ランス・クエスト

世界は救わない　正統派RPG

総合	シナリオ	キャラ	絵	音楽	エロ	主人公	ゲーム性	NO.1キャラ
73	6	8	7	7	5	8	8	ランス

シナリオ　5

ランスがいつも通り暴れて、パステルがアホ可愛くなって、リセットがとにかく可愛かった。次回もお楽しみに！！

流石に↑の一言で済ますのはアレですが、これが全てだったりもします。お祭り要素が高いってことは聞いていましたが、実際今までのキャラのFDみたいな感じで、キャラの会話イベントがメインで、ランスと各ヒロインとの会話は面白いですが、本筋はあんまり進んでないですねぇ。ヘルマン攻めてきてやっと燃えてきたと思ったら次がラストクエストだった時は驚きました。結局呪いの件も次回に保留になりましたし、拍子抜けした感がかなりありますね。エピローグや、ED時の後日談で細かい伏線や今後の展開を無理矢理描きつつ、さらっと壮絶な伏線バラまいていたりして、次回作への期待が否応が無く高まってしまったおあずけ感も半端なかったです。まあ、何が言いたいかというとリセット可愛いということです。

キャラ　8

ほとんどのキャラが仲間になった時くらいしかイベントが無いんで、新規キャラ＋好きなキャラだけ感想です。

サチコ・センターズ
今作のメインヒロインかと思いきや・・・・・・え～となんだろう？出番は一番多いのでサブって訳ではないですし、メイン被害者？かなみ並の見事なヤラレ役でランスの勢いに押されっぱなし、普通の女学生らしく異次元の世界についていけなくてオロオロしている様子が可愛らしいです。フェイスウィンドウの百面相が印象深いです。

鈴女
相も変わらずランスとの絶妙な会話シーンが面白すぎる。打てば響くとはこのことかというくらいに息ピッタリです。ランスの勢いにのまれずに自分のペースで会話できるキャラって実際ほぼ皆無なんで新鮮なんですよねぇ。次回作以降の出演の可能性がほ無さそうなのは非常に残念ですが、その分は同じ忍者のかなみに頑張ってもらいたいところです。

パステル・カラー
初登場時はかなりの威圧感と恐怖があったんですが、リセットが生まれてからは親バカというか、ぶっちゃけアホの娘になります。思うように行かなくて、ビエエエエと大泣きしてリセットに慰められる様子は涙を誘いますね。そのアホの娘っぷりはとどまることを知らず、ラストクエストではもう見てられないくらいに・・・。まあ、可愛くて良いと思いますけどねぇ。

リセット・カラー
このゲームはかなりぶっちゃけて言うと、リセットが可愛くて可愛くてとにかく可愛いの一言で言いあらわせると言っても過言ではないですね。いや、もう何だろうねこの生き物。何でこんなに可愛いんですかねぇ。ランスに懐いて後をついてきたり、足にピタッと張り付いたり、がはは笑いを真似したり、パステルを慰めたり、何から何まで可愛いです。

アルカネーゼ・ライズ
仲間になってからやけに可愛くなるキャラ。ランスをアニキと慕う様子がすごく良かったです。顔絵に可愛いのが多い。

クルックー・モフス
つかみどころのないキャラ。任務だか何だか知らないが色々やらかしてくれます。次回作では敵になりそうな予感？

イージス・カラー
パッケージではランスの隣に位置しており、かなりの重要キャラっぽいですが、改めて考えると仲間に加わってからはパステルやリセットのインパクトが強く、影がかなり薄くなってほとんど印象に残っていないです。

上杉謙信
前作一番の人気キャラだけあってイベント多めで戦闘も強く、かなり優遇されていますね。いつも何かを食べていて、ランスの前では恋する乙女全開で真っ赤になる様子は前作から引き続きとんでもない威力の萌え力を持っています。

上杉勝子虎子
前作ではモブキャラも同然でしたが、今作では大幅に出番が増え、見事な凸凹コンビとして大活躍します。こんな面白いキャラだったとは思いもしなかったですね。くだらないことで言い争う2人はほんと面白い。特に良かったのは虎子、勝子に言いまかされて泣き顔になる虎子はホント可愛い。仲間になる時のイベントが面白すぎたので、最前線で使ってました。

チルディ・シャープ
自分が強くなるために、ランスに抱かれてモルルンの呪いで強くなろうとする打算的なキャラ。こういう裏があるキャラ嫌いじゃないです。というか大好きです。ふくれっ面がすごく可愛い。経験才能という経験値アップのスキルを持っているので育てやすく、自分は加入から最後までレギュラーとして使ってました。

コパンドン・ドット
こいつ本当にコパンドンか?!!と驚くくらいに可愛くなっています。いや、ホントまさかコパにこんなに萌えるとは思いもしなかったです。ランスへの想いの強さゆえに自分の年齢を気にし過ぎて悩みに悩んだりする様子がいじらしくて切なくてすげー可愛いです。表情も若々しくなっていますし、正直いちばん萌えたキャラかもしれないです。

見当かなみ
自分がシリーズ通して一番好きなキャラだったりします。今作でもヤラレっぷりは板に付き過ぎて離れなくなっており、サトラレ忍者でのダメっぷりは思わず目に涙がたまりそうなくらいです。ただ、今作ではやっと一流忍者への一歩を踏み出し、戦闘でも普通に使えたりします。まあ、それでもダメオーラが出ているのがかなみだったりするんですけどね。

