みなとそふとが誇る超大作 “武士娘恋愛ADV” が帰ってきた!
総合 |
シナリオ |
キャラ |
絵 |
音楽 |
エロ |
主人公 |
ゲーム性 |
NO.1キャラ |
75 |
6 |
8 |
8 |
8 |
9 |
7 |
― |
九鬼紋白 |
シナリオ 6
真剣恋の続編?FD? 前作でも多かったキャラが今作ではさらに大量に追加され、凄まじいボリュームかと思われましたが、終わってみるとFDとしてならば十分なボリュームですが、続編とみると物足りない感じです。内容は良くも悪くも前作と同じで、日常会話は凄まじく面白い割に、シナリオは正直微妙で、かゆいところに手が届かない感が半端ないです。
まず、日常会話はホント楽しいですね。テンポよく繰り広げられる会話の掛け合いがプレイしていてすごく楽しい。キャラ多くても1人1人がちゃんと個性を持ってキャラ立ちしており、その個性がうまく合わさって、抜群の会話シーンが繰り広げられます。大勢での会話シーンがきちんと成立しているっていうのはすごいと思うんでよねぇ。このキャラならこういう会話シーンが近くでされてたら思わず首突っ込みたくなるだろうなぁという期待にうまく答えてくれてます。
次に肝心のシナリオ内容ですが、キャラによってかなり量と質が違います。まず前作ヒロインのアフターはイチャラブ重視で、とにかく萌えとエロを詰め込めましたと言う感じ。印象としてはエロの方が多め。前作ではあまり見れなかったヒロインたちの可愛らしい姿を見れたのは良かったですね。ボリュームは少なめですが、ワン子が一生懸命勉強している姿とか、前作でも他シナリオでもほとんど可愛いと思えない百代のすごく可愛い姿を見れたりと、個人的には満足しています。
次に新規攻略組ですが、前作から登場している心、マルさん、辰子はボリューム、内容ともにかなり薄めで、とりあえずHシーン詰め込みましたという感じ。それでも心とかマルさんとかすげー可愛くてエロい姿を見れたのは良かったですねぇ。特に心が大和に調教されて改心する様子とかたまんなかったです。まあ、最初はシナリオの薄さに驚きましたが、下手なシナリオで微妙になる可能性を考えると、薄くてもひたすらキャラの魅力を詰め込まれていて良かったと思います。
新規攻略組の新キャラ燕、紋さまはキャラ・シナリオともに中々良く出来ていたと思います。まあ、燕はキャラは良くてもシナリオ山場のトーナメントの戦闘描写のあまりのしょぼさに白けちゃったところもありますが、紋さまはひたすらイチャイチャしたあと、山場でほんのり感動させられるという、前作から合わせてもトップクラスの良シナリオだったと思います。
で、ここから問題のグランドルートというか、いわゆる前作のリュウゼツランルートにあたる小雪ルートですが、これがかなり微妙。色々とツッコミたいところはありますが、まず敵味方ともにキャラ出し過ぎて薄い薄い。敵キャラは梁山泊は取って出てきた感が半端ない、というか実際そうですし、クローン組は元々ファミリーとの絡みがあまりなかったので(大和と与一除く)敵になっても特に思うところもなく、西方十勇士はほぼモブ扱いですし、黒幕もいきなりですし、ヒュームはあまりにも予定調和すぎですし・・・。リュウゼツランルートでは決戦の前に板垣三姉妹との監禁生活があったり、釈迦堂が他ルートで大者感をかなり出していたり、黒幕が意外だったりと、敵キャラにもきちんとキャラ立てした上での決戦だったのに対し、今回はどのキャラもいきなり出てきて戦うので盛り上がりたくても盛り上がれない状態が続きました。戦闘描写も微妙で、要所要所で入るアニメシーンの出来がちょっと言葉に出せないくらいに酷かったり、燕ルートでのトーナメントでも思いましたが、日常会話シーンは抜群の調理が出来るのに、戦闘だとキャラを持て余しちゃっている感がすごいです。
また、味方も敵キャラをたくさん出し過ぎて扱いきれてない感がすごい。強い敵キャラをたくさん出したら相手をする味方がいなくなったんじゃないかという組み合わせが続出。武士娘は百代とまゆっちはともかく、他はスーパーサイヤ人のバーゲンセールについていけなくなっていますし、マルさんは相変わらずかませだし、クラウディオの相手があずみっていうのはともかく、淋仲とか梁山泊の中で一番の使い手っぽく登場して、壁を越えた強さを持つ者としてトップクラスの力をもつ設定のはずなのに、ちょうどいい戦い相手がいなかったのか良いとこなしで敗れますし・・・。あと、前作で手ごわかった強敵が仲間になるっていうお約束を期待してたのに、釈迦堂も三姉妹も主人公達とは絡まずに関係ないところで戦ってたっていうのはかなりガッカリきました。お約束わかってないよ。つーか曲がりなりにも小雪ルートなら葵冬馬の頭脳を活躍させてやれよ。他にも、そもそもこれのどこが小雪ルートやねんとか、義経とか大友とか可愛くて良いキャラなのに何でHシーンがないんだよとか、前作のリュウゼツランルートが良く出来ていただけに何とも言えない白けた感じになりました。
