Fate/stay night

｢―――――問おう、貴方が私のマスターか｣

総合	シナリオ	キャラ	絵	音楽	エロ	主人公	ゲーム性	NO.1キャラ
96	10	10	10	9	5	8	―	遠坂凛

シナリオ　10

すさまじいです。確実に普通のギャルゲーではないですね。恋愛とかもあると言えばあると言えないこともありませんが、シナリオの魅力は先が見えない展開とバトルです。独特な言い回しが特徴のきのこ節が全開します。名場面、名バトルが多すぎて具体例をあげるのがきついほど。ヒロインは3人いますが攻略順が決まっています。セイバー→凛→桜。
とにかくシナリオがすさまじいのです。3人のヒロインの物語があると言うより、3つの物語の中に各ヒロインがいると言った感じです。ちょっと選択ミスするとバシバシ死ぬのも印象的。BADエンドの数が40もあります。終始燃えがあり、萌えはシナリオ中にはあまりありません。(終わった後に急に萌えてくるっていうことはありました)

独特すぎる世界観と、絡まる伏線、魅力あふれるキャラクターがうまく組み合わさった最高峰のシナリオです。

とりあえずやってみろとしか言えません。

キャラ　10

男キャラが目立っているのが特徴的です。女キャラで正ヒロイン以外で目立ってるのってイリヤだけですね(藤ねえは超微妙)。魅力を語りすぎるとネタバレにつながってしまうので、なかなか語りづらいです。

セイバー
かっこいい。その一言に尽きますね。げっちゅ屋2004年ヒロイン部門で1位を獲得してます。(ちなみに凛は2位)。食への執念がすさまじかったり、ライオンの人形を欲しがったりと萌えるところもあるにはありますが、やはりセイバーの基本は凛々しくかっこいいところです。セイバーの名場面はVSライダー、VSバーサーカー、VS金ぴかと非常に多く、さすがはメインヒロインと言ったところ。凛ルートのパーフェクトセイバー(仮名)もすごく良かったし。桜ルートのセイバーをどうしても殺せない士郎をやむえず倒すバッドEDは結構お気に入りです。セイバーの心の描写がつらい。でもやっぱり一番最高なのはセイバールートの最後ですね。あのイベント絵はセイバーの美しさと凛々しさと愛しさがよく出ていてお気に入りです。

遠坂凛
ツンデレ黒髪ツインテールのお嬢様とかなりいいキャラになっています。他のキャラと比べても明らかに登場シーンが多いです。と言うか主人公より多いんじゃないか？容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群と完璧なんですが、ここぞと言う時に大抵失敗しすぎると言う致命的過ぎる欠点があります。まあ、そこがいいんですけどね。凛はプレイ中一番萌えました。Hシーンとか最高！！！ どのルートでも輝いている凛はFateのもう一人の主人公と言えるでしょう。一番好きな場面はあえて言うなら桜ルートで、自分では桜を殺せないと悟ったシーンですね。凛らしくていいと思いました。あと、印象的なのはセイバーとの初Hの時の凛。凛の隠れた性癖の一部を垣間見れた気がしました。ところで心の贅肉って何ですか？

間桐桜
最初の方の印象は主人公に尽くす下級生といた感じで可愛く描かれていますが、桜ルートでは一変します。自分と主人公との愛を邪魔するものは実の姉でも容赦なく倒そうとします。そのせいか世間の人気も見事に低くなっています。まあ、セイバー、凛ルートと全く出番がないうえに桜ルートでいきなり変貌ですからね。そもそも唯一の出番がある桜ルートでも桜より凛やライダーそしてイリヤのほうが活躍してるし輝いていますから。セイバーも存在感抜群ですし。桜の特徴と言ったらそのグロさとHシーンでやけにエロことですからね。まあ、ヒロインになれただけでもいいじゃんかと・・・。ああでも、桜ルートの最後はすごく良かったです。あのタイミングでルールブレイカーを使うとは思いませんでした。

