Soul Link


あなたのぬくもりが、消える前に―――



総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
71 7 6 8 8 5 7 相澤秀平

シナリオ 7

序盤の展開はまんまEver17と同じです。事件発生→主人公とヒロインたちだけ閉じ込められるってな感じ。
これがプロローグで、Chapter.1、Chapter.2、Chapter.3と一本道で進んでいきます。

まずChapter.1からですが、主人公相澤秀平(兄)が閉じられた空間でのテロリストとの防衛戦が展開されます。この防衛戦ですが、意外なことに白熱します。ちょっと直ぐに死に過ぎるのがうざったいですが、非常に緊迫した戦いが見れます。最後に至る展開も熱くなれる良い感じでChapter.2へと進みます。

ただし、駄目な部分もいくつもあります。
まず、防衛戦の合間に時間が空いたりすると館内をうろつく事ができるのですが、この時のキャラのセリフが辻褄の合わないものが多いです。ついさっきまで見張りをしていたのにもう別の部屋にいたりします。その上緊張感が全然無いです。戦闘時には緊張感を持ってやっているので良いんですが、終わったとたんに緊張感がなくなるのはどうしたものかと・・・。力を抜くのも良いですが、必要最低限の緊張感を持って欲しいです。

そして何よりイマイチなのはヒロインが森崎七央1人に固定されていることです。別に固定ヒロインが悪いというわけではないんですが、会話シーンでは序盤から他のヒロインたちともフラグが立ったかのようなセリフがかなりあるので、固定ヒロインだと知るとそれらの場面がとたんに薄っぺらく感じます。どんなに好意的になっても無駄なんだよなって感じです。

次にChapter.2ですが、1の主人公だった相澤秀平の弟涼太が主人公になるんですが、この涼太がかなり情けないです。秀平が立派過ぎたせいか余計にそのへタレが目立ちます。この第2部では本格的に脱出するのですが、やっぱり脱出の場面だけ見ればそれなりに良いです。森本さんの活躍が異様に目立つ、涼太の数倍目立つのが特徴ですが・・・。

問題はその前です。Chapter.2では七央、ななみ以外の永瀬沙子、新田亜希、ユウ=ヤマナミが攻略できるんですが、はっきり言って無理有り過ぎです。沙子はまだ自然と言えない事は無いんですが、亜希とユウは無理すぎて見てられません。あまりに無理矢理なシナリオにマジで泣けてきます。こんなことならChapter.2でも永瀬沙子固定にしてくれたほうが全然良いです。そもそもあんな短い時間に秀平に惚れるのはありえるとしても、涼太に惚れることはまずありえません。亜希なんて出会って3日(確かそれぐらい)でHに突入しています。しかも自分から・・・。どんな痴女ですか?

Chapter.3は解決編です。ななみが主人公になります。この解決編は良い感じだったといえます。Chapter.2のいまいち感を十分に回復できるでしょう。良太が消えて秀平が復活しますしね。
その後EDになるんですが、ここでChapter.2で誰を攻略したかでEDの絵が微妙に変わるという事態が起きます。もう本当に微妙で、CGコンプをさせ難くする為の嫌がらせかと思えるくらいです。

終わってみるとなんだかんだ言ってきれいに終わっていたので不快感はありません。設定やシナリオ中の謎はよかったと思うのでChapter.2のいまいちな部分、ぶっちゃけ主人公を秀平だけ、もしくはChapter.2の主人公を七央にして、涼太や他のキャラは完全にサブキャラにしとけばもっと良い作品になったんじゃないかと思います。そのほうがシナリオの流れが自然になりますし・・・。Chapter.1が秀平、Chapter.2が七央、Chapter.3がななみ、うん、良い感じだ。
キャラ 6

シナリオの欄で異様に長く語ってしまったのでここは短く済ませたいです。まあ、そもそも語ることもあまり無いんですが・・・。1人1人のイベントが少なすぎ・・・。唯一愛着が持てたのは森本さんくらいです。Chapter.1が終わった時点の評価は高かったんですが、Chapter.2で良太と結ばれたキャラが軒並み評価が落ちるという現象が起こったために・・・。

森崎七央

メインヒロイン。シナリオ中本人も知らずに一児の母になっていたという娘。バスト90は伊達じゃありません。作品全体のメインヒロインとして一番良いポジションにいます。さすがに唯一秀平と結ばれることができる娘です。幼馴染にありがちなのんびりとした女性ですが、さすがに軍に属しているだけはあって、いざという時はしっかりしています。性格はなんか教科書みたいなキャラなんで個性が余りありません。しかし、秀平との幼馴染独特のシナリオは素直に良かったです。

