さかあがりハリケーン


――ふり返っても、元気になる。

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総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
79 7 9 8 7 6 8 深咲涼

シナリオ 7

いきなりどうでもいい話ですが、さかあがりって最初は鉄棒の逆上がりだと思ってましたが、坂上がりだったんですね。

極めて普通の学園物。主人公が周りのみんなと「面白くする」という思考の元にバカやったりします。学園物として普通のゲームで、何か特別な大事件とかがあるわけでは無いですが、プレイし終わって暖かい気持ちになれます。取り扱っているテーマとかも、大作と言えるほどの大きなものでは無いですし、話も短い方ですが、短いながらもきちんとまとまっているのがいい感じですね。ものすごく普通だけど面白い学園物語って感じです。キャラもみんな可愛くて萌えますし、こういういい意味で小さくまとまっているゲームっていうのは癒されます。 後味がかなりいいです。

シナリオは学園祭を開催するまでに奮闘する第1部と、個別ルートの第2部があります。1部では最初の学園祭を開催する理由が無理矢理な感じもしましたが、次々にわき起こってくる困難を、くじけそうになりながらも越えていく主人公が見ていていい感じでした。最後のみんなの協力で遂に学園祭開催が決まったシーンとかすごく気持ちが良かったです。キャラの扱い方がうまいですね。適材適所ってかんじです。キャラ自体の魅力も高いので萌えまくりですし、笑いの面でもちょくちょく小ネタを挟んだりと、結構笑わされました。全身ギャグのヤスの活躍がかなり光っています。

個別ルートである2部も短いながらもきちんとまとまっていて、細かな部分で気になるところは結構ありましたが(主人公と親たちの年齢とか、少なくても主人公と奈都希が同い年っていうのは・・・)、素直にいい話だと感じられるような後味良く終わっているのが良い感じですね。感動して思わず涙ぐんでしまうようなシーンもありましたし、面白かったです。
キャラ 9

綾瀬奈都希

典型的なツンデレツインテールキャラ。最初見た時はランドセルでも背負っているのかと思いきや、実際やってみると全然ロリでは無いです。いつも突っ走っては失敗する系のツンデレ、百面相が面白おかしく萌えまくり、見ているだけで楽しくなってきます。ツンデレとしてはオーソドックスながらもかなりの高レベルで、ツン〜デレに変わる経緯も良く書けていると思われます。ここまで素直に萌えられたツンデレはなかなかいません。正直最初は他のキャラに食われいて、いまいちな感じもしましたが、共通ルートの中盤以降で徐々にデレが見え始めると出番も増えて一気に可愛くなり、共通の終盤の山場では、完全にメインヒロイン化します。シナリオもメインっぽくよくできていましたし、良いツンデレでした。デレ状態での甘えっぷりは尋常じゃない破壊力があります。息をするのを忘れるくらい萌えまくりのデレ具合でした。

守永ゆかり

正直序盤はウザいくらいの過剰な主人公への対応で嫌になり、中盤以降は出番が極端に減って行ったりといまいちな感じで進んで行きました。しかし個別ルートに入って学園以外の描写が増えてくると、公私の"私"の部分が非常に可愛く、主人公との幼馴染ならではの関係も心地が良かったです。こちらも典型的なツンデレです。Hシーンの時とかかなり可愛かったです。シナリオは事前に涼ルートをプレイしていない場合は何が何だか分からないと思いますが、プレイしていた場合はかなりの感動を味わえます。あの場面は展開はわかってはいましたが、それでもグッと来ましたねぇ。

深咲涼

共通ルートの終盤の展開を見ると奈都希がメインヒロインっぽいですが、序盤の展開と全体を見ると涼がメインヒロインっぽいです。この涼ですが、ハッキリ言ってかなり魅力的です。可愛くてかっこよくて萌えるのはもちろんのこと、シナリオでも主人公達の参謀役として大活躍、とにかく魅力的なキャラになっています。初登場の時の明るい感じから一転してクールな感じに、主人公と同様に自分も涼の言動に目が離せなくなりました。クールにふるまいながらも、主人公達のことが気になってつい口を挟んでしまう姿が可愛いです。口を挟んだ後に赤くなって照れたりする姿もグッド。シナリオは一番出来が良かったと思います。普通に感動できましたし、何よりも恋仲になった後の涼があまりにも可愛すぎます。あのはっちゃけた姿には萌え萌えですね。ゆかりルートのラストもそうですが、本来の涼は本当に素晴らしい性格しています。Hにも積極的になってますし、出来ることならもっともっと涼とラブラブしたかったです。

