天空を貫け、わがままハート
総合 |
シナリオ |
キャラ |
絵 |
音楽 |
エロ |
主人公 |
ゲーム性 |
NO.1キャラ |
83 |
7 |
9 |
8 |
9 |
6 |
8 |
9 |
翠下弓那 |
シナリオ 7
いきなりですけど、上の点数は神撫ジャーナル、灰かぶりプロモも含めての点数です。正直面白すぎてかなりハマりました。特に神撫ジャーナルはホント面白いです。キャラ同士のコント?はかなり高レベルですし、全部見ればキャラの魅力と本編の面白さが倍増します。公式HPを探せば見れるんでプレイするなら絶対に見ておいた方がいいです。
公式HPで堂々と紹介していますが、このゲームは学園編と宇宙編の2部構成+特訓でのオーダクル世界となっています。まず学園編は弓那が留年回避のために奮闘する物語。個性的なヒロイン達と、これまた個性的な対戦相手と戦っていきます。会話のテンポはかなり良く、キャラの掛け合いも楽しいので、普通に学園物語としてよく出来ています。
そして学園編を終えると舞台は宇宙に。コミカルな掛け合いの学園編と比べ、一気にシリアスになっていきます。まあ、それでも弓那のアホっぷりは変わらないので、暗い雰囲気にはあまりなりません。正直学園編→宇宙編の繋ぎはどうしても唐突感が否めませんし、学園編のキャラは完結編まで全く出なくなるので、それぞれが独立しているような印象になってしまっていますが、独立して考えると良く出来ていると思います。伏線の張り方と回収の仕方が不足している部分が結構ありますが、終盤は燃える展開もありましたし、最後まで飽きずにプレイできました。
オーダクル世界はシナリオらしきシナリオが無いので感想は割愛。1週で物語が終了せず、周回に続いていくには最初見た時には驚きました。割と謎になった部分がそのままになっていますが、いつかどこかで回収されるのでしょうか?
全キャラクリア+オーダクル完全クリアで完結編がプレイ可能に。今までの伏線を回収しつつ、更なる伏線が出てきます。宇宙編で全く出番がなかった学園編のキャラ達が宇宙に上がり、最大の敵と戦います。新曲も披露でラストバトルはかなり盛り上がりました。まあ、その後の展開は唖然とするような何とも言えない感じでしたが、そこら辺は続編に期待。
キャラ 9
プレイ時間がかかる分キャラにも愛着がわきます。サブキャラはとにかく那由他を攻略できないのが歯がゆい・・・。
翠下弓那
果てしなく元気で果てしなくアホな娘。「バラドル無双。見せろ生き恥!」 伊達にアホ毛をつけてはいないです。一人ボケツッコミはもはや職人芸。歩武との夫婦漫才はとにかく笑えます。天然なアホっ子でとにかく突っ走り気味。そこを歩武や雲母や灯にツッコマまれてはへこみ、おだてられては木に登ります。思わずツッコミを入れずにはいられない愛すべきアホっ娘です。SD絵の泣き顔は見てるだけで笑いがこみ上げてきますね。普段は主にボケと歌担当、周りからいじられるか自ら墓穴を掘るかの2択ですが、生徒会選挙、宇宙編を経てどんどん成長・・・まあ、アホっ娘は変わりませんが、どんどん成長して強くなっていきます。告白シーンはシナリオ的にも萌え的にもかなり盛り上がりましたね。告白されててんぱるユミナが可愛すぎます。腕組んでの仁王立ちポーズも素敵。シナリオはネタばれ要素が高く、終盤王道的な盛り上がりを見せる出来になっており、完結編につながる物語でもあるので全クリするならラストにやった方がいいです
黒河雲母
