学園☆新選組! 〜乙女ゴコロと局中法度〜

学園☆新選組!
〜乙女ゴコロと局中法度〜


女子校生のみで構成された萌え萌え新撰組が、
構内にはびこる悪を一刀両断!!
オトメちっく新撰組!!




総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
66 5 7 8 7 6 6 藤堂芹栖

シナリオ 5

※注意事項 ゲーム中では新"選"組と書かれていますが、このレビューでは新"撰"組となっているので、そこらへんはご了承ください。ぶっちゃけ書き終えてから気づいたけど、直すのめんどくさいのであらかじめ書いておきます。

微妙ですね。勢いが足りない。ガッツが足りない。助走が足りなくて飛びきれないって感じです。

前作のパトベセルでは、怒涛のネタ攻勢で笑いの渦に巻き込んでくれたんですが、このゲームはどうにも乗り切れません。何か勢いが足りない。パトベセルでは街中攻撃とかノリと勢いでオールオッケーにしていたんですが、このゲームではその勢いが足りないので、設定の強引さが気になってきます。例えば主人公が新撰組に入る経緯とかはその典型、無理矢理入らされた割には、次の場面ではいかに新撰組として活躍できるかを考えてますし、お前は何のために来たんだだって感じですね。ゲームやる前から主人公が立場上敵の組織に入る経緯をどうまとめるかが気になっていたんですが・・・。実は主人公は女が苦手で主人公も共学化には反対している〜みたいな設定があるのかと予想していたのに、まるっきり丸投げなんて・・・。他にも設定の強引さが目立つ場面が多々あり、色々と気になりました。新撰組の共学化を反対する理由が弱くて、しっかりと自分の考えを持っている討学派の面々の方が立派に見えたりとか・・・ね。

笑いのレベルは高いです。パトベセルが限りなく黒に近いグレーなネタばかりだったんで、インパクトは弱くなっていますが、それでも軽く大笑いできるくらいのレベルはあります。だた、上記の通り勢いが弱いので、キャラ同士の掛け合いでは思う存分笑えるんですが、設定の強引さが出ている部分では乗り切れない場合が多々ありました。

シナリオの内容は皆無に近いです。ヒロインと仲良くなってHしてたら、いつの間にか戦いが終わってました。ですみます。マジでこれで終わりです。そりゃぁ、こういうゲームで下手に終盤重くするよりはギャグのまま終わったほうがいいでしょうけど、それにしてもあっさりしすぎです。しかもめっちゃ短いし・・・。キャラ数多いですが、全クリまであっという間でした。

まあ、そんなわけで強引な設定を強引に了承させる勢いが欲しかったです。数多くのネタに十分笑えたし、ヒロインはみんな可愛くて堪能できましたが、どうのも物足りなさでいっぱいになりました。

あと、ハーレム状態って言うのは、それを妬む男キャラがいないとイマイチありがたみを感じられないってことが分かりました。主人公の前の学校の男友達がやってきて、主人公を羨ましがるイベントとか欲しかったです。
キャラ 7

基本的に笑いありきのキャラが多いので、萌えについて語るのが難しいです。数多いので少なめです。

近藤イサミ

いつもおっとりしていて、巨乳で食いしん坊キャラ。いつも体重のことで悩んだり落ち込んだりしている割には食いまくりです普段のほんわかしている顔と雰囲気が癒されます。手を合わせているポーズが大好きです。シナリオは局長とひたすらまったりラブラブエロエロします。途中の火事はともかく最後のミスコンは強引過ぎかなぁって感じでした。

土方歳緒

ポニーテール。鬼の副長。ツンデレ。でもツンデレっぽさがあんまり無いですし、ツンデレ特有のイベントもほとんど無いので、メインよりサブの方が存在感があったりします。局長シナリオでの大嫉妬とかね。シナリオは正直と途中の経過が強引超えていて良くわかんないです。恋仲になる経緯がマジ不明。とりあえずポニーと黒スト万歳!!