そんなわけでグランドルートはかゆいところに手が届かない感じが終始あったんですが、その中で光るのが主人公大和の活躍。まあ、軍師ではなくエロと厨二での活躍なんですけどね。与一を説得する様子はこのルート一番の盛り上がりポイント。すげー輝いていました。その後のオチも素晴らしかったですね。あのオチのおかげで微妙だった戦闘がかなり緩和されました。何だかんだ言って大和が一番輝くのは与一と絡んでいる時だと思う。あとヤドカリについて語る時。
そんなわけでちょっと最終ルートの不平不満が出過ぎてしまいましたが、FDとしてはキャラ良いし、Hシーンも濃くて良かったと思います。伊予とかムサコッスとかもすげー短いけど攻略できたのは良かった。でも義経と大友は攻略させてほしかったです。大物声優が出るのは嬉しいですが、やっぱりエロゲキャラはエロが欲しいです。
キャラ 8
川神百代
前作では萌えとよりは燃え、可愛いというよりはかっこいいという印象が強かった百代ですが、今作アフターシナリオではすごくデレた姿を見れます。こう素直に女の子らしく可愛い百代っていうのは、他シナリオからのギャップもあってすごく良かったですね。正直いくらデレて可愛いと思っても萌えまくりまでにはいかないだろうなぁと思っていたので衝撃でした。戦闘に関しては色々と出番は多かったものの、前作同様強すぎて使いづらいという感じがヒシヒシと・・・。
川神一子
いつも元気なワン子。風間ファミリーのマスコット。可愛い。アフターでは武道を諦めて勉学に励む姿を見れます。他のキャラと比べてイチャラブ少なめですが、一生懸命勉強しているワン子っていうのは新鮮でいい感じでした。特にメガネ。でもこのアフター見た後で、このルートとか他のルートでワン子が頑張って訓練している様子を見ると切なくなるんですよねぇ。戦闘は何気に勝ち星が多いんですが、だからと言って活躍していたかというと別問題だったり
椎名京
今作最多のEDを持つ京。まあ、ほとんどはトラップなんですけどね。アフターはひたすらイチャエロ、他のヒロインと違って本当にひたすらエロしているんで、内容が全然覚えてないです。ゲーム中の印象度で言えばトップクラスなんですよね。他シナリオでひたすら大和に責めまくっている方が可愛く映ると言う不思議。戦闘では弓兵という立場上いちいち地味な活躍しかできず、淋仲戦とかが一番の見せ場なんでしょうけど、アニメシーンがギャグにしか見えなかったり・・・。
黛由紀江
やっぱりまゆっちは可愛い。アフターでのイチャイチャっぷりはホントたまんなかったです。伊予や心との友達との触れ合いもいい感じ。でも妹との絡みはもうちょっと欲しかったですね。あと、まゆっちとのイチャラブは確かに良かったですが、松風がいないとどうにも物足りないというか、やっぱり松風あってのまゆっちかなぁという感じもします。戦闘では主にムサコッスに巻き込まれて敗退するシーンが多いですが、きちんと見せ場はあって活躍もしているという印象。
クリスティアーネ・フリードリヒ
おバカで天然ボケキャラが板に付き過ぎています。登場時の凛々しさはどこへやら・・・。でもアホの娘クリスはすごく可愛くて大好きです。見ているだけで和みます。アフターはクリスとイチャラブしまくるという、まあ他のヒロインと一緒なんですが、遊園地でのデートイベントが素晴らしくエロくたまんなかったですね。戦闘では・・・特に何もないなぁ。
松永燕
今作のメインヒロイン。元気で腹黒で悪魔系ヒロイン。親しみやすいお姉さんで、思わせぶりな態度で主人公をからかう様子とか生き生きしていて非常に可愛らしい。シナリオの立ち振る舞いのせいで賛否両論ありそうですが、個人的にはこういう年上の腹黒っぽい人好きです。シナリオは燕先輩は可愛かったものの、一番の山場のタッグマッチがかなり微妙。大和&燕ペアといっても戦うのは燕だけですし、大和も邪魔にならないように避けまくると言っても、避けまくるシーンが必要ないくらいに燕が瞬殺していて全然盛り上がらない。特に弁慶&辰子戦の事前の期待と本番の盛り上がらなさの差が激し過ぎました。対百代せんも折角色々と策を使ったのに、土蜘蛛の突拍子の無さで台無しになった感じが・・・。ただ、その後の告白シーンは最高に良かったですね。燕先輩の可愛らしさと腹黒さがうまく生かされてました。
