往年の名作『闘神都市』が14年ぶりに復活 !!
総合 |
シナリオ |
キャラ |
絵 |
音楽 |
エロ |
主人公 |
ゲーム性 |
NO.1キャラ |
72 |
7 |
8 |
9 |
10 |
8 |
6 |
6 |
十六夜桃花 |
シナリオ 7
ストーリーは3部構成で、OPまでが一部、OPから闘神になるまでが2部、それ以降が3部になっております。ちなみに長さ的には1部>2部>3部って感じです。ストーリーの分量的には2部が一番多そうですが、このゲームで一番時間がかかる戦闘シーンが一番多いのが1部なので、結果として一部が一番長く感じましたね。
肝心の内容ですが、ます導入部分の1部は正直かなり微妙です。主人公の向こう見ずで先を考えない行動、幼馴染以上恋人未満という微妙な関係のせいで、結構ウザい部分が出てきてしまっているヒロイン、よく分からないお使いイベントの連続・・・特に主人公が何か確固たる信念みたいなのが感じられないのが地味にきついです。何か弱すぎなんですよね。RPG的にではなく、ストーリー的に・・・。他の出場者と比べて、一回りも二回りも下に感じます。レメディアのキャラがまだ確立されていないうちから、レメディアレメディア主人公がウザいのもきつかったです。他の出場者がどのキャラも個性的で粒ぞろいだったので全くつまらなかったというわけではないですが(忍者さんはいいキャラすぎます)、結構微妙でしたね。戦闘とダンジョンが多くてテンポが悪すぎたのもきつかったです。
そんなわけで、RPG部分もストーリーも微妙だなぁと思いながらプレイしていましたが、1部のラストの急展開、そしてOPが流れた後の2部に至る展開には正直しびれましたね。あのOPの演出は見事としか言いようがないです。OP曲の歌詞がゲームの雰囲気や状況をよく表しており、曲の良さもあいまってものすごく盛り上がって行きました。その後の2部は若干(本当に若干)成長した主人公と、追い詰められて緊張感が増した状況、羽純のメインヒロイン化、テンポは相変わらずいいとは言えない状況でしたが、1部の序盤よりははるかに楽しめてプレイできましたね。
ただ、終盤3部になってからはまたパワーダウンした感じですね。ストーリー展開自体は悪くはないと思うんですが、満を持して登場したボスクラスのキャラ達が、そろいもそろって微妙なのは・・・。悪魔たちはいい感じでしたが、終盤に唐突に回想シーンによる複線回収が行われた都市長や、途中までカッコよかったのに、ラストは何も演出なしで退場になったボルトとかかなり微妙です。せっかく苦労して闘神になっても全然強くなった気がしないのは個人的に寂しかったですね。ラスト手前の連戦の展開はスピード感があって燃えられましたけどね。エピローグが微妙なのもマイナスですね。
総合してみれば結構良かったと思います。その後の演出のために仕方がなかったとはいえ、導入部である1部で主人公の言動がかなり微妙だったりしたのは残念ですが、2部に至る展開、あのOPによる演出は鳥肌ものでした。
キャラ 8
サブにいいキャラが多すぎて、主人公やヒロインが押されまくっていますね。特に十六夜家は強烈です。
羽純・フラメル
影の薄いメインヒロイン。1部では正直ウザいかんじもありましたが、2部になってようやくメインヒロインらしくなりました。出番がない方がメインヒロインらしいっていうのはどうなんだろう・・・。自分も最初はあまり好きでは無かったんですが、2部になる頃にはかなり情が移り、3部での初Hシーンの時あたりでは好きになっていました。ちなみに設定上凌辱シーンが盛りだくさんっぽいですが、そのようなシーンは一切ありません。苦労してわざと負けたりもしたんですけどね。
レメディア・カラー
影が薄すぎるサブヒロイン。ストーリー上かなり重要なキャラなんですが、基本的に主人公の回想シーン以外ではほとんど出てきません。その割には主人公がレメディアレメディアとうるさいのが難点。結局最後までこれといった活躍の場が与えられないままに終わってしまいましたし、もったいないキャラでしたね。もっと丁寧にレメディアのキャラが書かれていれば、主人公のウザさも軽減して一石二鳥でした。ちなみにこちらも凌辱NTRシーンは一切ありません。