イリヤ
サブヒロイン。できれば正ヒロインにしてやりたかった・・・。最初に言っときますが、自分はイリヤ大好きです！！たとえロリコンと言われようとイリヤ大好きです。それゆえにイリヤルートがないのが非常に残念でならない・・・。しかもセイバールート以外では途中で死ぬし(そのせいかセイバールートのEDでの藤ねえとのからみは大好きです。ていうかあのシーンって全部が終わってから見るとメチャクチャ奇跡的だったんだなぁ・・・と)。そういえば今ふと思いついたけど、イリヤのシナリオでの活躍度って言峰となんとなく似てるな。重要なところで出てくるところとか。イリヤの魅力に１つとしてバーサーカーとの強い絆があります。セイバールートでのバーサーカーが敗れた後のバーサーカー以外のサーヴァントで聖杯戦争に参加するつもりは無いと言ったところや、凛ルートでのイリヤが死ぬときに見せたバーサーカーの行動から見て取れます。｢バーサーカーは強いね・・・｣のセリフはとても悲しい気持ちいさせられます。どうかイリヤに出番と光を・・・・・・

アーチャー
いきなり現れておいしいところを全て持っていくアーチャー。凛ルートなんて最後を見るとアーチャーが主人公なんじゃないかと思うほどです。凛とのコンビはかなりいいですねぇ登場時の会話なんて最高です。とにかくいい場面が多数用意していて、セイバールートや桜ルートではいやみな口調ながらも士郎の後押しをしてくれるし、凛ルートは士郎よりも明らかにいい場面が多いです。一番好きなのはセイバールートのVSバーサーカー戦ですね。とにかくかっこよかった。でも、どんな人生たどればあんな性格になってしまったんでしょうねぇ。性格変わりすぎでしょう。

ランサー
ある意味最強の宝具を持つ兄貴。セイバールートでは最初だけで全然活躍できなかったランサーでしたが、その真価は凛ルートにありました。VSアーチャーとか、その後の凛を助けるところとか、なんだかんだいってもかませ犬な所がぬぐえない気もしますが、それでもかっこいいよ兄貴。凛とのコンビで聖杯戦争に出るところが見たかったです。ランサーが全力で戦ったのって1回しかなかったですしねぇ。マスターが良ければかなり強いと思うんですよ。凛との相性もよさそうだし。

ライダー
最初の2ルートではマスターがへタレのせいで、驚くほど活躍できなかったライダー。ただの数合わせの雑魚キャラだなって思いつつプレイした桜ルート。そこにライダーの真価がありました。やっぱり弱かったのはマスターのせいだったんだと思わせられる強さを発揮し、存在感をアピール。最終的にはシロウの手助けがあったとはいえセイバーと互角の戦いをします。ベルレフォーンってそんなに強かったんですね。エンディングではなんと長髪美人で巨乳のメガネとして人気を得て、人気投票では桜どころかイリヤすら抜いて第3位を獲得。立派に下克上を果たしました。

バーサーカー
圧倒的な強さで立ちふさがる強敵として現れたのにシナリオが進むにつれてどんどん弱くなってしまった。お約束か? それでも凛ルートには見せ場があったんですが、桜ルートでは完全なやられ役に・・・。能力は反則的ですが、ピンポイントに相性悪い相手にあたって・・・。セイバールートの強敵としてのバーサーカーもいいですが、やっぱり凛ルートでわかるイリヤとの深い深い絆が印象的です。心からイリヤを守ろうとするバーサーカー。Fateで数少ない泣き所だと思います。

キャスター
このキャラもあんまコメントすることはないですね。凛ルート以外では一瞬で殺されるし、凛ルートではマスターの葛城とアーチャーのほうが目立ってますしね。セイバーを虐めるシーンしか記憶にないなぁ。ああ、あと素顔がメチャクチャ美人だったのと、性格悪いのに意外と純粋だったとか・・・。いや性格が悪いんじゃなくて性癖が悪いのか？

小次郎
出番が少ない割には結構いい役が当てられてるね。いや、そうでもないか？凛ルートでの小次郎は良かったなぁ。セイバールートではいつの間にかやられてたから、てっきり死んだものとばっかり思ってたけど・・・。最初出た時はほんと驚いた。まさか小次郎が出てくるとは、しかもかなり強いし。よく考えたら小次郎ってランサーと境遇似ているね。マスターのせいで自由に戦えないとか、本気を出した戦闘が少ないとか、桜ルートではあっさりやられるとか。