沖田総詩

ロリかとおもったけど、全然ロリでは無かったです。何でも出来るけどやる気が無くていつも寝ているキャラ。怒った時の目つきの鋭さは必見です。副長をからかうイベントはみんな楽しくていい感じです。シナリオは予想通りの病弱ネタ。キャラ紹介では病弱をよそおっていると書いときながら、実際に病弱なんじゃね?と思ってたらその通りでした。

永倉やち

雅を目指している人。雅が何なのかはよくわかんなかったですが、あのエロい私服には目が釘付けです。おちゃらけているようで、結構面倒見のいい人です。また、ノリがいい人なので、色んな場面で大活躍。自分もかなりのお気に入りです。シナリオはやちさんが強引な性格なので、ゲームの弱点の勢いの弱さを補ってくれました。

斉藤初音

新撰組のロリ担当。沖田は微妙なんで、唯一のロリといってもいいです。そしてメイド服。さらっと毒舌系で、「ふっ」見たいな顔が大好きです。初H時のフェラの時の上目使いは萌え転がりました。あれは効きました。シナリオはいきなりの告白に裏があるのか?と戸惑いましたが、その後はまったりとラブラブして終わりました。見所は階段オチ。

藤堂芹栖

超一押しキャラ。妄想純情娘。佐学派の新撰組にいながら、少女マンガのような恋にあこがれて、しょっちゅう場所もわきまえずに妄想している娘です。主人公とあんなことやそんなことをする様子を妄想して暴走する様子は萌えます。マジで可愛い。シナリオは妄想純情娘の勢い爆裂。「ご両衛士」という名のバカップル誕生から始まって、芹栖の妄想の勢いがすさまじいので、シナリオにも勢いが出ています。芹栖ちゃんマジで可愛いですし、萌えました。

原田紗乃

巨乳で大食いで男勝り。全てを食べ物と喧嘩に結び付けて考えてしまうような性格ですが、主人公に恋してからは女らしくなるように頑張ります。その様子が萌えました。シナリオは原田の暴走っぷりが良かったです。やる前までキャラ微妙かなぁと思っていましたが、やってみるとかなり良かったです。ミスコンの時の格好は可愛すぎて困ります。

坂本涼華

あやしい土佐弁とメガネのキャラ。個性抜群なんですが、見た目ものすごく綺麗な桂と、見た目ものすごくロリな岡田と比べると、討学派の3人集の中では一番インパクトが弱いです。悪くは無いんですが、2人に食われた感じ。

桂心

見た目、性格共に妙にツボに入りました。何かものすごく綺麗で可愛いです。マジでツボにはいります。さま付けで呼ばれるのも心地がいいです。その分出番が少ないのが・・・。もう一個ぐらい単独Hシーンがあってもよかったのになぁ。

岡田伊織

焼きそばパン娘。Theロリ。そのロリ体型と、馬鹿でかい刀との奇妙なコラボレーションが独特な世界観を構成しています。普段焼きそばパンイベントばかりでギャグっぽさが前面に出てますが、Hシーンの前後とかみると結構立派です。

カンリュウサイ

下ネタ担当。存在がネタ。そして出オチ。はっちゃけバカキャラが足りない中で頑張っていました。
主人公 松原悠 6

性格とかノリとかがイマイチ安定していないキャラ。エロの時だけやけにノリがよくなりますが、普段はそれほどでもないです。別に悪くは無いんですが、キャラを掴みきれませんでした。普段は周りの濃いキャラに押されっぱなしですが、エロの時だけいけいけになります。悪くは無いんですが、どうにも微妙な感じが抜けきれないキャラでした。

あと戦闘でまるっきり役立たずなのがなぁ。ご都合主義でもいいから活躍して欲しかったです。
絵 8

キャラデザとかは文句なし。立ち絵のバリエーションもそれなりにありますし、イベント絵もコミカルなものからエロエロなものまで盛りだくさん。アニメーションの方は可もなく不可もなくって感じでが、全体的に良くできていると思います。
音楽 7

明るくテンポのいい曲ばかりです。しんみり系はほとんどありません。OP&ED曲の「乙女ゴコロ×局中法度」はテンポのいいネタ曲。単品で聞くよりもムービーと一緒に聞いたほうがいいです。というかそうしないと意味がありません。
エロ 6

量はかなり多いですし、絵はエロい、キャラはいいし、シチュも豊富、アニメもついてくる、質の方も悪くは無いです。ただ尺が短い。挿入したと思ったらすぐに終わってしまいます。まあそれでも普通のゲームよりはエロいですけどねぇ・・・。

あと、これだけ色々とキャラがいて、主人公ハーレム状態なのに、実際のハーレムHは一つだけなのは・・・。
総合 66

とにかく勢いが足りない。期待していた笑いやエロは堪能できたんですが、どこか物足りなさが残る・・・その全ては勢いが足りなくてのめり込めなかった事が原因。ラストもあっさりしすぎですし・・・。モノモノのような終わった後に痛快な気分にさせてくれる勢いや、パトベセルのような有無を言わさない怒涛のノリが欲しかったところです。



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