MapleColors 2


かわいさたくさんノーテンキ!



総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
89 8 10 9 8 8 8 9 睦月小梅

シナリオ 7

究極の学園物ゲームです。学園物の雰囲気を味わえるという意味ではこれ以上のものはないと思われます。

普通の学園物ゲームは、主人公を中心として何人かのクラスメートが主人公を支えるという構造で、ヒロイン以外では主人公と近しい友人や敵役ぐらいしか出番がないですが、このゲームはクラス全員に名前と立ち絵と個性的な性格があり、どのキャラも印象に残る濃いキャラばかりになっており、学園生活の雰囲気を思う存分楽しめます。

さらに、前作では簡単に仲間になるようなキャラが結構いましたが、今作ではどのキャラもきちんとしたイベントがあって仲間になりますし、仲間になったらモブキャラ扱いみたいなキャラばかりでしたが、今作では最後まできちんとクラスメイトとして活躍し、学園生活をしているっていう気にさせてくれます。特に雨宮、深月、大熊、佐伯、遠野あたりはサブキャラとしてかなりのインパクトと活躍を見せてくれました。人数は少なくなりましたが、密度はかなり上がっています。

シナリオの基本的な構造は前作と変わらず、危機的状況を回避するために主人公がクラスメート達を説得していくというものになっています。最初はあまりにも似ている展開を懐かしく感じながらも、二番煎じにしかならないのかなぁと思っていましたが、メイプルカラ―ズ伝統?の冒頭のヤケクソ大ジャンプに思う存分笑いまくって燃えまくってテンションが急上昇。いったんどん底に落として、主人公もダメなただのヘタレだと思わせておいての大ジャンプの構想は、つかみとしては素晴らしい展開です。いつの間にか夢中になってプレイしていました。

ストーリー内容は中盤あたりに、勝負の種目を決め、以降個別ルートに入って行きます。意外と個別ルートが長かったです。前作では演劇のみだったので、終盤の展開が似たり寄ったりになったりしてましたが、今作ではヒロインごとに、牙戦、演劇、武道大会と行う競技が増えており、どのヒロインでも最後までより楽しめるようになっていますね。個人的には問答無用のサバイバルゲームである牙戦が面白かったですね。燃えました。

会話シーンでの笑いのレベルもかなり高く、何度も何度もお笑いさせられましたし、キャラはみんな個性的で、主人公はバカでお調子者でヘタレですが、やる時はやりますし、いかにも男子学生っぽい思考と行動力がすばらしい。シナリオに関しては少し微妙に感じた部分もありましたが、萌えて燃えて笑えて、とにかく楽しめました。
キャラ 10

睦月小梅

メインヒロイン。メイプルカラ―ズの名を継ぐにふさわしいツンデレっぷりを見せてくれます。強気な娘がデレる様子はいつも最高です。橋の下で互い気持ちを確認し合うシーンは萌まくりでした。メインヒロインとして、どのルートも縦横無尽の大活躍。個人的には他ルートで、主人公への軽口を言って、各ヒロインに詰められる様子が笑えましたね。シナリオは全ルート中。一番燃えて盛り上がったルート。牙戦というサバイバルゲーム風対決も良く出来ていました。何せ総力戦なので、小梅の参謀っぷりと、志乃・遠野の核弾頭、雨宮・方城の副参謀敵活躍など、色んなキャラが動きまくっていました。ラストのマフラーの取り合いも燃えましたし、終始勢いに乗って楽しめました。

藤宮遥

天然キャラ。初期から仲間にいる割には、そばにいる結花の存在感が強すぎるせいであまり印象に残っていなかったりします。演劇という比較的平穏なルートのおかげか、一番女の子らしい女の子していたのが印象的かな? 普通に萌えて可愛いです。シナリオは未来の妹が出てきた時はどうなるかと思いましたが、良く出来ていたと思います。完成度ならたぶん一番。個人的には小梅の次に好きなルート。鉄仮面シンデレラはぜひ見てみたいです。