永瀬沙子

もったいないキャラです。性格とか結構好みなんですが・・・。
Chapter.1での廊下でのイベントとか良い感じだったんですけど・・・。

新田亜希

もったいないキャラです。ツインテールとか可愛いんですが・・・。非常に頭が良い人物としての印象を固めていたんですが、Hシーンでただのバカの印象しかなくなってしまいました。

ユウ=ヤマナミ

もったいないキャラです。秘密の傭兵とか言う時点でかなり良い感じなのですが・・・。
Chapter.1では非常にかっこよかったんですが、Chapter.2では・・・。

セラリア=マーカライト

98のバストを持つ女。まあそれだけ・・・。自分では頭良さそうな感じでいるけど、客観的に見たら結構バカです。

稲月ななみ

第3の主人公。Chapter.1、Chapter.2と驚くほど活躍していなく、正直何のために出てきたのか分かりませんでした。
しかし、Chapter.3では大活躍、そして意外すぎるななみ出生の秘密。ちょっと都合が良すぎるんじゃないかということはおいといて・・・。可愛いです。幼いゆえに緊張感が無くても癇に障らないというのが大きいです。Hシーンは残念ながらありませんが、まあしょうがないでしょう。無理でしょうし。EDの秀平とのツーショットとか気に入りました。七央を含めてかなり良い感じの3人です。秀平とななみがはしゃいでて、七央が後ろから見守っているとかそんな風景が浮かびます。

新田和彦

初登場時ではライバル系のキザキャラかなとか思ってたんですが、Chapter.1では秀平に比べたら大人と子供、Chapter.2では妹に活躍する場をほぼ全て取られたせいで、なんとも微妙な位置づけのキャラになりました。まあ、こういうへタレっぽいやつは好きなので大歓迎ですけどね。欲を言えばもうちょっと頑張って欲しかった・・・。初っ端に偉そうにしているヤツをビクビクさせてやろうと連れて行ったら全滅した人は多いんじゃないかと・・・。

森本茂道

ダンディなおじ様。登場している時間はかなり短いんですが、印象度はかなり高いです。具体的に言うと、秀平、七央、ななみと物語の核のキャラの次くらいに印象に残っています。かっこいいです。

ゲイル=ランティス

おいおいおい、もう少し活躍しろや!!!
主人公 相澤秀平 相澤涼太 7

まず、秀平の方ですが、上で散々語ったような気がしますが、かなり好感の持てる良いキャラになっています。士官学校を二年飛び級しちゃうくらいのエリートで、頭の回転はかなり速い、その上行動力、統率力、その他のスキルも文句なし。しかし、性格は至って陽気、普段はイタズラ坊主っぽい雰囲気で場を明るくしてくれます。

次に問題の涼太ですが、はっきりいってへタレです。凄いピンチの時もヘラヘラ笑ってるだけの場違いな男。行動力なし、頭割悪し、運動能力並、コンピュータすら扱えない、優柔不断、良いところとかを捜そうにも捜せられない奴です。一応Chapter.2では活躍しているように見えますが、実際はただ単に秀平が考えた作戦を実行しているだけ、だからイレギュラーが出るととたんに弱くなる。「兄貴の代わりに〜」とか自分の能力を知らないにもほどがあります。この手のキャラはいざという時はかなり凄かったりするんですが、そんなこともないですし・・・。こいつがもっともっとしっかりしていたら沙子、亜希、ユウの3人がもっと良く見えたのですけど・・・。

ちなみに、秀平が9点、涼太が5点で平均7点です。
絵 8

相変わらず鈴平ひろさんの描くキャラはかっこいいです。正直このゲームは絵のよさで成り立っているといっても過言ではありません。キャラの立ち絵やイベント絵なんかは良く欠けていると思いますが、ちょっと背景はいまいちかな〜と思いました。いや、十分にレベルは高いんですけどあんまり宇宙っぽさが出てなかった気がします。
音楽 8

絵に引き続き、音楽も相変わらず良い感じです。ほのぼのとした部分と緊迫した場面とを見事に表していました。音楽が無ければSoul Linkの世界観が全くといって良いほど伝わらなかったかもしれません。OP、EDも共にレベルの高いかっこいい歌でした。ただ、良い感じは良い感じなのですがあんまり印象には残らないです。
エロ 4

薄い、薄くない以前にHに入るタイミングとかシチュエーションとかが駄目過ぎ。一応陵辱シーンもありますがたいしたこと無いです。一番エロかったのがそのセシリアの陵辱?シーンだったり・・・。
総合 71

前作SHUFLEE、そして今回のSoul Linkと来て自分の中のNavel株は大暴落中です。
もったいない作品でした。Chapter.2が七央が主人公だったら確実に80点越えしてましたね・・・ゴメン、言い過ぎた。
王雀孫さんの復帰を切望します。王雀孫と西又葵さんのそれ散るコンビを・・・。

余談ですが、発売して直ぐのSoul Linkの価格低下にちょっと泣けてきました。

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