戦女神ZERO


今、裁きの剣は愛しき者の胸もとへ・・・・・・。



総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
90 9 9 8 9 8 10 9 シャマーラ

このゲームのネタばれはなるべくしないつもりですが、戦女神、戦女神Uの方はネタばれ全開フルタ―ボで書いているので、未プレイの人は注意してください。


シナリオ 9

鬱シナリオです。このゲームでは戦女神をやっていればわかりますが、最終的には主人公のセリカは剣になっているハイシェラを除いて全ての仲間と記憶を失って漂うことになるということが決まっています(一応レクシュミとかいるけど)。章ごとにどんどん鬱になっていく展開に心が張り裂けそうです。特に1部の最後の3章、2部の最後の5章の終りはマジで泣きたくなります。ものすごい勢いで人がバンバン死んでいきますね。特に初期のバリハルト神殿の関係者はひどいことになってます・・・。その死に方もメインで活躍したキャラはまだきちんとした死に様ですが、準メインぐらいになると、ただただ淡々と死んでいったりします。その様子がひたすら死を突き付けられているという感じになっていてまた・・・。

ストーリー自体は戦女神Uのラストで語られた展開とあまり差異はないです。割と分かりやすい展開になっているのですが、内容や世界観の設定は思わず感心してしまうくらいよく出来ているので、プレイ中はずっと夢中になって読んでいました。まあ、この世界観に初めて触れる人は戸惑うこと間違いなしですが、自分は目が離せない展開の連続にいちいち興奮したり、鬱ったりしていましたね。終盤のシャマーラと別れた後辺りからはちょっと展開的に無理やりかなぁって感じもしましたが、まあそこら辺はEPISODE-4に期待ってところです。最後にちょびっとエクリアも出てきましたしね。

シナリオにはあんまり期待はしていなかったのですが、ものすごく面白かったです。主人公のセリカも前作ではちょっととっつきにくい部分もありましたが、今作をやることによって感情移入度が桁違いにUP!!、どんなに傷ついても、記憶を失っていても、サティアとの約束を守るために戦い続ける姿には感動を覚えます。ラストの約束のおまじないのシーンはすごく良かったです。何時の日かサティアと再会できるエピソードが出たらいいなぁと強く思います。
キャラ 9

サティア・セイルーン

今作の、というよりは戦女神シリーズのメインヒロインと呼んでもいい存在。第1部でしか出番はないんですが、ずっとセリカの心に居続けます。あの帽子が個人的にはツボに入りました。Hシーンでの帽子を押さえている様子が可愛すぎます。ただ正直悲劇が待っていることが分かり切っていたので、あんまり萌えるとかそういう感じにはなりにくかったです。それでも最終的にはものすごく愛しい存在に思えるようになったりと、このゲームのシナリオのレベルの高さがよく分かります。戦闘では1部の回復と召喚担当、パズモ・ネメシスとのダブル戦意喪失攻撃は雑魚戦で大活躍してくれました。

カヤ

元気なお姉ちゃん。とりあえずあの神官服はエロすぎです。下着にエプロン羽織っただけみたいな衣装に興奮を隠せません。前から思ってたけど、この世界の神様は変人に普通に力与えたりと、変態が多いよなぁ・・・。最初はすごくいいお姉ちゃんだったのに中盤ヤンデレ化に・・・と思ったりもしましたが、すごくいいお姉ちゃんでした。5章のラストは今作でもトップクラスに鬱で悲しくなる場面ですね。セリカの絶望が伝わってきてとても切なくなりました。それ以降の第4部でも記憶を失って名前も思い出せなくなってはいるのに、ところどころで明るい姉の姿がフラッシュバックして切ない気分にさせてくれます。それにしてもあの服はエロいなぁ・・・。Hシーンもゲーム中一番エロかったと思われます。