九鬼紋白
今作のメインヒロインその2。九鬼一族らしい豪快な性格ながら、天使のような笑顔と姿を持つロリの宝。井上準の興奮も止まりません。九鬼らしく外見からは想像できない凛々しいところを持ちながら、年相応に甘えたいと言う可愛らしい部分も持つ萌えまくりのキャラ。シナリオでも紋様の魅力をとにかく出すような構成をしており、そりゃぁ大和もロリに目覚めても仕方がないってものです。井上とプールサイドで紋様の魅力について語り合うのも自然なことです。何気にゲーム中屈指の常識人で、シナリオも正当派で王道を行っており、萌えに関して期待を十二分にかなえてくれました。
マルギッテ・エーベルバッハ
まさかマルさんがエロ担当になっているとは・・・。シナリオも最初から最後までエロ。ひたすらエロ。マルさんの純情な乙女心が爆発しています。そしてデレた時の圧倒的な破壊力。マルさんみたいな普段厳ししい人がデレまくってエロくなるのってすごく興奮しますね。ギャップ萌えも破壊力を再認識させられすシナリオです。戦闘では何ていうか、ある程度強い敵のバロメータ代りみたいな扱われ方で、強いんだろうけど負け癖がついてしまっているような感じです。
不死川心
前作ではウザ可愛いの天秤を若干ウザい側に傾けていたような心ですが、今作では見事にウザ可愛いどころか、ウザ可愛すぎるキャラになっています。シナリオも他2人の前作登場組と比べると比較的丁寧に作られていて、友達を作る為、みんなに溶け込む為に、大和といっしょに一生懸命努力する様子が見られます。エリート意識満々だった心が、最終的にクラスに溶け込んでいる姿がいい感じでしたね。制服姿の心はホントたまんなく可愛いです。和服もいいけど、制服がこれほど似合うとは思わなかったです。デレて恋人になってからはとにかく萌えまくり。可愛くてエロくてたまんなかったです。おしっこ漏らして涙目の心たまんない。主人公の「女の子をおもらしに追い込むとは何事だ、俺のバカ。だたでさえ人一倍プライドの高いお嬢様にこんな興奮す……ちがう、興奮す……ちがう、屈辱的なことをさせるなんて。」が印象的。
板垣辰子、亜巳、天使
辰子ルートというか板垣三姉妹ルートでリュウゼツランアフター。辰子は元からデレデレの激甘だったので、Hしようが恋仲になろうがあまり反応が変わらないので、ツンデレで調教?シーンありの天使や、元気のない小雪との交流の方が印象に残っていたりします。天使はいい感じのツンデレでしたねぇ。口では嫌がっても体は求めているというデレ方がたまんなくて可愛かったです。正直辰子よりヒロインしていました。亜巳さんは家でのすっぴんと家庭的な様子が見れたのが良かったです。面倒見がよいお姉ちゃんになってました。戦闘では亜巳、天使はおろか、辰子でもロクに活躍しないと言う、強敵が次シリーズで仲間に〜という少年マンガ的展開を無視するという事態にガッカリです。
榊原小雪
ルートはあるけどビックリするほど目立っていない。小雪ルートでは主人公を慕いまくっている子犬みたいなキャラになってますが、何か素直に萌えにくいというか・・・。正直リュウゼツランアフターでの交流の方がいい感じに出来ていたと思います。まあ、あれだとHシーンを入れるのは無理なんで仕方がないという気持ちもありつつ、ちょっとなぁという感じも。
風間翔一、島津岳人、師岡卓也
キャラが増えて出番が減っても風間ファミリーの存在感と結束は崩れず。むしろ前作の閉鎖的な雰囲気も消え、さらに良くなっています。中でもモロの進化?はすさまじいというか、他シナリオでは100%純粋ではないですが、あくまでも演劇の為だと思われた女装が、クリスルートで衝撃の事実が・・・。あの時の大和の「…なに…してはるんや」が忘れられない。
大和田伊予
サブシナリオでHシーン&EDあり。内容もベイの試合を一緒に何度も見に行って、遂に試合に勝って、勢いそのまま結ばれて終わりといういかにもサブシナリオという感じですが、伊予ちゃんならこのシナリオ以外ないというだろうなぁというところもあり、個人的にはルートがあっただけでも満足しています。伊予ちゃんは前作から立ち絵のあるキャラでは屈指の可愛さを持っていましたからねぇ。見た目だけでなく性格も良いし、Hシーンも非常に興奮しました。
