「おやつ支給!特殊技能所持者歓迎!住み込み可!」
総合 |
シナリオ |
キャラ |
絵 |
音楽 |
エロ |
主人公 |
ゲーム性 |
NO.1キャラ |
81 |
7 |
9 |
8 |
8 |
8 |
9 |
6 |
唐紅葉月 |
シナリオ 7
初めに言いますが、ストーリーの本筋自体はあんまり完成されたものではありません。
しかし、ゲーム設定と世界観にはすばらしいものがあります。
このゲームは悪の組織「ヴァルキル」の幹部となって、悪の科学者として怪人を作って色々と悪さをしようという特撮モノ(?)になっています。誘い文句は「おやつ支給!特殊技能所持者歓迎!住み込み可!」・・・完全にギャグです。登場する人物は主人公含めて、ギャグアニメのやられ役みたいな雰囲気ですし(特にキリッサ)、やっていることもかな〜りせこいです。組織もアットホームな雰囲気で、ギャグっぽいことを一生懸命頑張っているキャラたち見ていてとても和みます。
悪の組織があれば正義の組織もあるということで、特別警備機構「SAFE」という名前からしてギャグな組織が登場します。最初から登場しているわけではなく、力をつけてきた「ヴァルキル」に対抗して優秀な人材を集められて作られたというストーリーがあり、製作者のこだわりを感じられますね。
シナリオは基本的には皆無です。「ヴァルキル」の面々とバカなことをやったり、「SAFE」の連中とおバカな対決(陵辱シーンもあるけど)をひたすら繰り返すだけです。会話のテンポもいいし、とにかくやっていて楽しい気分にさせてくれます。キャラがいいですね。 敵キャラも味方キャラもどのキャラも素晴らしい!! いわゆる雑魚戦闘員のゴゾーンたちもすばらしい個性をもっています。この独特な生ぬるい雰囲気大好きです。
最終ボス戦がものすごく唐突な展開なのが気になりますが、ああいうノリは大好きです。そこまでするか〜って感じのノリです。お約束といえばお約束な展開ですが、アレは予想できませんでした。特撮モノのラストと言ったら決まってましたね!!
キャラ 9
キャラはとても立っていてかなり良い感じなのですが、個々のイベントが少ないのが難点。特にヘルオー様とシアシア、ラブリーホワイトスターのイベントはもっとあっても良かったと思います。とても残念です。おしい。
冥界真帝ヘルオー
ヴァルキルのボス。このゲーム唯一ロリです。縦ロールが特徴。見た目完全に子供ですが、実際性格も子供です。おやつやゲーム大好きだし、テレビを見て悪の組織に憧れたり・・・。でもなぜかカリスマ性があります。ヘルオー様万歳!!
かなりのお気に入りのキャラなんですが、イベントが少ないです。パッケージを見るとメインっぽいんですが・・・。ただ、少ないながらもイベントはみんなヘルオー様の子供らしい可愛いしぐさを堪能できるのでそのあたりは満足しています。一見生意気っぽいけど、とても素直で良い娘です。可愛い。萌えました。パッケージのど真ん中で偉そうにしてるのに、よく見るとパンチラしているのなんかヘルオー様らしいですねぇ。
ヘルオー様ENDで別人のようにゴージャスになったヘルオー様とのイベントも欲しかったな〜。
冥将シアシア
副将です。自分はこういう組織の右腕的なキャラは大抵好きです。まあ、それとは関係なしにシアシア大好きです。ただ、ヘルオー様同様イベントが少ないんですよね〜。ヘルオー様との出会いのシーンがかな〜り欲しかったです。マジで知りたい。普段はいわばできる女なシアシアですが、Hシーンで主人公にいいようにやられたり、たまに見せる可愛いしぐさがツボを突きまくりです!! 盆栽好きとか地味な設定もナイス!! チャイナ服にスパッツと言う格好も最高!! ヘルオー様に対しての教育ママっぷりも、何から何まで気に入っています。それだけにイベント数が・・・。
魔将キリッサ
たぶんメインヒロイン。ヒロインとちゃんと結ばれるのはキリッサだけです。ヴァルキルの戦闘隊長。見た目が特撮モノとかで「覚えてなさい!!」とか言いながら敗走してそうな格好です。主人公とは対立している設定ですが、実際はボケとツッコミのいいコンビです。明るく元気な性格ですが、はっちゃけているという感じではなく、意外にに冷静なところも多し。実はとんでもなく2面性のあるキャラだったりします。普通の2面性キャラとは桁が違います。Hシーンも一人だけ多いですし、服装の種類も多いですし、とにかくメインヒロインしています。自分的にはもちろん強気なキリッサ大好きです。
冥獣ウォルフハーゲン・冥獣アーネウス
設定によれば中盤に次代を担う話せる怪人として登場するんですが、悲しいくらいに活躍の場がありません。
明るく素直な性格のうーりんも好きですが、それ以上にアーネウスが好きです。主人公以外には懐かないアーネウス、むしろ主人公に近づく女は全て敵みたいなところもあります。ただ、やはり人生経験の差がでてるのかいまいちうまくいかず、ちょっと拗ねながらも頑張る姿が萌えます。初Hシーンの時のうーりんに嫉妬している様子なんかもツボです。そして何よりHシーンで「お父様」の呼び名に変わるというのが!!
