桜花センゴク 〜信長ちゃんの恋して野望!?〜


お馴染みの戦国武将が女の子に生まれ変わって学園生活 !?



総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
83 8 9 8 7 9 8 武田信玄ちゃん

シナリオ 8

戦国武将が女の子として転生して学園天下統一目指すお話。ゲームを始める前は、設定やシナリオに漂うこれでもかというくらいのB級臭や、メーカー的にそれなりに萌えて笑えてエロいキャラゲーにはなっているだろうくらいの考えでプレイしていたんですが、実際にプレイして見ると、笑いあり、萌えあり、燃えありとすごく面白かったのでビックリしました。

ゲームは話数方式で6話までは共通、7話はヒロインごとに甲乙のルートに分かれ、8話以降は個別ルートになります。 共通ルートはギャグ中心。サブ含めてキャラが魅力的で、ノリとテンポの良さが抜群なのでプレイしていて面白いです。こういうB級っぽい設定のゲームの場合、その設定に引っ張られ過ぎてテンポが悪くなったりするんですが、このゲームは終始テンポよく楽しめました。最初は転生武将の設定に主人公同様戸惑いっぱなしでしたが、割とすぐに慣れまし、ちょくちょく歴史ネタを絡めたギャグや話を挟んでくるのも個人的にはすごく良かったです。

個別ルートに入って、悪の秘密組織のような存在が出てくると一気にシリアス色が強くなり、ガチで殺し合いしたりします。個別では学園天下統一の為の戦闘も、あくまでも試合という雰囲気でしたが、個別では完全に死合モードになります。絵はないですがちょっとグロい描写もあり。この落差の激しさと緩急の鋭さには、プリンセスうぃっちぃずの1部と2部を思い出しましたよ。2週、3週とプレイしていくとなれますが、最初は共通との差に戸惑う思います。

個別ルートは各ヒロインで展開がかなり違ったりと、なかなか楽しませてくれる内容になっています。途中で何度か中だるみしそうになった時もありましたが、話自体は良く出来ていて燃える展開が多く、特に甲乙のメインと思われる信長ちゃんと謙信ちゃんのクライマックスのシーンはかなり燃えました。個人的には輝元ちゃんのラストの武蔵のシーンも好きです。

本編が終わるとエピローグとしてラブイチャ編に突入。ヒロインたちと恋人になった後の生活とエロシーンを堪能できます。このあたりなまじ出来が良くて萌えまくりだっただけに話の短さが残念でした。もうちょっと色々付け足して欲しかったですねぇ。輝元ちゃんのエピローグとか輝元ちゃんしか出ないんだもんなぁ。3姉妹の他の2人がかなり気になりました。ラブラブ編の尺を1.5倍くらいにして、エロシーンももう一つくらい追加してくれたら文句なしでしたね。

ドタバタコメディでありながら、萌え、笑い、シリアスに歴史ネタまで色々な要素を加え、うまくバランスをとっている良質のキャラゲーになっています。シナリオも歴史ネタを絡めながらうまくまとまってましたし、プレイしていて楽しかったです。
キャラ 9

なんかだんだん信長とかが女の名前でもあんまり違和感感じなくなってきています。

織田信長ちゃん

貫禄のメインヒロイン。存在感はNo.1。自身のルートは言うまでもなく、他のヒロインのルートでも大活躍で、どのシナリオでもいいタイミングで見せ場があります。むしろ自身のルートよりも他ヒロインの方が目立っているくらいでした。普段は傍若無人のわがままキャラで、素直になれない典型的なツンデレキャラですね。主人公がヒロインたちと仲良くしているのを見て切れる様子が可愛いです。デレた後は破壊力抜群。3番目のエロシーンとか悶絶しそうになるくらいに萌え転がりました。シナリオはメインだけあって、唯一主人公の前世についてが分かります。記憶が戻ってからラストまでの流れはいい感じに燃えましたね。エピローグでは利休さんとの3Pがしたかったです。

