この娘可憐にして最強!
総合 |
シナリオ |
キャラ |
絵 |
音楽 |
エロ |
主人公 |
ゲーム性 |
NO.1キャラ |
88 |
8 |
10 |
8 |
9 |
9 |
8 |
― |
黛由紀江 |
シナリオ 8
ルートはメインヒロインの5人+男キャラ3人+サブ3人+メイン全員クリア後にプレイできるリュウゼツランルートの計12というかなりのボリュームです。メインヒロインの以外のルートもそれなりに長く、全クリまでは結構時間かかりました。
内容はギャグ萌え重視の学園物語。大体どのルートも恋仲に→問題発生→解決といった流れです。色々と設定がありますが、ちょっと異常に強い女の子ばかりが集まっている地方の学園物語っていう認識で良いと思います。キャラが非常に魅力的に描かれており、メインヒロインやファミリーのメンバーは持ちとんのこと、クラスメートやライバルキャラのクラスのメンバーまで、どのキャラもそれぞれの個性がきちんと確立されていて、中途半端なキャラがいません。というかもうホントすばらしい。これだけのキャラがそれぞれ個性を持っているというのには見事としか言いようがないです。まあ、ルートによってはすごくいいキャラが、他のルートではすごくウザいキャラになっていたりしますが・・・しょうがないか?
内容はとりあえず日常会話がマジで楽しいです。テンポよく繰り広げられる会話の掛け合いは面白すぎて全く退屈しません。パロネタ盛りだくさんでとにかく笑わされました。まあ、ただ前作もそうでしたが一部やり過ぎてイラっと思えるパロネタとかもあったり・・・。シナリオ終盤のシリアスな場面とかではもう少し自重して欲しかったです。
それとシナリオ中に何度もある戦闘シーンですが、結論から言えば戦闘シーンは微妙でしたが、戦闘自体は良かったです。戦闘描写はパロネタを盛り込め過ぎでいまいち迫力が伝わりにくかったりしましたが、ゲーム中で、もしこいつとこいつが戦ったらどうなるか見てみたいといった希望が結構かなえられたのはかなり良かったです。自分は1対1の戦闘よりも、多対多の戦闘シーンが大好きだったりするので、モモ先輩ルートの合戦、まゆっちルートのバトルロワイヤル、最終ルートの戦争のように、多対多の戦闘が盛りだくさんだったことも凄く良かったですね。その多対多もジャンプとかでよくありがちな1対1×多のようなものでなく、きちんと集団戦が書かれていたのがポイント超高いです。
シナリオは最終ルートまで全編通して楽しくプレイはできましたが、終盤で急展開だったりと微妙な部分も多々ありましたね。いや、内容自体は悪くはないと思うんですが、ちょっと急過ぎていまいちのめり込みにくかったり、もう少し前で終わっとけばよかったのに最後に蛇足をつけて微妙になったりと、何とも惜しい感じです。ただ、この手のキャラゲーにありがちな困難に当たって主人公がいきなりヘタレてグチグチしたり、それまでギャグ一辺倒だったのにいきなり超シリアスになったり見たいな展開がなかったのは良かったです。ギャグ、萌え、シリアスのバランスが素晴らしかったです。
あと、色々と伏線振りまいては「どこか別のルートで語られるだろう」みたいな言葉を連発するのは正直勘弁して欲しかったですね。最終ルートで伏線自体は大体解消はされますが、わざわざこんな言い方して語る必要も一切ないですし、正直白けるだけでした。最終ルートのリュウゼツランルートは戦闘自体は良かったですが、正直これ必要だったのかなぁと言う気にもなりましたね。ラストの秘密基地から離れるっていう部分は必要だったとは思いますけど・・・。
とにかくキャラの魅力がすごい。50人近いキャラそれぞれの個性がきちんと出ています。シナリオも細かい部分で気になるところもありますが、全体を見ればかなりの高レベルでまとまったシナリオになっていおり大満足な出来です。
キャラ 10
サブキャラに関しては超短文です。書いてないキャラがあったら=特に語りたいことがないと思ってください。
川神百代