ドギ・マギ/マニ・フォルテ
小物臭がしまくるドギと、出番的にも活躍的にも不遇なマニさんです。ドギは1部最終戦の手前での再戦での小物っぷりがかなり良かったですね。マニさんは・・・不遇ですね。1部での他の参戦者のパートナーは2部でもみんな見せ場があるのに対して、マニさんだけないですし、3部で唐突に出てきたと思ったらあんなんですし・・・。
ボーダー・ガロア/レイチェル・ママレーラ
出演量的にも見せ場的にも大活躍の2人。ボーダーさんは1部では主人公に色々と教えてくれる先生的なキャラかと思いきや、2部では必ず倒さなければいけない壁となり、かなり渋くかっこいいキャラです。ホントいい味出しています。レイチェルさんもボーダーさんのパートナーとしていい感じですし、1部、2部ともに大活躍のキャラでした。欲を言えば3部でも後述の幻一郎とともに出てきて欲しかったですね。個人的にもかなりのお気に入りのキャラです。
マダラガ・クリケット/アザミ・クリケット
マダラガはこれぞ悪役っていうキャラですね。闘神都市Vの中でも屈指の悪役キャラです。アザミは1部では大した活躍はないですが、2部ではサブヒロインに昇格、3部でも地味に良い場面を与えられたりしています。ぶっちゃけゲーム通しても羽純やレメディアよりも活躍しているんじゃないかというぐらいに活躍してますね。2部でのアザミの可愛さはすごいです。ロリキャラ万歳!! わたあめ食べている姿に癒されました。
十六夜 幻一郎/十六夜 桃花
男キャラで一番好きな人と、女キャラで一番好きな人。幻一郎さんは1部2部ともに、燃えに笑いにと大活躍。忍者最高です。ラッパの音とともに現れるスーパー忍者。色んな面ですごい人なのに、肝心なところでドジる姿もいい味出しています。カエルにおびえまくる姿が超印象的です。あの時のうわずった声とか最高ですね。桃花は1部では典型的なツンデレキャラ。Hシーンの時の姿が可愛すぎます。2部では出番は少ないものの、信頼のできる頼れるキャラとして活躍します。後述の燐花も含めて、十六夜一族はどいつもこいつもいい味出し過ぎです。
ナミール/燐花/エムサ
出番が終わったらフェードアウト系のキャラ達。燐花はちょっとでてきますけどね。ナミールはHシーンが強烈。ゲーム内でもトップ3には入るお気に入りです。1部ラストでの再戦後の会話シーンでのナミールは超可愛いですし、もうちょっと出番が欲しかったですね。燐花もHシーンが強烈。それまでは所詮桃花の二番煎じキャラとか思ってましたが、色んな意味で一気に覚醒しましたね。エムサもH(略。他2人と比べてかなり印象薄いですが、Hシーンが良かったのでお気にりです。
シュリ・セイハジュウ・ナガサキ
受付のおねえさん。あわや凌辱かと思いましたが、なにもなくて一安心。出番も多く、見た目も好みな大好きなキャラの一人です。というか見た目だけなら一番好きかも知れません。いや、性格もたぶん一番好きなんですけどね。
クリちゃん/切り裂きくん
大会のマスコットキャラ。コントのような掛け合いの会話シーンはいつも楽しみに見ていました。クリちゃん可愛いよ。
御前夏/アリサ・エロリス/伊集院 雅人/マルデ/夢色・パニィ/他
闘神都市に出てくるサブキャラ達、数が多いので個別でのコメントは割愛。どのキャラも出番は少ないながらもいい味出していると思いました。特にアリサさん夫婦とマルデさん。これぞサブキャラ中のサブキャラといわんばかりの素晴らしい個性と活躍だったと思います。ちなみに個人的なお気に入りはマルデさんです。良い味出してましたからねぇ。
ボルト・アーレン
見た目や雰囲気からして絶対にラストの方で実は敵キャラ→大ボスだと思っていましたが、ラストはかなり呆気なかったです。途中まではかっこよかったんですけどね。3部の中盤辺りからキャラ性がぶれてきたように感じました。
ナナ・D・タタール/スエ・オサンドン/ウラナリ・ゲナン
最初はかなりムカつくキャラでしたが、ナナの不幸っぷりに同情。それでもむかつきはしますが、可愛いので許します。
ポロロム・グライコ/シャリー・ヤマモト
