SHUFFLE!


色めく花、咲き誇る夏へ―――



総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
71 6 7 9 8 6 6 ネリネ

シナリオ 6

これでもかっていうほど薄いです。初回でも4時間ぐらい、2回目以降では2時間ちょっとで終わります。流れとしては萌えゲーらしく、ほのぼのとした日常→問題発生→解決→ENDとなっているのですが、全てにおいて不足しています。

まず序盤から中盤ですが、主人公が好きでたまらないヒロインたちとドタバタな日々を送るのは良いんですが、話が結構飛び飛びです。イベントが起こってたと思ったらあっという間に次の場面になっています。主人公の方もはっきり言って無個性に近いので、余計日常会話の質が落ちています。テンポが悪いことこの上ないです。まあ、それでもヒロインたち、というより西又葵さんと鈴平ひろさんの描くヒロインたちはとても可愛いので楽しめることは楽しめます。

次に終盤からENDまでですが、ここはかなり酷いです。正直いらないと思います。なぜならその問題が設定だけで見ると無駄に重かったりするのです。その上解決までもあっという間に終わったりするので、不快感だけ残ります。

それ散るのようなゲームを求めていると痛い目にあうこと間違いなしです。実際自分はあいました。
キャラ 7

キャラの個性が一番立っているのが神王・魔王の父親コンビだったりします。他に気になったのは専用シナリオに入ると他のキャラがあまり会話に出てこなくなることです。楓ルートとかは入るとシアとネリネはEDまで出てこなくなります。

リシアンサス

まんまそれ散るの希望です。性格、容姿、声、何から何まで希望そのものです。ただチャームポイントであったポニーテールが無いので、本家より大幅パワーダウンしています。ガンダムとジムくらいの性能差があります。
他にも希望の特徴であった嫉妬、ちょっとしたツンデレ、からかってくる気さくな友達という魅力がすべてなくなっています。
ただ、相変わらず素晴らしい西又葵さんと佐々留美子さんの声のおかげで可愛いことは可愛いです。
シナリオの方は良くわかんないですがまあ良いでしょう。というか深く考えても意味ないです。個人的には希望と被って見えちゃうシアより、悪戯っ娘ぽい裏シアのほうが断然好きですね。あのイタズラっぽい顔が好き。

ネリネ

2大プリンセスの1人、どうしても希望とかぶるシアよりはキャラが立っています。普段も可愛いし、主人公バカにされて体育館吹っ飛ばすとかも良い感じですし、スクミズとかまで披露してくれて可愛さだけで言ったら一番です。
ただやっぱりシナリオが・・・いや、ネリネのシナリオはSHUFLEEの中では1、2を争えるほど良い出来になっています。EDでも専用曲(ネリネが歌っている)も用意してあるし、そこに至るまでもあまり違和感が無く進んでいけるのですが、どうもいまいち感が拭えません。それはネリネが主人公を好きになった理由は簡単にたとえて言うと前世で好きだったから好きになった(ちょ〜と違うかもしれませんが似たようなものです)見たいな感じになっているからです。
まあ、そこら辺はあまり気にしてはいけないゲームだって言うのは分かっているんですけどねぇ。

芙蓉楓

見た目、声、健気さは小町ですが、性格は小町の方が数百倍、いや数千倍良いです。
正直自分は楓のこと好きではありません。嫌いというほどでもありませんが・・・。怖いです。健気に尽くしてくれるんですが、この健気が他のキャラを攻略中ではうざったいことこの上ない。主婦しすぎ。帰りに買い物に付き合うのも駄目とか言われるとこっちとしては拒否反応がでます。やりすぎでしょう。萎えます。気持ち悪いくらいです。
シナリオ中でも終始こんな感じなので、どうしても好感が持てません。もっと楓との甘甘な日々をすごしたいのにそれを許してくれません。やっている途中でむかついてくるでしょう。あまりに自己を見せない楓に・・・。終盤その訳がはっきりとするんですが、驚くほどあっさり流されます。あんまり長続きするのもどうかと思いますが、短すぎる方がむしろ問題です。しかも無駄の重かったし・・・。ホントもったいないキャラです。あの自己犠牲の性格をもう少しやわらかくしてくれたら・・・。

