恋色空模様 after happiness and extra hearts


神那島の空が、再び恋色に染まる――!!



総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
77 6 9 8 8 6 7 橋本優喜

シナリオ 6

共通は全8話、個別は各キャラ3話。前作ヒロインのAfterも同じです。FDとは思えない大ボリュームに驚きました。

ゲームは本編で廃校問題を解決した後、誰とも結ばれなかった状態で始まります。本編でヒロイン分岐するタイミングと同じですね。元々本編の時点で共通の時点ではメインとサブの境目何てほぼ無かったですし、共通終わった段階でサブ含めて全ヒロインが主人公に惚れていても全く違和感が無い展開だったのですんなりとゲームに入れました。まあ、その分本編のプレイが必須になっており、いきなりこのゲームをプレイするとわけがわからないと思います。

共通は廃校問題が片付いて、バカらしくて楽しい学園生活が戻ってきてすごく楽しい。主人公のハーレムっぷりがすげぇぜ。開始時点ですでにフラグ立ちまくりなのに、さらなるフラグを次々に立てまくり。ヒロインたちは本編とは違った可愛さがあってすごくいい感じですし、男どもはバカで面白いですし、笑って萌えてプレイしていてすごく楽しい気分になります。

ただ、本編同様シリアス要素もあるんですが、それが正直微妙。内容は文化祭開催に当たり、主人公を快く思っていないやつがイチャモンつけてきてピンチになるという展開なんですが、廃校問題の時の有馬、芹沢と比べてあまりにもしょぼ過ぎ、嫌がらせの規模と内容も地味過ぎです。そんな相手なのに言いくるめられてピンチになったりする主人公の姿を見ると、そんなしょぼいやつに苦戦するな、さっさと引導を下して退出させろと、見ていてやきもきさせられました。

全ルートクリアすると静奈さんと清美さんの卒業式がプレイ出来るようになります。内容は短くてありがちですがグッときました。ED曲の「僕らの日々」が名曲すぎます。でもどうせなら主人公の送辞もきちんとやって欲しかったところです。

キャラ面では通常会話は笑えますし、みんながわいわいしている様子は見ているだけで楽しい。ヒロインたちはみんな可愛くて萌えますし、かなり良かったです。ただ、シリアス面では前作であれだけやったんだから、いらなかったなぁと思います。個別でもシリアス多めの清美さんやまっちゃん、聖良や美琴は残念。シリアスは共通だけでよかったですね。
キャラ 9

橋本優喜

明らかに他よりも優遇されています。共通から出番多めでFDで追加されたヒロインの中でもメインヒロインって感じです。とにかく可愛い。可愛いという言葉以外でこの可愛さをどう表現したらよいのかわからない。その上、性格いいし、女の子らしく気配りも出来るし、ボケにもツッコミにも対応しているし、恋人になってからは(なる前からか?)、何だかすごくエロくなってますし、最高です。ゆっきーの笑顔を見ているだけで楽しい気分になります。シナリオは告白して恋人になってイチャラブする話。変にシリアスにならないゆっきーらしい普通のお話ですが、それが良い。たまらないです。

三木真智子

本編の堅物キャラのイメージを一新すべく、新たに巫女属性を得たまっちゃん。巫女さん衣装がまぶしいです。個人的にはデコ眼鏡Verも十分以上に可愛いとは思いますが、やはり他の濃い面子と比べると地味っぽさは拭えないからですね。本編から引き続き、主人公の影響を受け、かなりやわらかくなっている様子が何だか可愛いです。主人公への恋心を自覚してあわあわする様子も可愛いですし、恋するまっちゃんがこんなに可愛くなるとは思わなかったです。シナリオは以前の強行的な風紀委員だった時の自分との決別・・・なんですが、全く同じような展開を本編の聖良ルートでやっているので(超茶番団体戦も)、蛇足感が半端無く高いです。まあ、オチは笑えたんで良かったですが、それだけですね。

毛内清美

悪くはないんですが、この面子の中ではちょっと魅力不足かなぁという感じがあります。サブとしてなら魅力的なキャラなんですが、メインヒロインとしてとなると主人公とのカップルに違和感が・・・。下ネタに弱くて真っ赤になったりする様子とかはすごく可愛いんですけどねぇ。静奈さんとのバニーさん撮影大会の時の破壊力はすごかったです。Hシーンでのバニーも良かった。シナリオは危惧してた通り共通ルートでの敵役再登場。正直いまいちでした。

中西藍子

ふわふわヘアーが可愛い主人公の後輩。容姿、言動の両方から可愛らしさがあふれています。本編では他のキャラに押されがちで、いまいち存在感が薄かったんですが、優しくて気が利いて、それでいて年下らしく主人公に甘えたりと、すごくかわいらしい女の子です。1日お兄ちゃんはすっかりやられました。無理です。防御不能です。シナリオは主人公との恋心と美琴への友情との板ばさみに〜というありがちな展開ですが、悩むのは藍ちゃんではなく美琴で、最終的には思いも寄らない展開に・・・。この展開はいいのかと思わなくは無いですが、幸せそうだからいいのか?

