輝光翼戦記天空のユミナFD -ForeverDreams-

超銀河級・再選挙ＲＰＧ

総合	シナリオ	キャラ	絵	音楽	エロ	主人公	ゲーム性	NO.1キャラ
77	6	9	7	8	6	8	8	神楽那由他

シナリオ　6

シナリオは3章構成になっていて、1章が選挙、2章が学園祭、3章がオーダクル世界での話になります。一応前作のおさらいみたいなのもありますが、正直戦闘システムの面を考えても前作プレイ済みが前提の作りですね。

シナリオは前作の1章のノリそのままに、前作ではサブキャラだった那由他をメインヒロインに置いて進んでいきます。那由他はもちろんのこと、前作では出番の少なかったキャラも大活躍。イベント盛りだくさんで前作好きだった人なら楽しめること間違いないです。雰囲気が凄く良いですねぇ。今回主人公が論説部を離れることになったのをきっかけに、どのキャラも主人公への好意を全開にしまくっています。弓那とか前作では終盤までなかなか自分の恋心に気づかなかったりしていましたが、今作では良い感じに嫉妬したり照れたりしてくれますからねぇ。普通にハーレム状態です。

ストーリーはまず1章は文句なしに良いです。上記のとおり、主人公が論説部を離れたことにより繰り広げられるヒロインたちの主人公争奪戦(多少語弊有り)。イベントも多く、面白いものばかりで楽しいです。特に前作では影が薄すぎた反動が出ている麻衣乃、離れたことにより主人公を意識しだした弓那、暴走お騒がせ娘るみね等が繰り広げる会話シーンは必見です。メインヒロインの那由他も可愛さ全開ですし、ラストの星徒会長選挙決戦日の展開はすげー盛り上がりました。

ただ、2章以降は急展開＆新キャラが全く活躍しないのでどうにもいまいちな感じでしたね。まあ、急展開に関しては前作のと比べれば大したことないんですが、前作ではあった燃え成分が薄れ、ボスキャラとかもあからさまに怪しいと分かるので、盛り上がりに欠けます。そして後者の新キャラが全く活躍しないっていうのが結構きつい。リリィとか思い返してみれば印象に残っているのはおまけシナリオの変態な姿ばかりですし、エルに至ってはあの特徴的な｢～なのよ｣以外ほとんど印象に残っていないですからねぇ。もっとシリアス面でもギャグ面でも出番を増やしてほしかったです。

あと本編全クリするとおまけシナリオを購入できるようになるんですが、これが購入できるまでは異常なくらいに苦労するんですが、ハチャメチャなストーリーばかりで面白かったです。どれもすごく面白かったんですが、特に「最終決戦。ラドッシェウスの明日へ」、「柏木るみねと、ネコミミ大戦」、「正ヒロインは誰だ?」あたりは爆笑でした。

キャラ　9

神楽那由他
今作のメインヒロイン。前作でも圧倒的な存在感を持ち、いかにも完璧でありながら実は小動物に弱かったり、貧乳がコンプレックスだったりと可愛い一面を見せてくれましたが、今作ではさらに主人公に対するツンデレ要素が大幅に加わり、ものすごい萌え力を発揮しています。色んなキャラに嫉妬しまくる那由他がもうホント可愛いです。シナリオもメインヒロインらしく、あくまでも那由他メインで進んでいきます。２章ラストの告白のシーンとか良かったです。
戦闘では圧倒的な強さを持ち、攻撃、回復、補助と何でもできます。全色の攻撃方法を持っているので、那由他を先頭にしとけばダンジョンでも面倒臭い色調整をしなくて済みます。さらに全体攻撃も赤、黒の２色分あったりします。実際使っていると、防御スキルの回数の関係でずっと前線というわけにはいきませんが、もうとにかく強すぎです。

リリーティア・ラングレイ
今作からの新キャラ。悲しいくらいにシナリオで活躍しなかったです。キャラ紹介に「モロッコで手術を受けてエルのお婿さんになりたい」とか書かれていたんで、百合キャラなのかなぁとか思っていましたが、なんかもっと上の変態的性格のキャラでした。戦う理由がもう・・・。シナリオラストで結局主人公に惚れて、おまけシナリオで見せる大暴走も笑えました。