ラブリーホワイトスター(唐紅葉月)
どう見ても優遇されています。初登場も早いし、イベント数もかなりあります。何で専用ENDが無いのか不思議です。
周りのメンバーに押されて苦労のしっぱなし、戦えば敗北して陵辱されるという、もしかしたらこのゲームで1番不幸な目にあっているかもしれない娘です。Hシーン中でも何とか抵抗しようとするんですが、結局は感じまくってしまうという本当に良い感じの娘です。普段の性格は強気だけれど、いったん受けに回るとタジタジになるという典型的なツンデレのパターン、残念ながらデレ部分も見ることは出来ないですけど・・・。他にも全く役に立たない超能力があったりと、本当にこのゲームは無意味な設定で楽しませてくれます。
ラブリーレッドスター(神代美香)
イベントはそれなりなんですが、あんまり印象に残りませんでした。金に汚い当設定も生かされてなかったし・・・。レッドの癖にめちゃくちゃ弱いのが特徴といえば特徴かな? 変身しても色的にあんまり見た目が変わらないのも原因かも? Hシーンもあんまり気に入ったのも無かったですし・・・。
ラブリーグリーンスター(涼屋綾菜)
4人組みの中でも1番冷遇されています。Hシーン以外のイベントが皆無に近いです。ただ、自分的には結構気に入っています。まあ、その理由は持っている武器が鉄球だからの一言に尽きるんですけどね・・・。鉄球好きなんですよ。もちろんむさい男が持っている鉄球ではなく、可愛くてか弱くて、いかにもこんな武器を使うのは無理ですと言った女の子が使う鉄球が好きなんです。ゾクゾクしますね。3つ目のHシーンが結構好きです。
ラブリーピンクスター(間崎千早)
優遇されているのかされていないのか微妙な扱いです。初Hの次の瞬間には完全に堕ちているので、彼女の実態像があんまりつかめませんでした。ただ、このゲームはレイプシーンが多い割に、ファイナル作戦前に堕ちるのは実質彼女ぐらいしかいないので結構気に入っています。正義の味方を犯して堕として味方につけるというシチュには興奮しますね!!
ルトやん
敵の司令官。いかにもサブキャラと言った感じですが、なぜか専用ENDがあります。しかもこのゲームぶっちぎりで1番ぶっ飛んだ設定のヤツが・・・。性格とか設定とかお気に入り、イベントも唯一主人公の方から恋に落ちるというパターンなので楽しませてもらいました。できればもう一つくらいHシーンが欲しかったところです。
コゾーン隊
ヴァルキルの構成員。全身タイツの見た目完全に特撮ヒーローもののザコキャラです。ただ、かなりキャラが立っています。所々に挿入される絵がほのぼのしいですし、休憩のときの所帯じみた会話が組織のほのぼのさを良く伝えています。洗濯機ひとつに真剣になれるゴゾーン隊はたとえ落ちこぼれの集団だとしても輝いています。声の演技も妙にうまいですし、名雑魚キャラですね。
主人公 柳川千夜 9
「どちらかと言えば天才」の科学者です。冒頭の自分紹介と、Hに対する情熱を聞いただけで、好感度がMAXに近くなりました。最高です。この男の性格はこのゲームの立派なウリの一つです。怪人を製作することができるというアホみたいな能力、頭は良いが性格はバカ、そして何より中だし以外のHは認めないという偉大な男。ホント最高ですね。
上記にも書きましたが、自分は組織の右腕みたいな人物が好きなので、この主人公の位置つけにはかなり気に入っています。組織のトップではなくてあくまでも右腕、シアシアがいるから左腕かな? ドクターと呼ばれるのも良いものです。
怪人作成には主人公のHが必要と言うご都合主義な設定も大好き!!