腹黒ロリポニテ。最初は呪いでも掛けられて小さいとか想像していましたが、体の大きさに関してはガチで成長が足らない正真正銘のロリ。雲母は学園編では参謀司令官として見事な存在感を出しており、色々と可愛くてカッコいいです。そして宇宙編に入ってからは萌えイベントがかなり多く、特にその中のお子様ランチイベントの時の雲母の可愛さは素晴らしいです。シナリオは正直ダメです。雲母の性格や言動があまりにも他シナリオと違いますし、終盤は悪い意味でご都合主義になってしまっています。投げっぱなしのところもありますし、というかジーダはどうなったんだ? 終盤は歩武と雲母以上に目立っていたのに・・・。萌えイベントが他ルートと比べてかなり多かったのは喜ばしい限りですけどね・・・。
御木津 藍
大飯ぐらいの不思議娘。興奮すると目が赤くなります。日常会話では弓那いじりや歩武いじり、自らボケたりと芸人気質を見せてくれます。萌えシーンはあまりないですが、笑いに関してはかなりいい働きをしています。黎と那由他の戦いを再現する時の非常っぷりが素敵すぎます。その他にも多彩なネタを持っており、とにかく笑わされました。ダンジョンでのミニコントでは一番光っている人。シナリオは分かりやすい王道展開に、普段と違ったシリアスな藍を見れて楽しめました。シナリオ構成もよくまとまっていますし、ラストバトルも盛り上がりましたね。一番無難に出来ていると思います。
緋ノ宮黎&灯
黎はたぶん普通にプレイしていると一番最初にぶち当たる壁だと思います。かなり苦戦しました。最初はうっとしくて暑苦しいのがウザかったですが、いつの間にか好きになっていたキャラ。たぶん那由他にシスコンを責められた時からだと思います。灯は普通にかわいい女の子。たまにさらっと毒吐くのも素敵です。
本間 麻衣乃
メガネっ娘。いかにも初戦の相手と言う存在感が切ないです。他のキャラに比べて印象に残るイベントも少なくとにかく地味な印象。最大のイベントが坂上がりっていうのも地味さに拍車が・・・。個人的には好きなキャラですけどね。
坂上月夜&陽子
巫女委員会の巫女姉妹。神秘的でおしとやかな月夜と、ツンデレ風味の姉の陽子です。個人的にはツンデレ陽子の方が好みかな? エロシーンが本編で一番エロいのが特徴。プレイしている最中は陽子のツンデレ、月夜の女の子らしい仕草に夢中になっていましたが、思い返してみると前後の黎と那由他の存在感が強すぎて埋もれがちだったり・・・。
神楽那由他
圧倒的な存在感を持つ前生徒会長。いかにも完璧と言った感じのキャラですが、小動物に弱かったり、自分が貧乳であることをコンプレックスに持っていたりと、かなり可愛い一面も見ることができます。簡単なものでもいいので個別エンドがどうしても欲しかったです。猫を助けるために一人で暴走するシーンも萌えまくりでしたが、主人公に貧乳を気にしているところを指摘された時の焦りっぷりが可愛すぎてたまらなすぎです。弓那チックに暴走する様子が面白さと可愛すぎとで2重に笑えます。短い時間ですが良いツンデレぷりを見せてくれました。ホント専用ルートが欲しかったです。
ベリダディア ユプシラ
オーダクル世界はシナリオはないに等しいですが、キャラは可愛いです。女王様なユプシラもいいですが、とにかくベリちゃんが可愛い。お持ち帰りしたいです。外見、性格、しゃべり方、とにかくとても可愛いです。
イゼル=ゼーレルム ジーダ=ガンバッゾ ファルアー=ゼーレルム
ゼーレルム艦のキャラ達。艦長のイゼルはいかにも艦長って感じの威厳あるキャラですし、ジーダとファルアーの2人は見ていて微笑ましいです。雲母ルート終盤は主人公たちよりも目立っていました。幸せになって欲しい2人です。
朱島武人&翠下弓果
完結編にて万を持して登場。2人とも登場シーンはかなり短いのに、かなりの存在感があります。特に弓果はあの短い出番の割には存在感があり過ぎです。あとパパさんは強すぎ。思わず笑ってしまいました。
主人公 朱島歩武 8
