透き通るような海で繰り広げられる純愛物語!
総合 |
シナリオ |
キャラ |
絵 |
音楽 |
エロ |
主人公 |
ゲーム性 |
NO.1キャラ |
74 |
7 |
7 |
8 |
9 |
6 |
7 |
― |
近衛七海 |
シナリオ 7
とりあえず一通りプレイして感じたことは、これってみずいろ劣化版だよな〜ってことです。
ほのぼのとした雰囲気がそっくりです。メインヒロインもポンコツ幼馴染ですし、過去と現代と分かれていますしね。
と言う訳でどうしてもみずいろと比べてしまうんですが、実際の出来はどうかというとみずいろより落ちています。まず少年パートがいけません。みずいろと同じようにしたかったのは分かりますが、みずいろでは少年パートでは日和や雪希、進藤さんなんかその後の人生において大きな事件があったのですが、ラムネではそれがありません。どのルートをいっても七海やひかり、多恵先輩と結ばれても不自然ではありません。鈴夏は事件があったとは言えますが、このシナリオは無理やりすぎて不自然だらけなので好きではないので置いときます。
そんな訳でみずいろに似せようとしていろいろと制約がかかり失敗しているような感じを受けました。少年パートが薄いせいか、現代パートが始まった時点であまりヒロインに感情移入できないので、どうにも序盤が退屈に感じてしまいました。
ここまで非難ばっかりですが、良いところもたくさんあります。少年パートもみずいろよりは薄く感じてしまいましたが、やはり幼なじみを登場させるにあたって、キャラ同士の歴史をより深く感じられるのでその点ではすごく良かったです。
現代パートの方も序盤から中盤辺りまではマッタリ過ぎていて退屈に感じてしまうところを除けばなかなか良い感じになっていると思います。ただ、現代パートはキャラによってはシナリオの良し悪しにかなりの差があります。まず、七海は文句なしに良い。多恵先輩も途中まで微妙ですが、最後の占めの部分がかなり良くできており気持ちよく良い形で終れます。しかし、ひかり、鈴夏はかなり微妙です。特に鈴夏はひどい。明らかに失敗だろ!!と叫びたくなりました。ひかりもすごく酷くは無いんですが、淡々と進みすぎてなんだかな〜みたいな気持ちになります。
キャラ 7
キャラ自体はみんな良い味出しているんですが、シナリオの出来にかなりの差があったのが残念です。
近衛七海
ポンコツ幼馴染なじみ。みずいろの日和が(本人のシナリオでは)幼い時に離れ離れになってしまったのに対し、七海はずっと側にいる完全な幼馴染になっています。やっぱり可愛いですね。特に今回は日和の時と違ってライバルキャラが出てきて、ヤキモチを焼いてくれます。あの可愛らしい声でヤキモチ焼いてくれるとそれだけで幸せになります。
シナリオなんですがラムネの中で一番気に入っています。流れ的には幼馴染同士のんびりやっていたところに、主人公を好きだという女の子が現れて2人の気持ちに変化が・・・というものすごく分かりやすい展開になっています。
確かに平凡すぎて退屈なんですが、ここで少年パートが生きています。ぶっちゃけ自分は幼馴染って嫌いなんです。なんかキャラ同士の歴史が感じられてうまく感情移入できないんですよ。ただ、ラムネやみずいろのように少年時代も経験していると驚くほどすんなり感情移入でるんで、ひたすらマッタリしている展開でも、こんなのでも良いかな〜と思えてきます。
普通の幼馴染のシナリオだったらその後お互いの気持ちに気づいてENDとなるんですが、ちょっと違います。ネタばれになりますが、END直前に主人公が交通事故に合い、意識不明の重態になります。君が望む永遠の逆ですね。もちろん七海は某主人公のように違う奴にのり変えたりしないで、ひたすら目覚めるのを待ち続けます。この段階で自分はちょっと萎え気味です。何故かっていうと、なんか不自然なんですよ。事故が起こる前から、事故が起こるぞ〜事故が起こるぞ〜みたいな感じがひしひしと感じられてしまって・・・。ただ、昔に2人で遊んだ時の回想や、現代での七海のつらそうな日々を見ている内に段々と涙がこみ上げてきました。やはりここにも少年パートが生きています。2人の積み重ねた歴史を知っているとあまり知らないとでは全然破壊力が違います。
かなり長くなってしまいましたが、本当に七海は気に入りました。終わった後に優しい気持ちになれるシナリオでした。
仲里ひかり
ツインテールで強気な性格ときて、てっきり強気系のツンデレかと思いきや・・・。このシナリオはひどいです。ちょっと喧嘩したりしながら楽しく暮らしている、いろいろ合って少しずつ少しずつ距離が近づいていく2人・・・かと思いきやある時を境にいきなり2人の距離が0に近くなります。ちなみにある時を境にと言いましたが、別に何か大きな事件が起こったわけではありません。本当に突然結ばれます。雰囲気とか感情移入とか全くありません。そしてラストも良くわかんないどころか、2人がちゃんと結ばれたのかさえ曖昧だったりします。ひかりのキャラ自体は大好きで、どんな感じで結ばれるのかなぁと楽しみにプレイしていたのでがっかりでした。ちなみに小さい時のひかりはとても可愛いです。たぶん一番・・・。
