恋神 -ラブカミ-


「クラスメイトはカミサマです!」



総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
70 6 7 8 8 7 6 月詠ウサギ

シナリオ 6

カミサマ達と過ごす学園物語。何かやけにスケールがでかいです。学園だけではなく、国巻き込んで神様が降臨しています。しかもその神様も見た目は人間ですが、きちんと力を持っていたりと、しっかりと神様しています。ただ、設定とか起こるイベントは神様が絡んだ突拍子もないことばかりなんですが、プレイしているとすごく普通の印象を受けます。普通のキャラゲーという感じで、良い意味でも悪い意味でもまとまりすぎている感じですね。

章構成になっていて全10章。共通は2章までで以降は個別になっています。共通は神様と人との違いを描きながらも、突拍子もない出来ごとに巻き込まれて右往左往するキャラたちが面白く、ヒロインたちは可愛くて笑ったり萌えたりとかなり楽しめていたんですが、個別は正直かなり微妙でした。原因としては主人公がいまいち合わなかったことが大きいですね。とにかくあの江戸っ子口調が微妙過ぎ。普段は普通なのに、シリアス場面とか主人公が燃える場面にいきなり使いだすんで、主人公は燃えてもプレイしている自分は冷めてしまいました。良いところもたくさんあるんですが、それ以上にダメな部分が目につく主人公でしたね。直情型でいつも真っ先に威勢よく突っ走る割には結局ダメでみんなの力を借りる羽目になったり・・・。どのシナリオも終盤の展開が、ヒロインピンチ→主人公が無謀にも突っ込んでいく→周りのみんなは何故か快く送り出す→結局失敗→みんなの力を主人公に!!→元気玉炸裂となっています。

最初は何事にも前向きな主人公を好意的に見ていたんですが、いつまでたってもワンパターンなので少しは学習しろよという気分になったり・・・。まあ、萌えゲーなのでシナリオのご都合主義的なところには目をつむればいい話なんですが、共通から結構な頻度で神と人とのあり方を描いていて、シリアスの頻度もそれなりに多かったので気になりました。

シナリオの内容は上記のとおりご都合主義が目立ちましたが、結構無難にまとまっています。毎度の元気玉展開でもキャラが気に入れば普通に面白いと思いますし、実際自分もツクヨミシナリオではキャラを気に入っていたこともあって、ラストの元気玉には心が熱くなりました。あと問題があるとすれば、あまりにもサブが魅力的すぎてメインよりもサブの方が気に入ってしまったりすることですね。サクヤシナリオのイワナさんが可愛すぎることもそうですが、イナリルートのひなたの破壊力があまりにも大きすぎてイナリがかすんでしまったのはきつかったです。
キャラ 7

月詠ウサギ

最初は完全にギャグキャラでしたが、別入って恋仲になってからのラブラブっぷりがすさまじくて一気に大好きになりました。シナリオは他キャラと比べて恋人になるまでが早く、テンポよく進んだのが好印象。終盤の展開も分かりやすく萌えて燃えられるようになっていてよかったですね。メインだけあって全キャラ総出演の大決戦という感じ。そういえば中盤までさんざん引っ張った過去に主人公と会ったことがあるエピソードがやけにあっさりと消化されたのは拍子抜けでした。

佐久沙いつき

キャラとしては悪くないですし、恋仲になってからはいい感じに可愛かったんですが、主人公の呼び方が「弟」は無いです。違和感バリバリ。弟扱いならまだ分かるんですが、実際に弟と呼ぶのはやりすぎですね。しかも年上とかじゃなくて普通に同学年ですし・・・。これがまだ弟じゃなくて、兄さんとか兄扱いなら良かったんですが・・・。

豊草イナリ

超ウブなくせに頑張って色気を出そうとしている様子が微笑ましくてすごく可愛いです。よせばいいのに無理して主人公にアタックする様子が萌えまくりです。ただ、個別に入ると神さま委員会のライバルキャラになって、性格も変わって距離も離れるという謎展開。シナリオは完全完璧にひなたに食われているところがいろんな意味で悲しいです。ひなたの可愛さが目立ちまくりの上、終盤の一番の見せ場でもイナリを押しのけて存在感だしてきています。

富士宮サクヤ

ツンデレ。最初のツン度が結構強かっただけに、デレ状態での破壊力がかなりあります。イチャラブ部分が他のキャラと比べても多かったも良かったですね。主人公が何故かエロエロになって、ところかまわずイチャイチャしまくりです。 シナリオは設定とか展開とかは正直よくわからなかったのと、サブであるイワナさんがとんでもなく可愛かったのが残念でした。あのシナリオでイワナさんとのハーレム姉妹丼が無いのは詐欺で訴えたら勝てるレベルだと思うんだ。

高天原テル

スーパートラブルメーカーですが、決めるときは決めてくれる・・・・・・決めてくれてたっけ?