伊呂波かえで

子犬キャラ。主人公の周りをいつも元気よく跳ねまわっています。冒頭でのあくまでも主人公を信じる姿に涙。あまりにも無鉄砲で元気すぎる様子から、しばしば他のキャラから邪魔な子扱いされるほど。ちく穴はどれも爆笑ものでしたね。特に目からちくわには腹が痛くなるくらい笑わされました。シナリオは何かファンタジー入って超展開で途中は唖然としていましたが、ラストの今まで女の子らしい様子を見せてなかったかえでの嫉妬シーンとかすごく良かったです。

御来屋藍

途中までは普通の萌えキャラかと思ってましたが、とんでもない核弾頭でした。本人以外のルートでは女の子らしい可愛い様子を見せてくれる萌えキャラなんですが、本人ルートでの告白未遂シーンから一変します。あれですね。女の子の一世一代の告白シーンを台無しにするやつは校舎ごといなくなってしまえっていうことですね。東堂断末魔とかかなり印象的。単なる萌えキャラから、萌えとネタ両方を兼ねそろえた濃いキャラに変わった瞬間です。

咲守志乃

武士っ娘。その異常な戦闘能力で大活躍します。くまさんパンツはいたりと、中身は可愛い女の子しているのが萌えますね。牙戦や武道大会では戦闘面で大活躍。まあ、自身のルートでもある武道大会は正直微妙で、かえでルートでの活躍の方が良く出来ているとは思いますが、ラストバトルは良かったと思います。

鳳結花

面白いことが大好きで、鳳結花のいるところに面白いことがあると言わしめるキャラ。その奇抜な言動にはいつも大爆笑させられました。メイン扱いですが個別ルートがなく、萌えるシーンもほとんどないですが、笑いに関してはゲーム中一番。演劇ルートでの活躍はもちろんのこと、牙戦での遠野の上に乗っての突撃とか、いつも笑わせてもらいました。

青葉緑

学園のインディースアイドル。いかにもな2面性のあるアイドルです。キレた時の顔が面白くて笑えます。きちんと実力も伴っていたのが、うまいと思いましたね。Hシーンがトップクラスに良かったのが印象的。

雨宮 未央

外見は大人しい図書委員という感じですが、中身は意外と行動的です。色々とハイスペックな能力を持つ人。牙戦以外ではあまり活躍しませんが、牙戦に関しては小梅シナリオでは副参謀として、そして藍シナリオでは参謀として大活躍します。かなりいいキャラですね。特にHシーンでの純情な様子には萌えまくりでしたね。

占部沙奈絵、佐々木薫、エリカ・クリスティン・椿、仁科すみれ、日向麻衣

クラスメート(女)の中でもあまり出番がない人たち。でも一応それぞれ見せ場はあるところがすごいです。各ルートにより、自力で仲間にするキャラが違うのも良い感じでした。ちなみにこの中では個人的にはエリカが好きです。

深月汐音

サブキャラの中では主役級。というかメインヒロインの一人として扱ってもいいくらいの活躍っぷりです。牙戦、武道大会では戦闘でやくざの娘として大活躍しますし、演劇では演劇部員として活躍します。個別で告白シーンもあり、あまりにもメインヒロインっぽい扱いに、Hシーンが違和感に感じてしまったぐらいです。牙戦での告白シーンには思わずジーンときてしまいましたよ。まさかこれほどまでに活躍するとは思わなかったです。メイプル2Hで大活躍してくれることを期待。

大熊勝之新

シナリオが進むたびに扱いがどんどん悪くなっていく様子が面白かったですね。意外と器用なところも笑えます。

佐伯了介

不良キャラかと思いきや、怖いのは外見だけって感じでした。むしろかなりいいやつです。どのルートでも活躍するサブキャラの中でも主役級。男キャラの中では一番出番と見せ場があります。牙戦では戦闘と主人公への激励、演劇では女装と活躍しますが、何といっても武道大会での活躍がでかいです。勝つために悩んで悩んで悩みぬいた結果の一大決心。あのスーパー佐伯には、燃えて笑わせてもらいました。もう素晴らしいとしか言いようがないです。最高!!