武蔵小杉
西の十勇士、東のムサコッスと言われていそうなかませ犬代表のキャラ。相変わらず普段は立ち絵が無いんですが、チュートリアルを何度も見ることによって出る隠しシナリオで遂に立ち絵が解禁されます。内容はいつもどおり他の人を手玉にとって利用しようとして失敗すると言うムサコッスらしいシナリオ。経験あるふりして主人公に迫っておきながら、逆に手玉に取られるHシーンがすごくいい感じ。Hシーン中のムサコッスはすごく可愛かったです。
義経
クローン組。4人の中心的キャラで優等生。こういう普通の優等生キャラって真剣恋世界だと逆に新鮮でした。一人称が自分の名前っていうのが可愛かったです。シナリオでは登場時は目立ってましたが、その後は特にシナリオの中心に絡むこともなく、他のクローン組のように、別キャラとの絡みもない為シナリオでは基本空気だったりします。
弁慶
もっさりヘアーでいつも気だるそうに川神水をのむ飲んだくれ。弁慶のだす独特な気だるくてゆい感じの空気が気持ち良かったです。大和との絡みも多く、Hシーンもあったりと、主と違って厚遇されていました。もっと出番が欲しかったです。
与一
最初はただの痛い人でしたが、だんだん面白くてたまんないキャラになりました。大和とのノリノリな厨二会話は大爆笑もの。小雪ルートでも良い見せ場があったりと、クローン組では一番活躍してましたね。主と違って厚遇されていました。
西方十勇士
本作中でかませ犬の称号を欲しいがままにした面々。西方十勇士といえばかませ犬というくらいに板についてます。かませ犬以外の印象が全くなかったと言ってもいいくらいです。でも大友さんは可愛かったです。
主人公 直江大和 7
今作では軍師としての活躍はほとんどなかったものの、エロでの活躍はかなりパワーアップしてました。すさまじい絶倫に加え、アナル大好きの性癖、ねちっこく責めまくって、これでもかというくらいに女性を責めまくるS性で大活躍。そして、エロと双璧をなす大和の活躍シーンが与一との絡みにあります。自分で言い聞かすように否定していますが、与一と厨二全開で絡んでいる時が一番輝いていましたねぇ。小雪ルートではその後のオチ含めて大爆笑でした。
絵 8
立ち絵の多さとバリエーションの豊富さはホントすごいと思います。立ち絵の無いキャラを探すほうが難しいくらいに、ほとんどのキャラに立ち絵があります。イベント絵は枚数は少ないものの、出来はかなりいい感じ。エロシーンでの肉感的でエロい感じがたまんないです。ただ、アニメに関してはOPとかは普通にいい感じなんですが、戦闘シーンでのアニメはがっかりというか、正直無い方がいいというものばかり。序盤の対西方十勇士戦のアニメはまだ出来が良かったんですが、終盤の小雪ルートはどう見てもギャグにしか見えないものがあったりと、見ていて白けてしまうことも結構ありました。
音楽 8
ほとんどが新規orアレンジという、ちょっと力の使い方間違えているんじゃねぇかというくらいの力の入れっぷり。歌はOP曲と挿入歌2曲、ED2曲の合計5曲。力強くていい歌ばかりです(ねばれは置いといて)。特に挿入歌のBUSHIDOは燃えてカッコいい曲でお気に入り。ちょっとシナリオの燃えは足りなかったですけど。声優の豪華さはもはや語るまでもなく。
エロ 9
回数◎、質◎、尺○、絵◎、シチュ○という感じで非常に濃いです。一部のHシーンではそこらの抜きゲーでもここまではないだろいというくらいに濃いです。堪能させてもらいました。個人的には心のおしっこプレイ。マルさんの初H、ムサコッス、伊予のHシーンがお気に入り。非常に満足で言うことなしなんですが、魅力的なキャラが多いだけに、Hシーンが無いキャラが気になるのも仕方がないことかと。義経、大友あたりはエロゲキャラなんだから攻略させろと言いたくなる。
総合 75
笑えて萌えてエロくて楽しめたのは楽しめたんですが、どうにもかゆいところに手が届かないゲームでした。ヒロインとしてはみんな可愛くていい感じなんですけど、武士娘らしさを出そうとするとどうにも・・・。キャラも思いついた限り出しましたという感じは明らかに失敗してますし、前作では大勢のキャラをうまく生かしていたんですけどねぇ。まあ、色々と文句は言いましたが、前作好きならば買って後悔はしないと思います。新キャラ攻略組の燕先輩と紋様も良かったですしねぇ。
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