武塔スセリ

スーパートラブルメーカーその2。最初は自由すぎる言動のせいでいまいち好きになれませんでしたが、なんだかんだでしっかりと力を貸してくれて、最終的には大好きになりました。 ぶっちゃけ校長よりも頼りになったシーン多いですし・・・。言動は自由すぎることが多いですが、校長と比べて比較的常識的な感性を持っていますね。悪いことをやっている時はちゃんと自覚があるみたいですし、その後にきちんと反省する姿が可愛くて良かったです。

米望ひなた

このゲーム随一の常識人。ちょっと黒いですが普通の女の子って感じで、主人公にさりげなくアタックをかけたり、ヤキモチ焼いたりする様子が健気ですげー可愛いです。下手にイナリシナリオでピックアップされまくっているのがつらいところ・・・。ひいき目抜いて客観的に見てもひなたの方がイナリよりもよっぽどヒロインしていました。

富士宮イワナ

サクヤの姉で何故か仮面をつけている人。でも共通であっさりと外しちゃって、その後はめったにつけなくなるんで、自分もレビュー書くために改めて公式のキャラ紹介見るまで仮面付けていたことを忘れていました。見た目はもちろんのこと言動とかもめちゃくちゃ可愛くて、いちいち萌えさせてくれます。ちょっと信じられないくらいに笑顔が可愛いです。あのぼそぼそっとした話し方も個人的にツボでしたが、普段恥ずかしがり屋で口数が少ない分、たまに見せる満面の笑みがとにかく可愛い。 サクヤシナリオが普通にイワナさんとのハーレムエンドなのに、Hシーンがないのは辛いです。

北里みこと

いつも元気というよりも騒がしい妹。最初から最後まで妹でした。次回予告でのはっちゃけぶりが印象的。
主人公 北里颯太 6

すでにシナリオ欄でかなり語っているので改めて多くは語りませが、主人公の江戸っ子口調を辞めただけでもかなりゲームの印象が良くなったと思います。ああいう口調はサブキャラが使う分には問題ないですが、自分みたいに主人公=プレイヤーとゲームに入りきって楽しむタイプとしては、江戸っ子口調が出るたびにゲームから外にはじき出されるのできついです。これで口調は変でも言動が立派なら全然問題なかったんですけどねぇ。
絵 8

普通に良かったと思います。キャラはみんな可愛いですし、立ち絵のバリエーションやイベント絵の数もそれなりに多かったです。立ち絵とイベント絵で塗りが違っているような印象を受けましたが、どちらも丁寧に塗られていてかなり綺麗です。あと忘れてはいけないのがOPムービーですね。色々とすごいので必見です。
音楽 8

まずBGMは普通。曲数多くてレベルも高いと思いますが、特に印象に残る曲は無かったです。歌はOP、挿入歌、EDの3曲で、どれも名曲揃いです。3曲ともお気に入りになんですが、特に挿入歌の「二藍-あいいろー」が気に入りました、テンポが良い力強い歌で、聴いているとテンション高くなってきます。
エロ 7

キャラゲーにしてはかなり濃い方だと思います。1シーンの尺も長いですし、数も1キャラ4つくらいと多めです。絵はエロい系統ではないんですが、実際にプレイしてみると良い感じにエロかったですね。
総合 70

普通のキャラゲーですね。設定とか、キャラとか、主人公とかどれも癖のあるものばかりなんですが、プレイ後の印象としてはホント普通のキャラゲーという感じでした。主人公が微妙だったとか色々とありますが、一番のネックはサブキャラがあまりにも魅力的すぎてプレイしていて逆に辛くなるところですね。



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