世界最強の武人であるモモ先輩。比喩では無くぶっちぎりに強いです。性格は自由奔放でいつも女の子をはべらしてやりたい放題しています。主人公を舎弟として猫可愛がりしていて、暇さえあれば構ってきます。最強の武人でありならいつもは主人公にべったりな様子が可愛いですね。それでいていざという時は超頼りになりますし、素敵なお姉ちゃんです。恋仲になってから甘えっぷりも格別ですし、Hシーンでの主人公に主導権とられて照れる様子もたまりません。シナリオはラストのキャップの部分が蛇足以外の何物でもないと思いますが、中盤の1回振られて、でも即立ちあがって懸命に努力しようとする主人公は燃える展開でしたし、終盤の川神大戦はこのゲームでトップクラスに好きなイベントになっています。こういう多対多の集団戦ってホント大好きなんですよ。白の隊とか黒の隊とかワクワクしながら見てました。
川神一子
とりあえず可愛いです。超可愛いです。チャームポイントのポニーテールが良く似合っています。ファミリーのマスコット的存在、というか正真正銘のマスコット。いつも元気で天真爛漫のアホっ娘で、笑顔がとんでもなく可愛いです。そして笑顔だけでなく泣き顔も可愛い。怒られて涙目になる顔が可愛すぎてたまりません。いつも元気な様子は見ているだけで癒されますし、超ほのぼのします。恋仲になってからの髪をおろして大人っぽくなる様子とかマジでたまんなかったです。超欲しいです。シナリオは終盤の大イベントからエンドまでがちょっと無理やりっぽかったのが残念でしたが、中盤〜終盤にかけての展開はかなり良かったですね。告白大戦まで非常に熱い展開でした。
椎名京
押しかけ女房ならぬ押し倒し女房の京です。開始時点ですでに好感度ゲージがふりきれていますね。ホントどうして自分には小さい時にこんな娘に会う機会がなかったのか・・・。クールで口数も少ないですが、主人公に対しては超積極的。京のようなクールな感じで超積極的に迫ってくるキャラっていうのは今まで見たことなかったので新鮮でしたね。シナリオは展開もきちんと段階踏んでいて一番まとまっていたかもしれません。恋仲になってからの依存っぷりとかは最初はちょっとやり過ぎなとか思っていたらシナリオで解決してくれたんで一安心。ラストも短期間で強くなりすぎじゃねとか思いましたが、よくまとまっていました。キャップに良いところ全部持っていかれた感は否めませんけどね。
黛由紀江
後輩キャラ。友達を作りたくて仕方がないんですが、緊張すると目が異様に怖くなるという残念な体質のためになかなかうまくいきません。ストラップの松風が唯一の友達だったりします。とりあえず後輩キャラってだけで自分の中ではかなりポイント高いんですが、主人公と仲良くなってからはどんどん可愛くなっていきます。毎朝懸命にお弁当作ってとかほとんど新婚さんのノリです。毎日主人公のお弁当を楽しそうに作るまゆっち超可愛い!!! あとこれだけは言っておきたいんですが、台所に立っている時の尻がエロすぎです。主人公も言っていましたがまさに魔性の尻ですね。その他に私服の立ち絵がやけに胸を強調した形になっていてエロいですし、まゆっちの体に目が釘付けです。シナリオは正直微妙。いやチーム戦のバトルロワイヤルとかは大好きだったんですが、総理の政治ネタは正直調子にノリ過ぎで、普通にウザかったです。まゆっちの友達百人できるかな?がテーマかと思いきや、ホント総理が出て辺りから変な方向に・・・。
クリスティアーネ ・フリードリヒ
凛々しくカッコよくちょっと堅苦しいお嬢様。かと思いきやシナリオを進めるうちにどんどん色々と剥がれてきます。主人公にからかわれる様子は思考がワン子と同レベルだったりしますし、ミスキシドーとか完全に色物キャラに落ちたりもしました。もちろんそれだけではなく、レイピアを構える様子は似合いすぎですし、モモ先輩ルートの白の隊の突撃とかホントカッコ良かったです。何気に他シナリオでも毎回活躍しているキャラですね。京ルートとかシナリオのキーマンですし。恋仲になってからのバカっぷるにも注目。主人公に夢中になってキスする様子とか見ているだけでにやけまくりでした。シナリオは普通。最初は反発しまくっていた2人が徐々に仲良くなっていき、告白→バカップル→同棲のニヤニヤ展開。終盤のヤマ場はちょっと駆け足展開でしたが、ラストの仲間たちの署名運動とかは普通に泣きそうになったりしました。あと夜這いシーンはこのゲームの名シーンの一つですね。主人公色んな意味でカッコよすぎです。
