Like a Butler


庶民派少女&執事のコンビが超お嬢様学園に嵐を巻き起こす!?



総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
76 6 8 9 8 7 7 秋津原瑞穂

シナリオ 6

超お嬢様学校に入学したド庶民の主人公とヒロインの奏が一癖も二癖もある連中と学生生活を送る話。

シナリオ内容はいたって普通。お嬢様の設定は、いくらなんでも金銭感覚がやり過ぎだったり、世間知らずの変人見たいな感じになっています。雰囲気的には某執事ギャグ漫画のお嬢様たちに近いです。日常会話は癖がありながらも可愛いヒロイン達と、色々と濃すぎるサブキャラたちがいい感じですね。。SD絵を織り交ぜて繰り広げられる日常会話はとても面白く、大笑いしながらプレイできました。ヒロイン達の可愛さもさることながら、サブキャラ達の濃さにも注目。

前中盤の日常会話は面白かったですが、後半のシリアス部分は正直微妙。いや、内容自体は普通に良かったと思いますが、自分の苦手な別離ネタが盛りだくさんだったのが・・・。奏除いて、どのキャラも身分の違いによる別離ネタが出てきます。一人ぐらいはヒロインの両親が主人公をかなり気に入ってみたいな展開でもいいと思うんですけどねぇ。瑞穂はちょっと違いますし・・・。前フリは大きいのに、実際はあっさりと解決するのも微妙。まあ、変に引っ張る時よりはいいと思いますけどね。あと、お嬢様の設定もギャグ混じりなので、シリアスパートになると違和感を感じることがありました。

ただ、確かにシナリオの構成は微妙だとは思いますが、キャラの魅力と日常会話のレベルは高いので、それでも随所に散りばめられたネタの数々で最後まで楽しめました。総じてレベルの高い萌えゲーになっています。
キャラ 8

弓野奏

延期メーカーに必須の奏さん。幼馴染キャラ。良い意味でも悪い意味でも空気が読めないヒロインです。主人公依存型の幼馴染だったんで最初は微妙だと思っていましたが、シナリオが進んでいくと可愛くなっていきました。序盤からいるのに、ゲーム全体で見ると割と印象が薄いです。告白前あたりのシーンは更紗達でなくとも見ていてやきもきさせられましたね。シナリオは特に本人に障害がないので恋愛描写重視で、ラストの展開もいまいち盛り上がりに欠けました。

御星更紗

ツンデレお嬢様。これぞキングオブ高飛車お嬢様という感じのお嬢様です。デレるのは意外とすぐでしたけどね。島での友達になるイベントの時の可愛さはすさまじいです。照れる更紗が可愛い。ちょっと間を置こうとして5日も持たなかったバカップルイベントも素敵です。シナリオはよくある典型的な身分の差による別離イベント。終盤シリアス突入からが急展開すぎですが、母親とのシーンは結構良かったと思います。先生のバズーカがやけに印象に残ってたりしますが・・・。

セーラ・アップルトン

外国人の片言お嬢様。片言を違和感なく話しています。気さくな性格で、主人公や奏にも初期から積極的に話してきます。ノリが良く可愛くて、ちょっとおバカな性格が何とも言えない萌えを感じさせます。普通に可愛い。普段はバカばっかりな分、主人公に好意を寄せた時の照れた様子や、可愛く拗ねた時の破壊力がすさまじくなっています。シナリオは別離ネタかと思いきや、一転して命を狙われる展開に突入。護衛メンバーに妙子さんが入っていたのが印象的です。というかなんで女装姿? 折角父親と母親が出ているのに全然活躍していないのはもったいないと感じました。

秋津原瑞穂

飛び級で3年生になった六右衛門のメイドさん。ちっちゃい体から繰り出される毒舌が特徴。六右衛門とのオタク趣味をめぐる会話はいつも大爆笑していました。「もう死ねばいいのに」の台詞にグッと来ます。超萌えます。主人公に好意を抱いてからの照れたりする様子も素晴らしい。壺のイベントからの萌えイベントの連続には、瑞穂が可愛すぎてニヤニヤしっぱなしです。それまで主に六右衛門に対するツッコミ+毒舌役がメインでしたが、一気に超萌えキャラになりました。シナリオは六右衛門がちょっとウザくなっていましたが、結構良くまとまっていたと思います。

天河由宇

最初はよくいる中性的な優男だと思っていましたが、実は結構熱かったり、女湯覗きに興味を持ったりと、良い意味で予想を裏切ってくれました。普段は他の濃すぎる男キャラの壁に隠れがちですが、ところどころでいい役を貰っています。

ダリル・マッケンジー

初登場時のインパクトは全キャラ一番。見た目も言動も濃すぎです。主にオチ担当。セーラシナリオではシリアスで重要な場面でもネタになるという徹底ぶり、六右衛門と比べて馬しかネタがない割に、このインパクトはすごいです。

浦安六右衛門

見た目は武道をたしなむ日本男児と言う感じで、性格も確かにそんな感じですが、趣味はアニメとゲームが大好きの超オタクです。その数々のオタク趣味に対する熱い思いはとにかくすさまじい。まさしくオタクの中のオタク。瑞穂との漫才も面白すぎですし、瑞穂シナリオでちょっとウザかったですが、大好きなキャラです。

笠置霧子

メイド服姿の先生。まあ、先生っぽいシーンはほとんどありませんが・・・。ある時は悩める主人公を励まし導く良い先生ですが、ある時は飯をたかりに来たり、暴走して警察のお世話になったり、サバイバルしてたり、バズーカぶっ放したりもします。そんな不思議で笑えるところが魅力的です。何度も大笑いさせられました。シナリオは皆無ですが、それでもHシーンがあったのは嬉しいところ。ちなみに怪しい先生の正体は13。いつか9との会話シーンを見て見たいところです。
主人公 鳴海和樹 7

萌えゲーの主人公としては十分なスペックの持ち主ですが、特にこれと言った特徴もないです。やけにモテモテになるのが特徴と言えば特徴。全然執事っぽくないですが、元々執事では無いので、執事っぽくなくても良いというのはシナリオ設定がうまいと思いました。本当に何でもそれなりにこなして、山場ではきちんと活躍できる普通の主人公です。
絵 9

恋楯の時はクセがかなり強かったですが、大分クセがなくなったように感じます。キャラデザは大好きなので無問題。立ち絵は感心するくらい良く動きますし、バリエーションも豊富。イベント絵は非常に丁寧に仕上げられており、枚数も多いですしこちらも良く出来ています。あとSD絵にも注目。かなりの数があり、しかもみんな大笑いできるような絵ばかりでした。
音楽 8

BGMは量も質もそこそこという感じ。特に印象に残る曲もないですが、平均的に良く出来ています。歌は全5曲。OP曲と各キャラED曲となっています。OP曲はハイテンポな明るい歌。ゲームの雰囲気に良く合っています。ムービーのセンスも良く、いいOPになっていますね。ED曲は印象に残るというわけでは無いですが、じっくり聞くとなかなかの良曲です。
エロ 7

いい感じです。萌えゲーとしては十分な尺と質と量を兼ねそろえています。バリエーションも豊富だったのが嬉しいです。
総合 76

良質の萌ゲー。ヒロインの可愛さと男キャラの濃さがすばらしい。シナリオは恋楯では戦闘シーンで強引に突っ走っていた終盤の微妙な部分が出てしまっていましたが、最後まで楽しく夢中でプレイできました。



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