ユミナとの夫婦漫才があまりにも安定しすぎていて見ているだけで安心できます。ベテランのお笑い芸人を見ているような感覚を味わえますね。主人公としてはまあ割と普通。決める時は盛大に決め、普段はツッコミ役として活躍します。論舌部の副参謀。性格もいいですし、非常に好感の持てる主人公になっています。普通にかっこいい。
ただ、難点と言えば結構伏線を張った割には主人公の過去があっさり風味だったり、小さいころから過酷な特訓をしていたのに、それを生かすような見せ場がなかったことですね。いや、活躍自体はかなりしているんですが、比較対象がいないんで主人公が強いっていう気分をいまいち味わえなかったりします。ヒロインと比べて印象に残る活躍シーンがないですし、他のイシリアス能力者が苦戦した相手を圧倒するみたいな少年漫画的活躍が是非欲しかったところですね。
絵 8
最初見た時は全く気付きませんでしたが、C†Cの絵の人だったんですね。立ち絵は好みなんで問題なし。塗りもきれいです。ただ、左下のフェイスウィンドウはコロコロ変わるのに対して、立ち絵は全く動かないのはちょっと残念です。イベント絵はみんな良く出来ていると思いますが、プレイ時間に対して見ると枚数はどうしても少なく感じてしまいますね。
そして日常会話、戦闘シーン、ダンジョンと色々な意味で大活躍のSD絵ですが、天空のユミナの顔と言ってもいいくらいに目立っています。日常会話では笑いを、戦闘シーンやダンジョンでは絶妙な上手さが光ります。
音楽 9
歌スキルがあるのでかなり歌に愛着がわきますね。灰かぶりヘロヘロは一度聞いたら病みつきになる異様な中毒性がありますし(正直、こういういかにも下手な感じできちんと歌えるのは素直にすごいと思いました)、主題歌である「輝け!わがままハート」がユミナルートクライマックスので流れた時は興奮しましたし、完結編最終決戦の時に流れた「ぶちかませ!WAGAMAMA魂」は震えました。他の歌も良曲ぞろいで、BGMもレベル高いです。
エロ 6
期待していなかった通りの出来でした。学園編のキャラは一通りあり、各キャラ2〜3回あるので数だけはありますが、質と尺はいまいち。あまり期待はしない方がいいと思います。オーダクルのベリちゃんやユプシラのHシーンがないのは残念な限り。特にベリちゃん。ファルアーはジーダの嫁なので別にいいです。
ゲーム性 9
永遠のアセリアにオーディエンスという要素を取り入れてより複雑にした感じ。面倒なのでシステムの解説は省きます。
正直敷居はかなり高い。自分も最初は良く分からなくてかなりダレました。永遠神剣シリーズをやったことない人はかなりきつそうです。章ごとの論舌戦はこちらと相手の手をよく考えないと勝てない頭脳戦が楽しかったですが、オーダクルのダンジョンでの雑魚戦がとにかく苦痛でした。ただ、それでもあきらめずにプレイしていき、コツをつかめてくるとどんどん楽しくなっていきましたね。より強い武器やスキルを手に入れることを目標に、ひたすら潜り続けましたよ。ダンジョン中の繰り広げられるキャラ達のミニコントも楽しかったです。操作性が良いとは言えないのはご愛嬌。
コツを早めに掴んでハマれれば楽しめますが、そうでないとたぶん投げ出しますね。個人的には長時間夢中になってプレイするほど楽しめましたし、強い武具を探しに潜りまくったりとかなりやり込みました。
総合 81
最初は戦闘のコツをなかなかつかめなくて投げ出しそうになりましたが、気がつけば夢中でプレイしていました。オーダクル世界等伏線回収不足もありますが、シナリオも結構良かったですし、かなりの力作です。
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