加納佳代子

わんこ2号。小動物的に主人公のことを慕ってくる様子が保護欲を駆られて何かすごくいい感じでした。毒気抜かれて前作にあったツンとしたイメージは皆無です。果たして前作のあの設定は一体何だったのか・・・。戦闘力が生かされる場面は皆無なので、他シナリオではただの頭が弱い子みたいな扱いの時すら・・・。自身のシナリオでは中身は小姑の美琴と和解したり、働いて見ようと思ったり、社会的性が低い佳代子が成長するお話。微笑ましくて良かったと思います。

篠原聖良

普段はヒロインをせめる側に回る主人公がせめられる側に回ります。初っ端からバニーとは恐れ入ったぜ。積極的に甘えてくる様子が可愛くていい感じ。今回プレイしていて思ったんですが、基本的にみんな仲良しの誠悟のハーレムの中で、誠悟ゲットに一番力を入れてるのって実は聖良っぽいですね。次点でゆっきー。シナリオは有馬が出てきて土地問題が再発すると言うシリアス入りますが、有馬が出てくると対抗できるのが誠悟しかいなくなってヒロイン空気になるんですよねぇ。シリアスは本編でやってますし、前作ヒロインはシリアス抜きでひたすらイチャイチャの方が良かったです。

服部彩

わんこ1号。いつでも元気で、どこでも何か食べてるパワフルな娘さんです。ボケ担当。正直彩って本編やった時は活躍する場面が少なくてあんまり印象に残ってなかったんですが、今作ではイチャラブ多めですごく可愛くなってます。下ネタに弱くて、勝手に勘違いして真っ赤になる様子がたまんない。シナリオは本編の時と同様に、特にシリアスにならずにひたすらイチャラブするお話。素晴らしいと思います。ノリは他キャラプレイ時の幼馴染ポジの時とあまり変わらないのに、きちんとカップルとしてイチャラブしているという空気感というか、関係性がいい感じでした。

内海静奈

天然生徒会長。ほんわかした雰囲気に、子供のように甘えてくる様子がすげー可愛いです。シナリオは内海の仕事のこととか色々あったけど、ひたすらイチャイチャエロエロしていたことしか記憶にないです。共通ルートではいまいち存在感が薄かったですが、個別に入って他を圧倒するイチャラブエロエロを見せてくれました。もちろんHシーンの回想数も一番多いです。卒業式での答辞は有りがちな展開ながらもグッと心にひびいてきて良かったです。

伊東美琴

清美さん同様美琴はサブキャラとしてヤキモチ焼いている方が映えるなぁと思いました。何か他シナリオプレイしていると本人のシナリオで素直になってデレる美琴に違和感を感じるぜぇ。本編よりもお兄ちゃん大好きオーラが見えやすくなっていて、普段はかなり邪険にしててもところどころでデレる様子が可愛い。シナリオは何ていうかすっきりしない終わり方。中途半端にシリアスしてて、藍子シナリオの時もそうですが、悪い意味で目立ってしまっている印象です。

阿部久志

本編だと後半のシリアスな雰囲気が印象深かったんで忘れてましたが、かなりの変態です。いや、もはや変態を超えた何かです。見た目普通の学生なのに、超変態というギャップが変態度に磨きをかけています。いいやつ何ですけどねぇ。またもや誠悟の引き立て役になって打ちのめされたりしてますが、まあ深く考えないで置いておきましょう。

藤堂春樹

本編では中盤にダウンして、最後に美味しいところを持っていくといういい感じのキャラの印象だったんで忘れてましたが、かなりのバカですね。あの言い間違いの数々にはちょっと心配になってくるぐらいです。
主人公 伊東誠吾 7

廃校問題の時のチートっぷりは成りをひそめ、エロくてバカなことやったりするけど、気が利いていて、いざという時は頼りになってと、その上家事万能で成績優秀で・・・十分チートですね。本編の時のような大立ち回りがなかったのでいまいち目立ってなかったですが、普通に好感持てる主人公になっていると思います。
絵 8

本編同様画面演出が神がかっています。立ち絵を動かしたり反転したり、大きくしたり小さくしたりして、遠近感や場の臨場感を表現し、会話シーンを盛り上げてくれます。とにかく動きまくり。他にもフェイスウインドウや背景を動かしたりと、とにかく細部までこだわって演出されており、すごく力が入っているのが良く分かります。ホントすごいと思いますね。感動ものです。イベント絵は可愛らしくて良い感じなんですが、その分エロさはあんあんまり無いです。枚数は少なめ。
音楽 8

BGMは本編とほぼ同じ。歌は良曲ぞろいですが、ED曲の2つが特にいいですね。通常EDの「空と風の旋律」は明るくてテンポが良い曲で、歌詞がさわやかで聴いていて気持ちがいいです。そして卒業式の時に流れたED曲「僕らの日々」は、卒業式にふさわしい歌詞がこころに響く、聴けば聴くほど心に沁みわたる様な名曲です。
エロ 6

回数は多いですし、尺も質も萌えゲーにしては良い方なんですが、あんまり絵がエロくないんですよねぇ。シチュエーションは服装は色々ありますが、基本的にはオーソドックス。あとはほーけープレイが少しあるくらいです。
総合 77

長かったです。流石に本編と比べるとかなり短かったですが、FDとは思えないくらいのボリュームですね。全9キャラいるのに各ルートそれなりに量はありますし、並のゲームよりもよっぽど多いです。内容はシナリオ面では正直いまいちでしたが、キャラ面では文句なし。ヒロインはみんな可愛いですし、会話シーンはみんなでわいわいするのがすごく面白くて楽しかったです。既存ファンの期待にこたえるサブヒロイン攻略と、イチャラブイベントの追加と大満足でした。



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