魔神ハイシェラ

メインヒロインその2&もう一人の主人公です。そのかっこいい姿には惚れました。1部、2部ではほとんど出番がないんですが、3部では本領発揮、圧倒的な強者でありながら、自分の部下は大事にする見事な支配者っぷりを見せてくれます。最終的にはセリカの強い味方になることが分かっているので、何とも頼もしい存在でしたね。前作でも大好きなキャラでしたが、3部でのかっこいい姿、4部での凛々しい姿、そしてラストの笑顔とセリカとの絆の強さに好感度がどんどんあがっていきました。やっぱいいキャラです。戦闘では最終章初めにちょこっと使えるだけなんですが、セリカと互角の戦闘力はさすがハイシェラ、剣になってから使えるハイシェラ招聘は反則的なすさまじい強さを誇ります。

魔神アムドシアス

戦女神Uでは攻略ストッパーと呼ばれていた(ような気がする)強敵だったアムドシアスです。今作では魔人として威風堂々とした活躍をするかとおもいきや・・・ふたを開けてみると結構お笑い系です。ヘンテコな言動に間抜けな姿、完全に3枚目でした。見た目も変わって別人のようです。でもそんなアホっ娘とハイシェラのコンビは明るくて面白くて大好きです。
戦闘ではさすがに強いです。召喚条件もあんまりきつくないですし、鎧を装備できるのも地味にでかいです。わざと魔法を両方使えるのもポイント。セリカを除いた仲間の中では、攻撃面ではレクシュミと並んで使えるキャラでした。

空の勇士

見た目のカッコよさとハイシェラや水の巫女と並ぶ存在ということで、かなり期待していたキャラだったんですが、序盤でのリタイヤにがっかり・・・。後半復活して仲間にはなってくれましたが、発売前の強敵というイメージは・・・。戦闘ではたぶん強いです。というのも実は1週目で仲間にしそこねて2週目で仲間にしたので他のキャラとのレベル差が・・・。

アビルース・カッサレ、ペルル

アビルースは敵になるとは思っていましたが、あそこまでひどくなるとは・・・。最初はいいやつだったなぁ・・・いいやつすぎて驚きました。ペルルは可愛い。背中じゃなくて手が翼っていつのがいいね。戦闘では正直役に立ちません。アイテム集める時は役に立ちそうですが、このゲームは合成ないのであんまりアイテム収集する気になれないからなぁ・・・。

白銀公

6話から最終話まで活躍しますし、8話以降はセリカの道しるべみたいな存在になってなりといい役割ではあるんですが、いまいち印象には残っていません。というか浄化の時の手コキしか印象に残ってない・・・。戦闘は本格参戦がラストダンジョン中腹ということでほとんど活躍する場面はないんですが、地の魔法の全員に再生5というのが超便利です。

シャマーラ・クルップ

このゲームのメインヒロインその3。正直最初は見た目も性格も微妙だと思っていたんですが、プレイしていくうちにどんどん好きになっていって、終わってみれば一番好きなキャラにまでなっていました。かなり優遇されていますね。Hシーンも単品で本番のシーンが複数回あるのはサティアとハイシェラとシャマーラのみということからも分かります。しかもシャマーラのHシーンはどれもベタベタのラブラブシチュですからね。自然と好感度も上がっていきます。物語が鬱に向かってまっしぐらだった時に仲間になったので、シャマーラの明るくて元気な性格や笑顔、女の子っぽい仕草にはかなり救われましたね。お宝探してダンジョン巡りしていた頃がこのゲームで唯一気楽で明るい気分になれた時でした。だからこそ別れる時はマジで悲しかったです。胸が張り裂けそうになるというのはこのことか?というくらいに悲しかった・・・。
戦闘では正直役立たずですが、メンバーに入れておくとセリカの死亡=終わりという事態を避けられるのは大きいです。
ところで戦女神Uのマリーニャと同じ名字ってことは先祖か何かですかねぇ。Uではシナリオに一切絡んでこないシナリオ空気キャラのマリーニャでしたが、やはりセリカとは深い関係があるんでしょうか? 個人的にあの後セリカ以外と結ばれるという展開は嫌なので、実はセリカとシャマーラの子供の子孫がマリーニャだと予想してみます。

