リュートの物語、完結編
| 総合 |
シナリオ |
キャラ |
絵 |
音楽 |
エロ |
主人公 |
ゲーム性 |
NO.1キャラ |
| 80 |
8 |
8 |
8 |
7 |
8 |
8 |
― |
エストリア |
シナリオ 8
巨乳シリーズ最新作にして、１作目巨乳ファンタジーの主人公リュートの物語完結編。外伝とはついてますが、ボリューム、スケールの大きさはむしろシリーズ最高とも言える出来になっており、ＦＤとかではなく立派な続編になってます。
今回は初っ端から主人公が記憶喪失になり、裸一貫（比喩ではなく）のどん底状態からのスタート。そこからのシリーズ恒例の流れるようなスーパー立身出世ストーリー、ご都合主義万歳、ワンパターンながらも、何度プレイしてもこの爽快感がたまらなく良いです。これだよ。巨乳シリーズにはこういう分かりやすい面白さと快感を求めているんだよ。
「巨乳ファンタジー」という如何にもネタ系抜きゲのタイトルでありながら、エロシーンまで開始数時間あり、エロシーンが出てもあとで見るからストーリーの続きを見せろとなる展開。ゲーム中に一番面白い場面が、エロシーンでもなく、ヒロインのデレシーンでもなく、野郎との外交シーンというのがこのシリーズの特徴を示していると思われます。
ストーリーは新ヒロインのロザリン、エストリア、セレブリアを順繰りに攻略しながら各国相手に立ち振舞います。中でも特に序盤のリュートが記憶を取り戻すまでの立身出世ストーリーによる爽快感がすばらしい。次の高貴編も復活したリュートの2手3手先を読みまくる大活躍を堪能できました。最終章は敵がどんなに巨大で強力な面を出しても、仲間増えすぎ、リュートチート、敵味方ともにポカしすぎで、面白かったけど爽快感には欠けたかな？ ぶっちゃけ消化試合ですしね。
キャラ 8
新旧キャラ入り乱れ、男性キャラも含めるとかなりの数になっています。ただ、新キャラでメインン扱いのロザリン、エストリア、セレブリアはもちろんのこと、既存キャラもそれぞれ活躍できる場面があり、キャラは多いですがどのキャラも印象に残りやすいです。特に男キャラ連中はヒロインと同じかそれ以上に印象が強いキャラが多いですね。自軍のモテール、イケテル、3将軍に、それぞれの国の宰相クラス、あとはモブの兵士や人魚族など数え上げればかなりいます。
ロザリン
リュートが記憶を取り戻すまでのメインヒロイン。ゲーム中一番長く、盛り上がるシナリオなので印象に残りやすいです。その分後半につれて出番が少なくなったりはしますけど。こういう純粋で裏表ない、真面目で明るい娘っていうのは巨乳シリーズでは珍しい。
感情を素直に表すの可愛くてが良いですねぇ。泣いたり怒ったり笑ったり感情表現が豊かです。
金髪でわがままで高飛車で自分で自分のことを大陸一番の美貌を持ついい女とか言っちゃうコテコテのツンデレキャラ、もちろん最初は主人公のことが大嫌いで嫌悪感を抱きまくっています。こういうキャラがあることをきっかけにデレっでれになる様子がたまんないんですよねぇ。デレてからはそれまでの高飛車っぷりがなくなり主人公一途になるのがまた良い。
セレブリア
仲間になってからの描写がハーレム時くらいしかないのでいまいち語りにくいキャラ。作中一番の巨乳の持ち主であり、奇乳に近いレベルですが、セレブリアが活躍する頃には他キャラで見なれしまって大して違和感を感じなくなってたり。ラスボスの現王妃ということでどんな風に仲間に加わるのかと考えてたら、案外あっさりなびいてきて拍子抜けでした。
その他ヒロイン
上でも書きましたがキャラは多いですが、それぞれ見せ場はあるのでどのキャラも印象に残りやすいです。中でも一番はやはり初代メインヒロインのシャムシェルですね。コロコロ変わる表情が可愛い。ロザリン編の終盤でやっとシャムシェルと会えた時の、やはりメインヒロインはシャムシェルだなぁと素直に思える安心感というか安定感が心地よかったです。
主人公 リュート 8
何も考えてないようで常に人の2手3手先を読み、ふざけているようで敵の真髄を見通し、巨乳好きのようで特大の巨乳好きの主人公。普段のおちゃらけた態度から、敵が油断してポロっとこぼした失言を逃さず責め立てる様子が素直にカッコいいと思えます。序盤の記憶喪失中はまだ頼りない感じもありますが、中盤以降の頼れる王っぷりは半端じゃないです。
絵 8
肌の肉感が素晴らしい。あと塗りの綺麗さが目につきます。体の陰影や精液の描写等エロいです。クセの強い絵ですが、初代と比べるとクセの強さは変わらないものの一般向きになっている印象を受けましたね。立ち絵は普通のエロゲでは奇乳と言われそうなくらい大きいキャラもいますが、いい加減慣れたのか普通よりちょっと大きいなくらいの印象になってしまう不思議。ここまで巨乳ばかりだと貧乳キャラも見てみたいけど絵師の性癖的に無理なんだろうなぁ。
音楽 7
可もなく不可もなく。特に悪い曲もなければ、印象に残る曲もないです。
エロ 8
相変わらずの胸・胸・胸!! タイトルに偽りなしの巨乳尽くしを堪能できます。ただ今までは胸中心で本番が少なかったりもしましたが、今回は同じくらいあり、かなり実用的になっているんじゃないかと思います。
総合 80
楽しかったですねぇ。まさにこれぞ王道と言えるストーリー。ご都合主義だろうがワンパターンだろうが面白いものは面白い。力抜きながら楽しく読める軽さがありながら、しっかりと読み込める壮大なシナリオを見事にまとめ上げています。シナリオだけではなくエロもかなり良かったですし、完結編にふさわしい傑作になっています。
戻る