主人公　ランス　8

がはははははのいつも通りのランスです。今作で遂に子持ちになりました（正確には戦国ランスでなってるけど）。いつもは自由奔放傍若無人なランスが、リセットの前ではうまく言いくるめられたり、親バカ全開だったりするのが微笑ましくていい感じでした。他にはラストのシイルを助けられなくて自暴自棄になったり、そうかと思えばヘルマンに希望があると知らされ意気揚々と向かうところが印象的。このあたりが言動は完全に鬼畜だけど嫌な気になれないランスの魅力ですね。

※追記　そういえばランスの子供にはすでにダークランスがいましたね。存在感薄い上に弱かったので忘れてました。その後の今作でも登場したドＭのエミや、ムシ使いのドルバンとかは名前まで覚えてたのになぁ。

絵　7

普通に良く出来ていますね。今作ではキャラのフェイスウインドウが凝っているのが印象的。メインのサチコ、鈴女、アルカネーゼあたりは面白可愛い顔絵が多くて見ているだけでも楽しくなってきます。反面イベント絵はちょっと枚数少ないかなぁと思いました。Hシーン以外ほぼ皆無。ランスに至ってはエロ以外のイベント絵が一切なかったりします。せめてヘルマンが攻めてきたこのゲーム一番の燃えどころにくらい豪華なイベント絵が欲しかったところ。

音楽　7

一つ一つの出来は悪いわけではないんですが、イマイチ印象に残る曲が無かったなぁという感じ。まあ、一番燃えるいつものテーマ曲が流れる場面がほとんどなかったっていうのも有りますしねぇ。あと我が栄光のインパクトは相変わらず。

エロ　5

質と尺は言わずもがな、正直薄いです。数も新キャラとメインクエスト？で仲間になるキャラぐらいしかHシーンが無いんで、数は多いんですが、登場キャラ数を考えると少なく感じます。珍しくカスタム４人組が揃ったのに、一人もHシーンがあるキャラがいませんですし、ウルザ他６のアイスフレーム組も人数は多いが一人もHシーン無し。全員は無理にしても、人気キャラの志津香やウルザにはHシーンがほしかったです。どうせ薄くてもそれはそれ、これはこれ。

ゲーム性　8

ランスが数多くのクエストを受けてダンジョンを探索する至ってシンプルなRPGです。特徴的なのは全ての行動に使用回数が有ることですね。ランスⅥのスキルVerと言ったところです。どんな強いキャラでも連続戦闘は難しくなっており、ダンジョン内でキャラの入替をしながら進むことになります。これがなかなか良く出来ており、ザコ用、ボス用とキャラをうまく運搬していくのが面白いです。レベルを上げるごとに得られるスキルポイントを使ったキャラ育成や、ランクエシステムの目玉のモルルンによるキャラ強化など、キャラを育てる楽しみもあり、やりごたえ満載のゲームになっています。

さて、ここからは悪い点ですが、まずダンジョンが狭くてエンカウント率が高すぎること。自分はRPGのダンジョン探索とかすごく好きなんですが、このゲームはエンカウント率がかなり高く、にもかかわらず上記の回数制限があるので、余計な道を進むとボスまでたどり着けない確率がかなり高く、ダンジョンを探索する楽しみが苦しみになっています。

次にモルルンが出来るタイミング。このゲームのシステムの目玉の一つのはずですが、普通にゲームを進めればモルルンが出来るタイミングはかなり終盤で、正直モルルンしないで普通にレベル上げた方がクリアするだけなら楽だったりします。まあ、そうすると見れないイベントがかなり出るんでモルルンして育成しなおすしか無かったりするんですよねぇ。このあたりのバランスをもうちょっとどうにかして欲しかったです。折角の面白そうな育成システムなのに残念です。

あと、キャラが多い割にはキャラごとの特性が少ない等、他にも色々あるんですが、自分が個人的に一番嫌だったのはレベルアップの回数制限。このゲームは１戦闘につき１レベルしか上がらないという制限があり、どんなに多くの経験値を得たとしても、レベル１のキャラは１戦闘ではレベル２になるだけだったりします。これがかなりのストレスで、この変な制限のせいでRPGで高レベルキャラを楯に低レベルキャラを簡単にレベルアップさせる楽しみがなくなっており、モルルンの育成がどんどん面倒くさくなったりします。レベル１からのレベル上げを強要するシステムでこの制限は致命的です。

という文を書いたら公式パッチＶｅｒ．１．１００で改訂されて１回の戦闘で複数回レベルアップできるようになったみたいですね。他にも槌が強すぎたのか大分弱体化しているみたいですし、育成方針がかなり変わりそうです。それにしても大帝国の時もそうでしたが、クリアとパッチ配布がいつも同時になっているなぁ・・・。間が悪いというかなんというか。

総合　73

中毒性高くかなり楽しめましたが、シナリオのあっけなさ、レベル上げのだるさ等、後半の失速が残念でしたねぇ。傑作ランスⅥと似たようなシステムでどうしても比べてしまって微妙に感じたというのも少なからずありそうです。色々言いたいこともありますが、それでもクリアまで飽きずに夢中にプレイできるゲームっていうのはすごいと思います。

まあ、何はともわれリセットの可愛さはガチ。マジでかわいいです。がはは顔は思わず抱きしめたくなります。

ちなみにEDの時に出てくる使用したキャラBEST5はランス、サチコ、チルディ、アルカネーゼ、鈴女でした。

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