大澤柚

ここまで普通の女の子っぽいキャラは珍しいですね。特徴は噛み噛み言葉とツインテール。通称ゆじゅでしゅ。基本的に癖が強いヒロインたちの中で、大人しめのゆじゅは一種の清涼剤になっています。序盤から主人公への好意が見えまくりで、普段は他の人へあまり自分から主張をしないタイプですが、主人公に関してはきちんとやきもちやいたりと、他の人にも積極敵に主張してきます。そんな様子がとてつもなく萌えるんですよねぇ。焼きもちやいている顔がマジで萌えます。シナリオは(主人公の事を除くと)自己主張の少ない柚が一歩を踏み出すお話。お話としてはあまり盛り上がらなくていまいちな感じもしますが、これはこれで学園生活っぽさが出ていていいと思います。萌えは十分以上ありますしね。

楠ハル

ハイテンションガール。主人公をダーリンと呼び、初っ端から好意を包み隠さずぶつけてきます。OPのフェイントにはビックリしました。とにかく明るく元気な女の子。いつもハイテンションに突っ走ります。ただそれだけにはとどまらす、きちんと気遣いもできれば、世話焼き好きの一面もあり、何気にかなりのハイスペックだったりします。こういう真っすぐに主人公へと好意を伝えてくるキャラっていうのは、見ていてかなり気持ちいいです。奈都希に負けず劣らずの百面相も可愛いです。 シナリオは扱っているテーマは重い感じですが、ハルのテンションの高さのおかげで暗い感じには全くなりません。展開は正直微妙なところもありましたが、ラストのエピローグではマジで感動できましたし、よく出来ていると思います。

ヤス

偉大なるバカキャラ。ホントにバカキャラとしか言いようがないバカキャラです。犯人はヤス。ゲームを盛り上げるのにかなり役立っており、笑い面で縦横無尽の大活躍を見せます。こういうバカキャラ大好きです。ホントいいキャラでした。
主人公 皆川巧 8

明らかに公式のストーリー紹介とか、序盤のゆかりのウザいくらいの主人公への警戒心でハードルを上げてしまった感じです。実際は普段は馬鹿時々エロだが、やる時はやる熱血型、困難にぶち当たってもくじけそうになっても立ち上がってヒロインのために行動する萌えゲーお手本のような主人公になっています。ただ、変にハードルあげたせいで、行動力はあるが、決して万能では無い部分がマイナスになってたりもしてますね。自分も最初は思ったよりも活躍できてない主人公にがっかりしましたが、やっているうちに困難に立ち向かう主人公が好きになって行きました。普通にいい主人公です。
絵 8

ねこにゃんさんの絵は大好きなので無問題。立ち絵はかなりバリエーション豊富で面白いですし(特に奈都希やハルの表情はすごいです)、イベント絵も枚数はシナリオの長さ考えたら普通だと思いますし、絵自体のレベル高いです。
音楽 7

普通でした。いや、自分でももう少し言いようが無いかなぁとは思うんですが、今回はOP曲、ED曲含めてホントに普通な感じです。聴き心地はよかったですが、特に印象に残る曲もなかったなぁと言うのが率直な感想です。
エロ 6

回数は各2回、尺は短めで質は普通ってかんじです。まあ、萌えゲーのエロシーンとしては至って普通の出来ですね。
総合 79

個人的にはかなり気に入っています。萌ゲーとしてかなりいい感じですね。萌えに笑いに感動にと、色々バランスよくつまっています。全クリした後にやってよかったなぁと暖かい気持ちになれる良作でしたね。



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