。そもそもほんのちょっとしか出て来ません。
その分静留編ではちゃんと戦闘シーン(VS奈緒)があります。魚のチャイルドと本のエレメントという攻撃力が絶望的なぐらいに低い武器。なぜチャイルドが魚に変更したのかは知りませんが、明らかに弱すぎです。ダイアナ自体は素早さとテクニックで攻撃力の低さをカバーしていましたが、本人とチャイルドと同時に総攻撃かけられたらあっと言う間に終わりそう。
ちなみにこの戦闘シーンでは雪之はともかく遥ちゃんはそうそうにダウンしてしまうので、やはり記憶に残れません。所詮はおまけの追加キャラといったところでしょうかねぇ。
追加シナリオ

「奈緒END」「碧END」追加となっていますが、これはたいしたことありません。
静留さんが静留編に対して、〜ENDとなっていた時点で不安には思っていたんですが、案の定たいしたことありませんでした。ただ、無印ではチャイルド召喚以外のイベント絵が一枚も無かった2人なので、新規CGは嬉しかったですね。
他、茜ちゃんのアナザーストーリーでついに茜ちゃんの戦闘シーン追加。ハリーは中々強そうですけど、相手が相手でしたからね。茜ちゃんは相変わらず時報扱いです。
CG

詳しくはわかりませんが、公式HPによれば30枚以上は新規CGが追加されたのこと。確かにやっていてイベント絵の追加が面白いくらいに目に付きます。チャイルド召喚CGも含めてかなり追加されてますね。イベント絵だけでなく背景も追加されているっぽいですが、こちらは元々の背景と合っていなかったりもしたんで微妙でした。
総合 92

PC版になりよりゲームをしやすい環境になり、さらに静留編の追加によってまさしく修羅にふさわしいゲームになってパワーアップした本作ですが、どうせならもっと色々パワーアップして欲しかったというのもあります。特に奈緒ENDと碧END。まあ、予想範囲内と言えばそうなんでそこまで気にはしてませんけど・・・。

それにしても静留さんは素敵な人です。この人だけは敵に回したくありませんね。いろいろな意味で強すぎる。


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