エレオノール・パスティーエ
リリイ以上に目立たない新キャラ。シナリオでも書きましたが、「～なのよ」の口癖以外ロクに覚えていません。おまけシナリオでもリリイ見たいな奇行を見せてくれるわけでもありませんし、正直残念なキャラですね。リリイもそうなんですが、せめておまけシナリオでは仲間になって戦闘で使えるようになるくらいの活躍は欲しかったです。

柏木るみね
個性的キャラ部門１位。一言で言えば暴走トラブル娘ってところですね。主人公のハーレムには入らないですが、その無駄な行動力や、突拍子もない言動にはいつも笑わせられます。さらにるみね最大の功績は、周りを巻き込むくらいの強大なトラブル力で、ベリちゃんにコスプレさせたり、那由他に猫耳つけさせたりしたことですね。あれは良かった。

翠下弓那
アホの娘弓那。空気の読めなさは一級品。流石に前作ほどの出番はないですが、そのアホっぷりで存在感は抜群。きちんと歌による山場も用意されています。さらに、今作では主人公を那由他に取られて自分の恋心をはっきりと意識しだすという萌えイベントを搭載しています。何か弓那がすごく可愛い。変わらないアホさ加減がすごく可愛かったです。
戦闘は完全に支援特化系。戦闘は期待できないですが、支援に関しては全キャラ中一番の性能を持っています。

御木津藍
青玉葱。何か自分でブルーオニオンとか名乗っていたんで間違いないです。前作では一番のネタキャラとして大活躍ですが、今作では他にもネタキャラが多数いる影響でちょっと影が薄くなっています。まあ、暴走度は上がっていますが・・・。
戦闘ではとにかくハイドロ。前線でもなかなか強いです。蒼穹のアイもネタかと思いきや結構使えます。

黒河雲母
黒い性格とロリな見た目が特徴的過ぎますが、常識人の意外と普通のヒロインです。頼れる部長。Sモードの時の笑顔が素敵すぎ。エコの行きつく先は部長体系には笑いました。あとオーダクルのイベントが・・・。
戦闘では攻撃スキルが強い。特にエンドオブデスペラードが付与効果のおかげで攻撃力の数値よりもはるかに高い威力がでます。後でもダンジョンでは攻撃、イベントではスキル解除と活躍します。前でも後でも使いやすいキャラですね。

本間麻衣乃
前作では活躍がほとんど記憶に残らないくらいに薄いキャラでしたが、今作ではイベント増加に伴い変な方向にキャラが濃くなっていきます。猫好きくらにならまだ引き返せたんですけどねぇ。可愛いものが大好きで、猫から始まりショタ、ベルちゃんともう・・・。そりゃぁ腐れグリーンとか言われるわ。個人的には可愛さアップ率トップキャラ。即売会のイベントがもう最高に萌えまくりでした。ダンジョンでのどさくさにまぎれて主人公に抱きつこうとする様子もたまんないです。
戦闘では回復特化。ですが攻撃も付与効果が強力でと意外と強いです。「精霊?の軟膏」はイベント戦でのバランスブレイカー。2回使えばよっぽどレベルが低かったり下手なことしない限りは負けることはなくなると思います。

緋ノ宮黎、灯
シスコン兄貴。結構なネタキャラに・・・。前作でも薄々というか明らかに分かってはいましたが、結構やばいくらいなシスコンです。灯は主人公に片思い中っていうのは萌えるんすが、対抗キャラが多すぎ＆濃すぎがつらいところです。
戦闘では攻撃力の高さが半端ないです。防御に関しては紙に近いですが、圧倒的攻撃力で敵を圧倒します。

坂上月夜
巫女さんの白い方。前作よりもたくましくなって、主人公が好きだと公言しまくっています。大人しいキャラなので他のキャラの濃さに埋もれがちです。地味担当だった麻衣乃が濃くなっちゃったからなぁ。Hシーンとか色々と不憫です。
戦闘では後衛キャラかと思いきや、防御スキルが強いので前線でも結構使えます。スキルはブラストが便利ではありますが、ハイドロとちがって攻撃力がないのが物足りないです。月夜に響く祈りはかなり強力で、那由他や陽子と組んで継続スキルを解除されないようにすれば、安定した戦闘ができます。前線でも後衛でも防御よりのキャラですね。