島津 岳人
筋肉担当。熱血馬鹿の単純一途。モテたくてしょうがないのに全然モテないという良いバカです。もう見た目まんま想像通りの性格していますね。個別シナリオは正直微妙だったので割愛。彼女ができて欲しいですね。
風間 翔一
自由奔放という言葉にも収まらないチームのキャップ。器が本当に大きくカリスマ性大。性に関しては幼稚園児以下ですが、あふれる冒険心は一般高校生をはるかに凌駕しています。こういうやつがいたら毎日楽しくなりそうですよね。
師岡 卓也
ファミリーのツッコミ役。ゲームなどのオタ趣味を持ち、さらに仲間以外の女生徒は目を合わせられないという人事とは思えないようなキャラですね。女装姿が似合いすぎなのには絶句。メインヒロイン以外のルートがあくまでもおまけに過ぎないぐらいの出来ばかりの中で、モロのシナリオは中々良かったのも印象的ですね。
小笠原千花・甘粕真与
2−Fの仲良しコンビ。2人とも一応ルートとHシーンはありますが、むしろHシーンだけ見たいな感じなので割愛。やっぱり主人公がファミリー以外と付き合うようになるのは違和感あります。ちかりんは良いところもあれば悪いところも(どちらかというと悪いところの方が多い)もありますが、クラスメートとしてはかなりいい味出していますね。羽黒とかもそうですが、クラスの女子っていう感じがよく出ています。委員長はロリまっしぐら。お姉さんぶる様子が微笑ましくて可愛いです。
福本育郎・熊飼満・大串スグル
こちらはクラスの男子キャラ。どいつもこいつも癖ありまくりです。童帝のヨンパチはすごい変態キャラですし、スグルは重度の(末期の)オタクですし、熊ちゃんは食いしん坊キャラかと思いきや、なかなかの人格者でした。
源 忠勝
このゲーム一番のツンデレ。ぼくらのヒーローげんさんです。悪態付きながら何だかんだ言って色々と主人公達の世話を見てくれるげんさんはホント素敵すぎます。さりげない気づかいが半端じゃないです。もうげんさんにお世話になりっぱなし。最終ルートラストのデレっぷりとかホント凄まじかったです。男キャラの中では一番好きなキャラですね。
小島 梅子
生徒が濃ければ先生も濃いということで、クラスの先生です。常に鞭を持ち鞭をふるっていますが、女王様というよりはあくまでも先生っぽく感じるのはたぶん自分がマジ恋世界に毒されてるからか? 一応個別&Hシーンありで、個別のシナリオは微妙ですが、ラストの主人公に調教?されたっぽい先生がすごく可愛かったです。
九鬼英雄
カッコよさで言えば全キャラの中でも一番かもしれないキャラですね。最初は言動がアレだったり、ワン子を狙っているということでいまいち良い印象がなかったんですが、シナリオを進めるたびにどんどん漢を上げていき、最終シナリオで大爆発しました。超カッコ良かったです。人間としての格が凡人とは段違いです。流石は九鬼揚羽の弟だけはあります。
忍足あずみ
英雄に仕えるメイドさん。英雄の前では大人しくしてますが、英雄のいないところでは黒い本性丸出しでやりたい放題です。このキャラも最初はその黒っぷりにあまりいい印象はなかったんですが、戦闘能力の高さ、英雄への忠誠心とシナリオの中でどんどんいいキャラになって行きましたね。もっと戦闘以外での活躍も見てみたかったです。
葵冬馬・井上準・榊原小雪
最終ルート後だと語りにくいですね。とりあえず良いキャラなのは間違いないです。井上のロリコンっぷりには注目。
マルギッテ・エーベルバッハ
クリスをサポートするために来た軍人。力を抑える為に眼帯をつけています。戦闘モードに突入した後の獣っぽい顔が個人的にはかなりお気に入り。普段の厳しい軍人姿とクリスへの世話焼き姉っぷりのギャップにも注目です。クリスルートでクリストの3Pがあったのは嬉しい限り。Hの時のマルさんはギャップもあってかなり可愛くてたまらなかったです。