木下藤吉郎ちゃん

色々な意味で信長ちゃんの引き立て役になっている感が否めないキャラです。性格とか趣味とか色々と好感が持てるキャラで、エロゲに対して熱く語る様子は共感を得られます。ねねさま抱き枕の発想はなかったです。ただ、やはりどうしても信長ちゃんんお引き立て役的なイメージが否めない感じで、エピローグのラブイチャ編でも、藤吉郎ちゃの可愛さよりも、信長ちゃんの嫉妬しまくりの様子の方が萌えられたり・・・。親友としてならば一番いいキャラなんですけどねぇ。シナリオでは歴史ネタを盛り込んでいい感じにまとまっているんですが、全クリしてみるとちょっと地味な印象。

武田信玄ちゃん

主人公の幼馴染で学園で久しぶりの再会をします。最初から最後までデレまくりで、初登場時からこれでもかというくらいに萌えさせられました。主人公への好意が全くぶれません。他キャラルートで主人公が他のヒロインのことが好きだということを知っても、それでも主人公が好きと言い切り様子がかっこいいです。普段は生活態度や言葉づかいも悪いのに、主人公の前では猫かぶりまくりのデレ全開な態度がホント可愛い。主人公が現れると一瞬で恋する乙女モードにスイッチする様子はたまらないものがあります。甲ルートではほとんど目立たないんですが、乙ルートではかなり目立っていて、どのシナリオでも大活躍します。シナリオは何だか知らないがいつの間にか野球の対決をすることになる熱血スポーツもの。面白かったので問題はない・・・と思います。エピローグでのこれまで以上のデレデレっぷりも最高でしたしね。

上杉謙信ちゃん

初期登場時のお堅いイメージが『毘沙門天使・謙信ちゃん』になってから全て崩壊しました。真面目に恥ずかしながら毘沙門天使登場時の口上とか練習してる様子がシュールすぎて大笑いできましたね。みんなの前に登場した時と他のヒロインたちの反応も笑えます。毘沙門天使のイメージがあまりにも強すぎてネタキャラっぽくなっていますが、主人公にデレてからは恋する女の子していて普通にかわいいです。恋愛下手で不器用な様子が萌えます。シナリオは乙ルートのメインらしく、全キャラ登場の総力戦。ラスボスの強さが圧倒的でした。どのキャラにも見せ場があり、非常に燃えるんですが、その分長くなってしまって中だるみするところは残念。ただし、流石にクライマックスではかなり燃えましたね。最初は大笑いしていた毘沙門天使登場時の口上も、ラスボスとの最終対決の時の口上には心が震えるものがありました。

毛利輝元ちゃん

個人としては最弱の転生武将。思ってた以上のひ弱っぷりに驚愕を隠せませんでした。のんびりとした柔らかい性格のキャラで笑顔がとっても可愛いです。サブ含めて押しが強いキャラばかりの中で、すさまじい癒し度を持っています。性格とかちょっとした仕草とかがすごく女の子していてめちゃくちゃ可愛い。他キャラと比べて恋愛面での描写が多く、主人公のことを意識して悶々とする様子はたまんないものがあります。シナリオは個別入ってからはデート→恋人と普通にラブコメした後、シリアス面に突入し、突入してからは妹2人と武蔵が中心になって輝元ちゃん自身の出番は少なかったりします。内容は姉妹の絆が中心で戦闘は比較的少なめ。ラストの展開には感動して思わず泣きそうになりました。

伊達政宗ちゃん

主人公を慕う明るくて元気な後輩。主人公に真っ直ぐに好意を向けてくれます。鈍感な主人公にやきもきしながらも、何とか自分に注意を向けさせようと積極的に誘ってくる様子がめちゃくちゃたまりません。他のヒロインと仲良くした時のジト目とか最高に可愛い。自分が後輩キャラが大好きということもあり、ものすごくツボに入りました。猫耳姿でのにゃ〜んは反則的に可愛かった。シナリオは政宗ちゃんの裏設定が明かされる話。練りすぎて複雑になっているのでもっと分かりやすくして欲しかったところ。エピローグでの恋人同士のラブラブっぷりには大興奮。でもやはり短いのでもっとたくさんラブラブ分が欲しいです。エロシーンは2回目の時の胸がすごくやわらかそうで興奮しました。

徳川家康ちゃん

超いじられキャラ。出番はそこそこ多くて、活躍もそこそこしているはずなのにあんまり目だっていない娘。実質謙信ちゃんルートでしか活躍らしい活躍見せてないもんなぁ。普段からいじられている理由はちょっと面白かったですけど。