魔神ナベリウス

今作のロリ担当。口数の少なさや、その容姿、性格ともに萌え要素が散りばめられてます。自分も初登場時、仲間になる時、Hシーンなどかなり萌えたんですが、シナリオ面で終盤魔神たちや空の勇士と比べると空気そのものなので、終わってみると印象薄いです。キャラとしてはすごい萌えキャラなんですけどねぇ。戦闘では状況によってはセリカを超えるダメージを出せる最強の魔法使いキャラなんですが、それゆえに結構な頻度でガス欠を起こしやすく、また守備面でも不安があり、運用が難しいです。召喚制限でセリカのMPがかなり削られるのもきついですね。再召喚するのが非常に困難なキャラ。支援能力が強力なので、最初は支援で出して、その後交代してまほう連発という形が基本。

魔人シェタイフェ、バラパム

第2部までで男キャラは誰も信じられないみたいな感じになっていたので何時敵になるかと思いきや、最終的にはゲーム終わるまでずっとハイシェラの味方だったシェタイフェには好感が持てますね。なんせ立ち絵と名前がある男キャラで敵対戦闘シーンがないのって、シェタイフェとクリアの部下のゾノ・ジだけだからなぁ。ヘンテコで下品な話し方も面白いかは別にして、それまでひたすら鬱展開だったので和みました。撤退マップ後の最後までハイシェラに尽くす姿には感動すら覚えます。さすがはハイシェラ、人望厚いです。バラパムは・・・まあ、特にないです。印象だけは強いですけどね。

ダルノス、ラウネー、カミ―ユ、スフィーダ

バリハルトの人たち、ダルノスは初っ端の活躍から、エウのゲームにしては珍しく活躍できる男キャラかぁと思ったんですが・・・。でもキャラとしては嫌いではないです。死ぬシーンは普通に悲しかった。ラウネー、カミ―ユは序盤では結構出番も多いサブキャラだったんですが、死ぬ時は驚くほどあっけなく・・・。ラウネーの再三にわたる不幸っぷりも可哀そうですが、カミ―ユの扱いの方が・・・。スフィーダは波動に耐えたりとマジですごいやつだったんで好感度は高いです。

リーズ、エカティカ

リーズのロリっ娘ぶりは気に入っています。エカティカは一瞬でもいいから仲間に加わって欲しかったなぁ。

パズモ・メネシス

サティアの使い魔。話すことができないので表情や行動で考えを示します。ちょっぴりツンデレ風味。リンゴをかじっている姿は殺伐とした世界の中で一種の清涼剤になっていますね。和みます。体積的にありえないとかは置いといて・・・。唯一セリカとサティアの絆を知っている存在ということで非常に愛着がわきますね。エピローグでのパズモ・ネメシスは萌えの塊のような可愛さでした。いつかセリカとサティアが出会えた時に、パズモ・ネメシスとも会えると信じています。

リ・クティナ

ナーガ族。蛇さんです。今作で出てくる女キャラの中で水の巫女除いて唯一Hシーンがないという仕様・・・。敵のよくわからんナーガ族にはあったのに・・・。戦闘では唯一の回復役として大活躍。このゲームの回復役はサティアとカヤとリ・クティナしかいないんで、4章以降回復役に徹することになります。攻撃もそれなりにできる最重要キャラ。

リタ

見た目がどっかで見たことあるけど気にしない。槍を使う幽霊娘。声は柔らかいけどはっきりとした口調で話します。見た目かなりお気に入りのキャラ。戦闘では攻撃はかなり強いんだけど、守備がダメなのがきついです。何か気がつくと召喚し直しになってたりして・・・。レクシュミあたりが仲間になるくらいまで進めると、完全に戦闘枠がなくなったりします。