白瀬優

仲間になる時のイベントがあまりにも強烈すぎて、その事ばかり記憶に残っています。野球部のキャプテンもいい味出してましたねぇ。その後は牙戦でのインパクト弾とか印象に残っていますが、男キャラの中では地味な方です。

遠野浩志

スーパーネタキャラ。「ぐふぅぅぅ……適量だ」に馬鹿みたいに笑ってました。牙戦での活躍ぶりは印象的。出てくるたびに笑わせてくれる、濃いキャラが多いこのゲームの中で一番のネタキャラです。この発想はすごいと思った。

方城昌

仲間にする時のイベントで、最初は嫌な奴だと思っていましたが、理由が分かって納得。牙戦以外ではほとんど活躍しないのはもったいない気がしますが、使いどころが難しそうなキャラなんで難しいところですね。

結城尚也

サッカー部のナルシスト。幼馴染の深月と比べると、出番も印象度もかなり低いですね。というか男キャラは佐伯の活躍、遠野のインパクトが強すぎて、変な能力持ってないとどうしても影が薄くなりがちです。

東堂和輝

悪役らしい悪役。冒頭の全面敗北で悪役としての価値をかなり高めています。ラスボスとしての貫録は十分でした。

藤宮菜月、九条麗子

菜月は見た目と性格が好みだったんですが、出番的にはあまりないのが残念。姉妹丼希望です。麗子はルートによっては、かっこよかったり、情けなかったりしますが、共通するのがひたすら振り回されるということ。牙戦ルートやってから演劇ルートやりましたが、ギャップがものすごかったです。牙戦ルートだとかなりかっこいいんだけどなぁ。

その他

X組の3人は出番は少ないですが、いい敵役になっていたと思います。特に竜造寺は時には手ごわい敵に、ときには頼りになる味方に、その実態はドMとかなりキャラが立っていましたね。猿山が可愛く見えてくるのには主人公同意です。
主人公 十河宗次郎 9

ヘタレる時はとことんへタレ、やる時はとことんやる男。色んな意味でダメなやつです。初っ端からダメ男全開ですが、やけくそ大ジャンプで男を見せ、その後はやる時はやる男に生まれ変わってくれました。いかにも男子学生がやりそうな言動を連発するのがいい感じだと思いましたね。好感のもてるいい主人公でした。
絵 9

面白いぐらいに動きます。AYAKASHIとかもそうでしたが、アプリコットは立ち絵の動かし方がうまいですね。イベント絵もHシーン以外の絵が少し少ないように感じましたが(というか数自体は少なくは無いんですが、Hシーンの絵が多いのでそう感じます)、立ち絵の動かし方がうまいので、それを感じさせません。出来自体も良く出来ていると思いますし、SD絵も可愛くていい感じです。あと忘れてはいけないのがムービー。かなり良く出来ています。特に最初の方のスローになりながらのキャラ紹介?は素晴らしい構成だと思いますね。ゲームの雰囲気をよく表しています。
音楽 8

普通に良く出来ていると思います。OP曲はムービーの力もあり、聞いているだけで笑えて来ますし、BGMも藍ちゃんのミニゲームでの「アイを連れ戻せ!」どか、遊び心も満載です。というか満載すぎです。
エロ 8

尺と質は上々。エロいですし、CGも1シーンに結構あります。回数は一人当たりは少ないですが、尺が長いので無問題。というかある程度はしょうがないかなぁって感じです。続きはメイプル2Hに期待ってとことですね。
ゲーム性 7

マップ画面では、シナリオに必要な場所しかいけないようになり、時計がなくなったりして、前作よりは自由度は下がりましたが、その分攻略がしやすくなっています。個人的にはもう少し自由度を高くしてもらいたかったなぁと思いますね。仲間になるタイミングでしかそのキャラを見つけられないのはちょっと寂しかったです。 ミニゲームはとにかく盛りだくさん。ちょっとしたものを含めると、かなりの数があります。どれもThe,ミニゲームっていう感じで、良く出来ていたと思いますね。
総合 89

究極の学園ゲーム。前作が大好きだったので、期待半分不安半分でプレイを始めましたが、見事に期待に答えてくれました。前作の雰囲気をそのままに、キャラの密度の向上、システムの簡略化など痒いところに手が届くパワーアップ。シナリオも冒頭のヤケクソ大ジャンプから始まり、ラストまで勢いに乗って楽しめました。



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