石和多恵
ジャージ先輩。人に役に立つことは生きがいで、そのためにはどんな苦労でもするという人。笑顔がとっても可愛いです。考え方がちょっと周りの人とずれていて、真顔で「・・・フォークダンス、だめ?」とか聞いてきます。
ラムネのなかで唯一手放しで褒められるシナリオでした。主人公が、と言うよりは多恵先輩が主人公みたいです。自分を支える為、誰かに尽くす為に主人公と付き合うことにした多恵先輩、パッと見は普通のカップルですが実は・・・。
終盤いろいろあって多恵先輩は自分を見失い主人公から離れようとします。それに対してすでに多恵先輩に心から惚れていた主人公は多恵先輩を追いかけます。再び出会う2人、もうこんなのじゃいけないと思い、別れようと言い出す多恵先輩、遠ざかる2人、その時多恵先輩は自分の本当の心を知る、振り返り、そして告白、めでたしめでたし。
一回別れることによって、主人公のことがどんなに大切だったかを悟ることができたんですねぇ多恵先輩は・・・。青春ですな〜〜〜。まあ、こんな感じで終盤主人公は結構蚊帳の外で進んでいくんだが、この別れて、振り向いて、抱きついて、告白と言う一連の流れの中で多恵先輩の気持ちが痛いほど伝わってくるので、最後に2人がまた結ばれた時にはちょっと感動してしまいました。
友坂鈴夏
やってくれたよ・・・。
初っ端からネタばれ全開ですが、このキャラは2つの性格があります。ぶっちゃけ進藤さんです。みずいろに似せるために無理やり作ったかのようなキャラです。もちろん、攻略できないVerの方が何倍も魅力的だったりします。
このシナリオの駄目なところは、過去パートでの性格がおとなしくなるきっかけが不自然すぎます。進藤さんは好きな人のために大人しくなってしまったと、全然納得できる理由なんですが、鈴夏はかなり馬鹿げた理由で大人しくなってしまいます。なんか初っ端からかなりやる気がなくなりました。正直良かったところと言えば、一番最初で傘を忘れた主人公に遠慮がちに傘を差し出した時の鈴夏がとてつもなく可愛かったと言うところだけです。対して他のキャラ攻略時の活発な鈴夏はメチャクチャ魅力的だったりします。なにげに結構ポンコツ入っていたりして(明らかに七海よりポンコツだと思いました)、マジで可愛いです。
佐倉
別に攻略したかったとは思いませんでしたが、もうちょっと出番をあげても良かったんじゃないかと・・・。あと、最後のエピソードは正直要らないと思います。
近衛各務
七海のお母さん、主人公の父親(名前忘れました〜)とおまけでくっつきます。なんとHシーンもあり! しかもマニアック!!
主人公 7
平凡です。名前がちょっと気になりますが・・・。
多恵先輩シナリオでは結構かっこいいところもあったんですが、やっぱり平凡としか言い方が無いです。
絵 8
まあ、可もなく不可もなくといった感じ。立ち絵に結構変なのがまぎれているのが妙に気になりました。七海とかすげー太って見えるのとかあるし・・。正直みずいろや過去のねこねこの絵のほうが全然好きです。
ただ、OPムービーは今まで見たことも無いものだったので気に入りました。チビキャラが可愛い。
音楽 9
これは良いです!!!やっぱりねこねこソフトは音楽がとても良いです。
OP曲の「なんてね76's」を始め、夏っぽいゲームの雰囲気にぴったりな曲ばかりです。あまり印象には残りませんが・・・。
そして挿入歌の「ラムネ」なんですが、これはかなり気に入りました。曲の内容は七海シナリオそのもので、聞いているだけでジーンと来る曲になっています。今までのねこねこの中でも一番良いです。「みずいろ」超えました。
エロ 6
本編は薄いです。とくにひかりとか怒鳴りたくなるくらい薄いです。しかし、おまけでは結構頑張っています。エロ事態は薄いんですが、コスプレで頑張ってくれます。特に七海。毎度のことですがおまけHの時だけ人が変わったかのようなサドっ気を出す主人公が素敵です。しっかりと活発Verの鈴夏とのHも用意してくれたのが嬉しかったです。しかも結構エロいし。
総合 74
ほんとにほのぼのとしていて良いです。点数だけ見るとあまり高評価をしてはいませんが、結構気に入っています。ただほのぼのとし過ぎて人によってはそれが癇に障るかもしれません。みずいろが大好きな人ならまず大丈夫だとは思いますが・・・。
マッタリとしたい気分の時はお勧めです。ただ、やるんだったら最初に多恵先輩をやって次に七海、調子が良かったら他2名をやると言った感じがお勧めです。初っ端からひかりや鈴夏をやると積んでしまう可能性があります。
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