坂上陽子
ツンデレ巫女の黒い方。イベントは印象に残るものは少ないながらも、Hシーンでの私服姿にはときめきまくりです。きつい性格ですが苦労人のイメージが強いです。ツッコミキャラが少ないパーティで結構苦労してそうですね。
戦闘では攻撃系が強いですね。特に前線では攻撃力＋ウンター系の防御スキルが強力。後衛ではスキル回数の関係でやや使いづらい印象ですね。強いは強いんですけど・・・。あとは継続スキルの闇夜の黎明が超強力。

ベリダディア＝エフェメラントソード
相変わらず可愛さに満ち溢れているオーダクル世界のマスコット。今作では出番はあまりないものの、おまけシナリオでるみね（と弓那と麻衣乃と那由他etc）のせいでコスプレ衣装を披露することになり、それがまたとんでもなく可愛いので印象にはかなり残っています。麻衣乃が持ち帰りたくなるのには激しく同意です。

主人公　朱島歩武　8

結構な苦労人ですが、今作ではあちらこちらでため続けた恋愛フラグを一気に解放させまくっています。基本的に前作と同じような弄られキャラ。普段は個性豊かな周りのメンバーへの貴重なツッコミ要因として活躍し、決める時はかっこよく決めてくれます。最終的に登場女性キャラほとんどから好意をむけられるのも分る気がします。

絵　7

枚数はFDとしては結構多め。出来は立ち絵やSD絵は文句なしに良いんですが、イベント絵はちょっと形が崩れているものがあったりしていますね。あと、前作もそうでしたが、CG回想の時のキャラの掛け合いがすごく面白いんで必見です。つーかスタッフ地味なところにネタ仕込みすぎですよ。不意打ちすぎて大爆笑しちゃいました。

音楽　8

基本的に前作からの使い回しがほとんどですね。弓那の歌スキルによる歌も健在です。OPとEDは新規になっています。他の曲同様ゲームの雰囲気に合ったテンポの良い曲ですね。サビの部分聴いていると元気が出てきます。

エロ　6

前作よりはマシになった程度ですかねぇ。一応主人公のハーレム？メンバーは大体Hシーンがあるので、回数なら結構多いんですが、正直あんまり内容には期待しない方がいいと思います。それにしてもベリちゃんはHシーン欲しかったなぁ。

ゲーム性　8

基本ゲームシステムは前作とほぼ同じ。ただ、今作では新たに5人のメンバーをパーティに入れることが出来、さらにいつでもメンバーの入れ替えも可能になっています。仲間が増えた分スキルの効果を覚えたりと、色々と考えなければいけないので、そこらへん面倒臭く感じるとつらいかもしれません。自分は色々とキャラ入れ返して連携を試したりと、入れ替えシステムを思う存分堪能しました。その他アイテムのまとめ移動機能も付きましたし、キャラが増えたことによって、ダンジョン内でのミニコントも色んなパターンがでるようになり、戦闘も探索も楽しみながらプレイできました。

ただ、自分は色々と楽しめたんですが、残念だと思うことも多かったですね。一番の理由はダンジョン攻略のご褒美がないこと。本編クリア後のおまけシナリオは全て金で購入するもので、何階に到達したらみたいなのが一切ないので、ダンジョンに潜る理由が金稼ぎのみになってしまいます。おまけシナリオの攻略自体はメンバー、レベル全て固定なので、レベル稼ぎの意味もありませんですしねぇ。おまけシナリオに金＋□階まで行くことみたいな条件付きの開放だったらよかったんですけど。その他細かい部分でこうしたらもっとプレイが快適になるんだけどなぁと思うことも結構ありました。

総合　77

クリアした時の時間が30時間強。途中飯食ったりした時間を除いても確実に25時間以上はプレイしていました。シナリオは終盤微妙でしたが、キャラは面白いですし、戦闘も楽しめましたね。前作楽しめた人なら買って損はないと思います。

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