シュミネリア、ヴィルト

ハイシェラの犠牲になるカップル。特に思い入れはないんで書くことも・・・。姫の広間での凌辱シーンは結構好きです。

水の巫女、レクシュミ

水の巫女様の方はちょい役なので特に感想はなし、きっと次作ではレウィニアに住み着くようになるエピソードが語られることでしょう。レクシュミは戦女神Uでは超ちょい役として出てきた不死騎兵隊「アナート=ヴァイ」の騎士団長、エピローグでの任命でようやく気付きました。何で気付かなかったんだろうと思って調べてみたら、戦女神Uとは髪型とかかなり違ってますね。ZEROの方が少女っぽいです。最初はあんまり好きなキャラでは無かったんですが(ミニキャラがタコ見たいとした思ってなかった)、ラスダンでのHシーンの時のあまりの可愛さに一気に好感度が上がりました。
戦闘では攻撃力の強さに目が付きますね。特に最強技のレベル5はセリカに迫る勢いの攻撃力です。

ルナ=クリア

今作での出番はほとんどなし、Hシーンもないです。ほとんど次作のための顔だしみたいな感じですね。次回に期待です。
主人公 セリカ・シルフィル 10

ゲームにのめり込むタイプの自分としては、今作のセリカには思い入れがすさまじいことになっています。サティアとの約束のためにどんなに傷ついても、世界を敵に回しても戦い続ける姿には感動を覚えます。Uでは感情移入しづらかったのでかっこいいと思っても、なかなか好きになりきれない主人公でしたが、今作やって桁違いに好きになりました。
戦闘ではとにかく強いです。前作よりも魔法の使い勝手が上がったので、剣も魔法も両方いけます。まあ、それでも剣の方がやっぱり便利ですけどね。紅燐剣にはお世話になりました。終盤のハイシェラ招聘は反則的に強いです。
絵 8

いつもの癖の強い絵です。個人的には好きなんで問題なしですが、苦手な人も多そうですね。Uからは結構絵が違ってたりしますが、まあそんなに違和感はないと思われます。イベント絵もそこそこ多いですし、いい感じに出来ていると思います。RPGパートのミニキャラはみんな可愛くて大好きです。戦闘の技にはもうちょっと凝って欲しかったですけどね。
音楽 9

OP曲はそんなにいいとは思いませんでしたが、BGMはかなりいいです。正直サントラが欲しくなるレベルの良さです。重厚な音楽の数々のおかげで、シナリオやRPGパートでの臨場感がかなり上がっていること間違いなしですね。
エロ 8

数多めです。尺は普通で質も普通ですが、一部かなりエロいのがあったりするので自分は満足しています。
ゲーム性 9

基本システムはUと同じなので説明は省きます。Uで不満だったところがうまく解消されており、RPGとして最高の出来になっています。システムの使いやさはもちろんのこと、ギリギリで勝てる絶妙な戦闘バランスはお見事。敵の攻撃が強烈になっていて、うまく防具選択をしないと呆気なく死んだりと、前作の裸こそが最強、裸こそが全てみたいな感じはなくなっているのはいい感じです。MAPの種類も多く、最後まで夢中になってプレイできること間違いなしの出来です。

ただ、クオリティが上がったら上がったらで別の不満も出てくるもんです。例えばストーリー上仕方がないけど、序盤からの仲間キャラが召喚系しかいないとか、やり込み要素が皆無なので2週目をやる気にならないとか、武器合成がないのはさびしいとか、できればAUTOにカスタム機能が欲しかったとか・・・まあ、言い出したらきりがないですね。全てにおいて完璧と言い切れるゲームシステムっていうものは不可能でしょうし、あんまり文句言うのはわがままかもしれませんが、やっぱりプレイしていると、どうしてもちょっとした不満は出てくるものです。
総合 90

期待を裏切らないクオリティと容量でした。ストーリーもプレイ前は期待していなかったのですが、実際やってみると熱中しすぎて気が滅入るぐらい楽しめましたし、戦女神シリーズの次回作が今から楽しみでなりません。



コメント求む!!! 戻る