千利休ちゃん

黒髪ロングで眼鏡の大和撫子。どのシナリオでも重要なポジションにいるのでネタばれ無しでは語れません。とりあえずエロシーン欲しかったです。信長ちゃんルートのエピローグでの積極的な様子がすごくよかったです。

吉川元春ちゃん

見た目がめちゃくちゃ好みなキャラ。見た目の好みでいえば全キャラ中一番好きかも知れません。性格も活発な姉御肌のキャラで好感が持てますし、なんでサブキャラなんだろうと悩んでしまうくらいに好みのキャラです。シナリオでは出番こそ少ないものの、圧倒的武力で活躍します。個人戦闘では全キャラ中トップクラスの実力の持ち主です。

小早川隆景ちゃん

毛利さん姉妹の三女。見た目通りの生意気キャラで、輝元ちゃんにべったりのお姉ちゃんっ子でもあります。輝元ちゃんルートでは途中から主人公や輝元ちゃん本人よりも活躍していました。主人公対しては終始ツンツンなんですが、最後の最後でちょっとデレを見せてくれ、エピローグに期待したら出番が無しという仕打ちにはショックでしたねぇ。4P欲しい。

柴田勝家ちゃん

10年前までは18歳だったらしい信長ちゃんの家に使えるメイド。かなりのショタコン。家康ちゃん同様出番の多さの割に活躍度で言うと目立っていない感じ。まあ、信長ちゃんルートで大きな見せ場があるんで家康ちゃんよりは扱いはいいはず。藤吉郎ちゃんと一緒にノリノリで信長ちゃんをからかう様子が笑えます。お市くんと幸せになって欲しいです。

明智ガラシャちゃん

出番は少ないですが、インパクトが強すぎて記憶に残りやすいキャラ。まあ、ぶっちゃけネタキャラです。

石田三成ちゃん

眼鏡っ娘。シナリオによってだいぶ立ち場が違います。出番は多いんですが、正直あんまり活躍していない気がします。藤吉郎ちゃんルートで、藤吉郎ちゃんに染められてBLについて熱く語るところが個人的に一番の見せ場。

宮本武蔵ちゃん

これだけ人気が出なそうな可愛い女の子タイプの敵役もいないだろうなぁという感じ。たぶんプレイしてみれば意味がわかると思えます。自分も輝元ちゃんルートのラストではホロっときましたが、それはそれ、これはこれといった感じ。何気に学園の顔あり武将ほぼ全員と対決していてほとんど勝っています。たぶん万全の状態で1対1で戦ったら最強ですね。
主人公 明智光秀 8

家族思いで勤勉で努力家のなかなか好感のもてる主人公、ヒロイン達からモテモテなのも納得できます。いざという時の行動力も高いですし、ヒロインの為ならどんな困難にも立ち向かおうとします。ただ、問題はその困難に対して実力が見合わないことが多いことですかねぇ。活躍しないわけではないんですが、地味な活躍が多い印象があります。
絵 8

6人も原画がいますが違和感なく溶け込まれており、どのキャラもめちゃくちゃ可愛いです。立ち絵はバリエーションが多く、演出面でも凝っています。イベント絵は質量ともにレベル高いですね。SD絵もおもしろ可愛くて良かったです。
音楽 7

可もなく不可もなく。場面にあった曲ばかりで良い出来だとは思いますが、印象に強烈に残る曲はなかったかなぁという感じ。OP曲はテンポが良い爽快感のある歌で、ムービーとも非常にあっており見ていて楽しい気持ちになれます。
エロ 9

絵の力が多いとは思いますが、萌えゲーにしてはかなり濃い方だと思います。回数は各ヒロインきっちり3回で、1つのシーンで前戯含めて3〜4回戦くらいはあります。シチュは普通ですが着衣シーンばかりなのも個人的にかなり嬉しかったですね。個人的に好きなのは信長ちゃんの3回目、輝元ちゃんの1回目、政宗ちゃんの2回目です。
総合 83

笑いあり、泣きあり、萌えあり、燃えありのテンポの良い良質のキャラゲーです。設定はB級臭全開のネタゲーという感じなんですが、歴史ネタをうまく使い、ネタだけに頼らずにまとめています。期待以上の面白さで正直驚きました。



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