絵 8
アニメっぽい絵柄と塗りです。怪人を含めるとかなりの数があるわけですが、丁寧に描いてる感じが伝わってきて好感が持てます。表情変化もなかなかいいですし、ところどころにあるデフォルメ絵も気に入っています。イベント絵や背景と立ち絵との違和感みたいなのがまったくと言っていいほど無いのも好ポイントです。ただ、怪人にあんまり萌えるのがいなかったのは残念。もっと萌え系の怪人を増やして欲しかったですね。その方が育成する気になります。
何よりもOPムービーの良さには特筆すべきものがあります。
ゲームの雰囲気を伝えると言う目的なら、これ以上には無い出来ですね。あのバカバカしい雰囲気がものすごく伝わってきました。歌が無くても気に入ったOPは久しぶり。
音楽 8
なかなか良い感じだとは思います。ちょっとシリアスな重い感じの音楽が多かったような気もしますが・・・。まあ、それなりにまとまっていますね。OPの時の音楽とか大好きです。かっこよくて!! それ以外はまあ普通。
歌はEDの時だけ流れますが、アニメの映画版のED曲みたいな感じの明るい曲で、ゲームの雰囲気に良くあってました。
ちょいキャラや、ゴゾーン隊にまで音声があったのはかなりの好印象です。
エロ 8
正義のヒロインが犯されるというゲームは結構ありますが、正義のヒロインを犯すというゲームはほとんどありません。
いいですね〜。ものすごくそそられました。こういうシチュエーションを求めてたんですよ!! 主人公が素敵な絶倫超人なので、1シーンにつき2〜3回は当たり前、そしてその全てが中だしなので描写が薄くても結構楽しめました。シチュエーションも素敵なのばっかりですし。
キャラが多いですが、出てくる名前つきの女は全てHシーンがあると言うのは素敵なんですが、多すぎて回数が少ないキャラが結構あるのは欠点。と言うか唯一の不満です。
ゲーム性 6
SLG部分ですが、地域制圧型のシミュレーションで、怪人を選んでマップ上の土地を制圧していきます。制圧するときに敵が出ることもあり、それを倒すために怪人を使うと言うわけです。戦闘は簡単の言うとちょっと凝ったジャンケンです。土地を制圧すると資材が手に入り、その資材をコインに変えて、それを使うことによって強い怪人を生み出したり、各キャラのイベントを起こしたりするのです。
最初はかなり苦労しました。なにせ怪人が弱いし、一度に制圧できる土地もかなり少ないので、いつでもビクビクです。何度もやられてはリセット(一度やられると積み上げてきたものがほぼ飛びます)、その繰り返しなんですが、慣れてくると結構面白くなってきます。中盤頃にコインをためて強い怪人を作ると、後は夢中でコインを集めてました。情報部にコインを投入しまくると、戦闘のジャンケンの相手の手がわかるようになるので更に加速。ものすごい勢いで土地を制圧していく怪人を見ると満足感があります。
ただ、怪人の種類は多いんですが、あんまり個性がないのが残念です。基礎パラメータ以外に能力に優越が無いので、あんまり怪人を集めようという気になりません。可愛い怪人とか少ししかいないし・・・。特殊能力みたいなのがあったらよかったんですけどね。戦闘員攻撃の攻撃力が高いとか、1ターンごとに少し生命力が回復するとか・・・。
あと、2週目に引き継げる要素がほぼ無いので、繰り返しプレイには向いていません。というか序盤がほんの少し楽になるだけで、あとは1週目とやることが変わりません。その割にはイベント発生条件が難しかったりするので、正直ダレます。
総合 81
センスがいいですね。その一言に尽きます。ゲームシステムやストーリーなどはまだまだ改善の余地がかなりあるんですが、抜群のセンスがそれを補っています。
SLGとしては凡作どまりですが、ネタゲーとしては傑作レベルのセンスの良さがあります。ヴォリュームが少ないですが、非常に楽しめました。まあ、繰り返しプレイに向いているシステムじゃないってのは大きな欠点なんですが・・・。
あとやっぱり葉月を攻略できなかったのは不満・・・。あとルトやんENDが・・・。
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