変態コンビ。ポロロムさんは最終的には初登場からは想像できないぐらいの変態に・・・。まあ、自分は変態なポロロムさん好きですけどね。何気に全キャラ中一番Hシーンの数が多かったりします。さすがおちんちん様ですね。シャリーは初登場時から変わらず変態。いつの間にかフェードアウトしていましたが、あの変態っぷりは記憶に残ります。
神楽坂 京子/鉄 騎臣
2部から本格参戦の2人。京子ちゃんは普通の可愛い女の子って感じがとてもいいですね。騎臣さんはボーダー、幻一郎に続くかっこいい男キャラ。出番は少ないですが、一番緊張感と悲壮感を持って戦っているキャラがよかったです。
フィオリ・ミルフィオリ
ロリキャラです。ボルトとは違い、見事にだまされました。ギャップがいい感じですね。かなり好きなキャラです。ただ、Hシーンが足コキだけで本番がなかったのがかなり悔しかったですね。足は足でよかったですが、本番も欲しかったです。
主人公 ナクト・レグナート 6
RPGの主人公としては悪くはないんですが、闘神都市の世界観と雰囲気には合っていなかったなぁという印象を受けました。1部では向こう見ずで何も考えていないんじゃないかと思われる個所が多々あり、正直かなり微妙な主人公でした。まあ、その点はOPから2部への演出のために必要不可欠だと思うんで、プレイしていくと気にならなくなったりはしましたけどね。まあ、2部では引き続き考えなしみたいな場面はありましたが、アザミを本当に大切に扱っていたのにはポイント高いです。レメディアレメディア言っているのがウザかったりはしますけどね。
絵 9
レベル高いです。女の子は可愛いですし、男キャラはかっこいいです。イベント絵含めてかなりの数があるのも特徴。戦闘シーン除いた長さを考えるとかなりの量がありますね。どのイベント絵も細かい部分まで良く描かれていて良かったです。3Dも最初は重くて微妙でしたが、アリスの敵キャラの動くをよく見れたのは楽しかったです。
音楽 10
とにかくOP曲に痺れましたね。このOP曲のおかげで、シナリオのレベルさえ上がっている感じがしますね。曲自体もテンポよく燃えられる神曲です。BGMもどれも場面にあった曲が多く、アリスの力が見られます。
エロ 8
かなりの数があります。何せ出てくる女キャラにはほぼ全てHシーンありますからねぇ。無いのはクリちゃんぐらいです。質は普通ですが、尺が少なめですね。ただし1シーンあたりのCGの枚数は平均2〜3枚と結構あります。和姦が多めで、凌辱シーンはほとんどありません。あってもどうでもいいキャラだったりするんで期待している人は要注意。ちなみに自分は大会で負けると羽純の凌辱があるのかなぁと思って、何度か苦労して(このゲームはわざと負けるには異様に苦労します)負けてみましたが、何もなくて普通にゲームオーバーになったのは拍子抜けでした。
ゲーム性 6
ダルイです。戦闘は基本的にオートモードで、途中に技やアイテムのボタンを押せば介入できるというシステムですが、そのせいで戦闘中の選択がほとんどなく、その割には戦闘シーンが長かったり、エンカウント率が高かったりして、ちっともゲームが進みません。かなりテンポが悪くなっています。ダンジョンもお使いイベントみたいなのが多く、前述の通りエンカウント率が高く、またかなりの数のダンジョンがあるので正直だれます。育成部分に関してもキャラの強化の付加は、付与拡張が簡単にできるので片っぱしから付与をつけても別に困りません。RPGの醍醐味である、戦闘、探索、育成の3要素が見事に微妙な感じになってしまっていますね。
ただ、中盤以降はだんだん戦闘が簡単になってすぐに終わるようになり、テンポが良くなっていきます。ダンジョンも画質を一番低くすれば重くなりませんし(正直最高画質にしてもたかが知れているので、低画質でのプレイがお勧め)、ストーリーの盛り上がりにつれて、意外と楽しくなってきました。ちょっと難易度低くなりすぎな気もしますけどね。
総合 72
最初は微妙微妙と思いながらプレイしていましたが、終わってみればかなり楽しめてましたね。何だかなんだで最後まで続けてプレイできましたし、期待外れだったという気持ちはぬぐえませんが、プレイしてよかったとは思っています。
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