不死川心
泣き顔がとにかく似合いすぎます。普段のイラつく顔が、子供のように泣いて逃げる様子はたまらないところがありますね。ここまで泣き顔が似合うキャラっていうのは探すのが難しそうです。それくらいに似合います。シナリオによっては評価が激しく上下するキャラで、京では超ウザキャラですが、まゆっちでは友達がいなくてさびしそうにしている様子とかが可哀想で可愛いです。個人的にHシーンが欲しいサブキャラNo.1ですね。水上運動会での乳首舐めがいやらしすぎます。
大和田伊予・武蔵小杉
1年生キャラの2人。2人とも出番はハッキリ言ってかなり少ないんですが、印象にはかなり強く残っています。伊予ちゃんは単純に立ち絵がとにかく可愛い。出番は絵のあるキャラの中ではトップクラスに少ないですが、それでも印象に残るくらい可愛いです。武蔵小杉は言うならばThe.かませ犬。どのシナリオでも登場しては他のキャラの強さの引き立て役になっています。立ち絵がないのにこの存在感は見事ですね。あくまでもかませ犬としてですが・・・。
先生
梅子先生以外の他の先生は基本的に出番少なめですが、他のキャラに負けずにキャラが濃いです。
板垣3姉妹
本格参戦は最終ルートのみ。満を持しての登場ですが、雑魚っぽさを隠せなかったのは残念ですね。3人の中ではのんびりおっとりの辰子が好み。次女と三女とのHシーンがあったのは嬉しい限り。主人公は童貞なのにエロがすごすぎます。
他
クッキーとか総理とかフランク(クリスの父)とかツッコミがいのあるキャラが色々いますが割愛。いちいちつっこんでたらキリがないです。大ボスクラスの釈迦堂はよーく考えてみると最終ルート含めてロクな活躍してないような気がしますが、それでも大ボスとしての格があるのはすげぇと感じます。揚羽さんはいい女のなり過ぎてビックリしました。
主人公 直江大和 8
チームの軍師。腕力よりは知力で勝負です。まあ根回しの良さとか考えると知力よりも政治力の方が高そうではありますね。軍師キャラっていうのは個人的に大好きなので大歓迎。合戦とかで主人公が活躍するたびに大興奮でした。ちょっと考え方が打算的過ぎなところもありますが、これと決めたヒロインのためには熱くなれるので無問題。モモ先輩シナリオの告白→即立ち直りの流れとか素敵でしたね。Hシーンでの絶倫&変態っぷりにも注目。かなりの尻好きです。
絵 8
キャラデザは好みで問題なし。どのキャラも可愛いです。立ち絵はバリエーションも多く、画面効果も結構使われていて会話シーンのテンポの良さに繋がっていますね。イベント絵の質も高く、どの絵も綺麗に描かれています。ただ、エロシーン以外のイベント絵の量がシナリオの長さを考えるとちょっと少ないかなぁと言う気はしましたね。
音楽 9
歌はもちろんのこと、BGMのレベルが結構高いです。コミカルな曲から燃える曲まで盛りだくさん。かなりの数の曲があります。お気に入りは「男は勇気」、「激闘する武士娘」あたりですかね。歌は全4曲。どの歌もいい歌ですが、中でも挿入歌の「武士」は燃え系アニメのOPのような歌で、聞いているだけで燃えてきました。
エロ 9
全く期待してなかったからというのもあるとは思いますが、それを抜きにしてもかなりエロいです。主人公がエロシーンになると結構な変態になることもあって、充実したエロシーンの数々になってます。質は中々で尺もそこそこあります。回数もメインは3回と十分な量がありますし、予想外の良さにビックリしています。キャラゲーとは思えない濃さに大満足です。
総合 88
前作が微妙すぎたのと、声優陣が豪華すぎ&キャラ多すぎでプレイ前は不安でいっぱいだったんですが、実際プレイしてみるとそんな不満は吹き飛びましたね。どのキャラも魅力的ですし、シナリオも過度の期待をしないでキャラゲーとして見れば十分ですし、絵も音楽もついでにエロも盛りだくさん。ボリュームも多いですし、久しぶりの大作でした。
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