時雨亜紗

活発な先輩です。開始時点では主人公のことが気になっているが好きと言う訳ではないくらいの関係です。主人公に惚れまくっている3人と比べると凄く新鮮に感じます。笑顔が可愛い先輩です。
このシナリオはやっていて素直に楽しめまし、活発で明るい亜沙先輩はとても気に入りました。一番綺麗に恋愛していると思えましたね。シナリオ途中で起こった問題も設定の甘さに目を瞑れば、展開としては良い感じでした。ただ、中盤までは良かったんですが、最後があっさりしすぎた感じもあります。まあ一番まとまっていたシナリオではあったでしょう。
あと、どうしても突っ込みたいのが亜紗先輩のお母さん。あれはちょっと・・・突っ込みどころがありすぎです。
もう1つ思い出したのはシナリオ途中で楓シナリオのネタばれしています。しかもちょっとしたネタばれではなく、全てを明かしてしまっています。このせいでよけい楓シナリオの質が落ちてしまうんですが・・・。

プリムラ

ロリで無口かと思いきや、後半は「お兄ちゃん」といって慕ってくれます。自分は性格が極端に変わってしまう系のキャラは少し苦手なんですが、ここまで可愛ければ言うことなしです。とにかく一つ一つが可愛いです。無口の時のちょっとした仕草やお兄ちゃんと甘えてくる様子なんかものすごく癒されますし、終盤では健気な良い子になってくれて2倍お得です。
このシナリオも途中までは良い感じだったんですぅが、最後が尻りきれトンボのように終わってしまったのが非常に残念です。ある意味きれいに終わっていたとも言えますが・・・。まあでも最後の最後で理由は良く分かりませんが、凛とプリムラがまた抱き合えるようになったところはちょっとウルッときました。

麻弓=タイム

それ散るの愚行再び!何で攻略できないんだよ〜。キャラとしては非常に良い感じです。貧乳なのを逆に開き直って武器にしようとしているのが泣けてきます。オッドアイ(左右の目が違うこと)なのもポイント高いです。純粋な魔界人と人間のハーフである麻弓は、魔界に飛ばされたって言う親も含めればかなりの複雑な設定であるはずですから話としては絶対に作りやすいはずなんですよ! それをいったいなんですか、凛君に好意を抱いていないキャラはヒロインになれないとも、それとも後のコンシューマ化に備えて温存でもしてたんですか? ※追記、その通りでした。

カレハ

だからなんで攻略できない・・・? あまりにも惜しいキャラです。あのほのぼのとした感じがたまらなく良いです。正直亜沙先輩より好きです。それだけに攻略できないのが本当に悔しい。凛に好意を持っているようですし。何でこういうことをするんでしょうかね〜。たとえ短くても良いから専用のルートを用意して欲しかったです。麻弓もそうですが、序盤こそ良く出てくるのに終盤はほとんどでなくなります。本当にもったいない・・・。

神王・魔王

濃いです!!!あまりに濃すぎて娘たちのキャラが食われています。いろいろと突っ込みたいところがあるんですが、あえてやめます。いっぱいありすぎて何から突っ込んで良いか分かりません。
主人公 土見凛 6

とんでもない可愛い娘から求愛されまくっているなんともうらやましい奴。光源氏3世(ちなみに2世はそれ散るの和人)。
正直なんでもてるかというと、光源氏計画をしたからとしか良いようが無いです。個性薄すぎ。特徴なさ過ぎ。あえて言うならもてること、それ散るの舞人と比べると月とすっぽんの個性しかないです(舞人が濃すぎるというのは置いといて)。
絵 9

絵の質については文句なしです。西又葵さん、鈴平ひろさん共に好きな原画さんなので大満足です。特に西又葵さんは自分の一番好きな原画さんなので、もうこの人が描いているというだけで良いです。
ただ、イベント絵が欲しいところに無いというのが結構あったのが残念です。凛を突き落とす楓とかの絵があったら楓シナリオの厚みがかなり増していたこと間違いないですし・・・。質が高いだけあってなおさら残念です。
音楽 8

レベルは非常に高いです。ただそれ散るからの流用が多いのが気になりました。結構そっくりな曲があります。
OP、ED共に普通に良い曲でしたが、ちょっと印象には残りにくいです。悪く言えば地味というか・・・。
エロ 6

別にエロくは無いんですが、シチュエーションとコスチューム?のおかげでエロく見えました。
総合 71

それ散ると同じようなものを求めているとがっかりします。
正直SHUFLEEなんかよりそれ散るの続編作って欲しい気分でいっぱいです。結構酷評してますが、ゲームの出来はそれほど悪くはありません。シナリオのいまいちなところを絵と音楽でカバーしていて、総じて見ると普通の萌えゲーです。
やっぱり自分の期待度が大きすぎたのかもしれません。それ散るレベルのものは簡単に作れはしないと言う事でしょう。

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