真アサシン
なんか印象薄いな。こいつに関して書くことはほとんどないですね。一応サーヴァントだから書くことにしましたが。出番は少ないし、存在感が薄いのもしょうがない気もしますね。側に濃すぎる爺がいますから。

金ピカ
バーサーカーと同じにだんだん弱くなっています。特に桜ルート、本当にあっと言う間にやられます。セイバーのときは唯我独尊絶対無敵と言わんばかりの強さだったのに・・・。つーかなんでセイバールート以外では鎧着てないわけ?確かに鎧着ないほうがかっこいいと思うけどさぁ。本気出せば全サーヴァントあっという間に倒せる実力はあるんですが・・・。見せ場はVS士郎ですね。よく考えたら金ピカって結構間抜なところあるね。セイバールート→好きな女に振られたので力ずくでものにしようとして返り討ちにあって死亡。凛ルート→余裕ぶっこいて鎧を着ないで戦ったら士郎の反則気味な能力に苦戦。最終的には謎の闇にとらわれ死亡。桜ルート→わけもわからず表舞台に立つことなく死亡。

タイガー
なんかこうやって並べるとサーヴァントの一人みたいだな・・・。本編での活躍はズバリありません。どのルートもいつの間にかいなくなっています。いついなくなったのかマジでわかりません。活躍できるところと言ったらズバリBADエンド後のヒントコーナータイガー道場です。本編での鬱憤を晴らすかのごとく暴れるタイガーを見ることができます。でもやっぱりタイガーはタイガー、微妙にやられ役だったりします。頑張れタイガー。

慎二
救いようのないバカ。意外としぶといのとワカメが特徴。

言峰
マーボー神父。結構おいしいところを持っていきます。初登場シーンから怪しさ全開。どこをとっても悪役にしか見えませんでした。黒鍵をうまく使って戦う所はかっこよかったです。それまでいいところが全くなかったですけど。そして最後の最後の出てきた大ボス。マジでビビりました。何であんたがいるねん！！と思わず突っ込みしてしまうほどに。
この人出るときは大抵ビクビクしてるような状況なので、あのいきなりのマーボーは意表を突かれました。

主人公　衛宮士郎　8

おそらくギャルゲーの中でも屈指の料理上手でしょうね。エプロンが似合う男。シナリオが進むにつれて驚くほど強くなります。セイバールートの士郎は桜ルートの士郎に瞬殺されることでしょう。「正義の味方｣に憧れる青年。そんな彼が戦いの中で正義の味方というものの本質を知る。それでも彼は正義の味方として自分を貫けるか。正義の味方として、魔術師として、男としてどれをとっても未熟な彼ですが、いつでも真っ直ぐに一生懸命に生きていきます。人によっては絶対に会わないと言う人もいるでしょうが自分は好きです。

絵　10

立ち絵にはかなり個人差があると思います。自分は好きですけどね。
立ち絵のバリエーションがかなりあります。そのうえ画面上を動きまくるので楽しいです。
戦闘シーンでの画面効果はかなりすごいです。音楽と合わさって非常によく雰囲気が出ています。
イベント絵もかなりの量があり、そのどれもがよくできています。

音楽　9

OP曲はムービーと合わさってFateの世界観がよく出ている曲だと思います。EDはいまいち記憶に残ってないですけどね。
BGMはどれもよくできています。かっこいい曲がやはり多いですね。良い場面で音楽が変わるとキタ――――――っていう気になりますね。あと効果音がすさまじく多いです。446種類もあります。

エロ　5

妙に濃いのが特徴的です。画面効果のせいかエロく見えます。

総合　96

伝奇物、活劇物の王道、完成系と言える作品です。熱く燃えたい人は必ずやるべきでしょう。
ただ異常に長いので、始める時は１週間は暇にしておきましょう。きっと徹夜の連続になると思いますから。

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