第二次宇宙大戦、開幕―――
総合 |
シナリオ |
キャラ |
絵 |
音楽 |
エロ |
主人公 |
ゲーム性 |
NO.1キャラ |
76 |
6 |
8 |
8 |
9 |
6 |
7 |
8 |
レーティア・アドルフ |
ネタバレ超注意 尚、このレビューはED全種類制覇、回想シーンはあと6つのところで書いてます。
シナリオ 6 キャラ 8
舞台は宇宙。第二次世界大戦を元に展開さて、弱小国日本の海軍長官になり大国相手に戦って領土を増やしていくゲームです。EDは全9種類と多いですが、内容が被っているものや番外編のものもあり、ルートとしては大きく分けると3つ。主に日本化ルートに賛成するかどうか、ドクツが滅ぶ前に助けるかどうかで分岐します。また、多くのキャラと国が登場しますが、メインとなる国はドクツ、ガメリカ、エイリス、ソビエトの4つで、それぞれが独自のストーリーが展開されることになり、そこの各キャラのショートストーリーが加わり進行していくことになります。
舞台設定はとても分かりやすくなっており、自分は日本史や中国史に比べて正直世界史はさっぱりで元ネタとかもほとんど分からなかったんですが(キャラの元ネタとかヒトラーくらいしか分からなかったです)、そんな自分で思わず納得してしまうような、それぞれの国に対する一般的な日本人から見たイメージを具現化したような設定になっています。中にはこれホントにいいのかなと思ってしまったものもありましたが、プレイする側としては面白かったので良かったです。
ストーリー内容はそれぞれの国で一見順調そのものに見えますが、裏では少しづつ滅亡へ歩み続けているという王道的展開になっており、なかなか良く出来ていると思います。個人的にはドクツの快進撃→滅亡の展開がかなり好み。ヒロインのレ―ティアが可愛いというのもありますが、マンシュタイン&ロンメルの男軍人コンビがかなりいい味出しています。ただ、問題としてはゲームのシステム上各国のストーリーがほぼ同時間で展開されることになり、ゲームになれた2週目以降ならまだしも、1週目では見たことのないキャラが各国で別の物語を一斉に長々と展開されることになり、ゲームの導入部分として取っつきにくいと言わざる得ないです。自分も最初は物語を把握するのにかなりとまどいました。
また、もう一つの難点として日本軍があまりにも順調しすぎると言うのもあります。開戦以降、他の国では急転直下、七転八倒の展開が繰り広げられる中、日本はいたって平穏そのもの。ゲーム画面では多方面から責められまくって大ピンチになっていますが、内部のゴタゴタはほぼ皆無に近く、主人公がひたすら女の子を口説いて虜にしているだけでどんどん軍が強くなっていくという、ただでさえ作業プレイになりやすいゲームに拍車がかかります。主人公も最初はいつでも冷静沈着で、落ち着いた雰囲気のある大人の男ということで好感度が高かったんですが、あまりにも落ち着き過ぎていて、ピンチに陥っていてもピンチに感じない淡々とした感じになっているのもマイナスですね。簡単に言うと燃える展開があまりにも少ないです。他にも捕虜に対する対応も結果オーライ的なところが多く、他キャラを仲間にするのに、各国の提督ならまだしも、全くの初心者が提督をするという展開はちょっと無理があるなぁと感じました。
各キャライベントは3〜5回程度あり、イベントを進めると見た目からは想像できない意外な姿を見れたりと、キャラは多いものの、男も含めてどのキャラも個性的で魅力的でそれぞれがいい感じにキャラ立て出来ていますね。ちょっと主人公に惚れる経緯がワンパターンなのと、キャラによって扱いにかなり差があるのは気になりますが(各勢力の優遇され具合で言うと、ドクツ>>エイリス≧ガメリカ>ソビエトという感じ)、これだけキャラが多ければ一人か二人は必ずクリティカルヒットのヒロインが見つかると思います。自分では女は祀梨、津波、レーティア、ゲッベルス、デーニッツ、セーラ、ムッチリーニ、アルビルダあたり、男ではマンシュタイン、ロンメル、わっしぃ、ネタでブラックホースと言ったところです。多いです。
ただ、キャラが多くてイベントも多い割には1ターンに1人しかイベントを見れず、さらに捕虜の勧誘もイベントフェイズで行うのでめ、序盤から中盤は人員不足解消の為、捕虜を仲間にするイベントを優先してしまうため、結局あらかた支配した後延々とイベントを見るためだけにターンを繰り返すことになります。せめて従来の大シリーズと同じく、イベント選択と捕虜の勧誘は別口で行われるようにしてもらいたかったですね。あとキャラクリがないのはかなりのマイナスですね。明確なヒロインというのも存在しませんし、てっきり各国のメインヒロインルートぐらいはあると思っていたのでビックリしました。もう平和になって主人公と再婚して終わりとかいう平凡な展開でもいいので個別ルートがほしかったです。
総じて見るとストーリーの内容やキャライベントは良く出来ていて面白かったものの、燃える展開が少なかったのが残念でしたね。唯一燃えたのは真エンディングので、別宇宙から人類の敵が登場し、全人類の力を結集し打ち倒そうとするというどっかの劇場版に出てきそうな王道的展開の、最終決戦は結構燃えられました。
以下各勢力ごとにキャラ感想。最初に勢力ごとの雑感、あとに気に入ったキャラのみ個別感想書いていきます。
日本帝国
とにかく帝ちゃんの可愛さが光ります。戦闘では主人公の東郷を始めとし、優秀な人材が多い日本軍、東郷、柴神さま、山本と指揮値500以上のスーパーエース級がそろっており、空母が作れるようになってからは切り込み隊長になれる祀梨、成長を持っている南雲、敵を攻め込ませにくくする宇垣とどのキャラも使いやすいキャラばかりです。
帝ちゃん
最初はもっと大人しいキャラを想像していましたが、かなりフランクで茶目っけたっぷりの可愛くて面白い女の子です。主人公に対しての隠しきれない好意が気持ちいいですね。帝ちゃんは日本化に賛成しないと仲間にならないんですが、日本化に賛成すると収入激減、有利な点は治安MAXで反乱がなくなること、一部キャラを仲間にできることですが、収入の激減と比べると少しも釣り合っておらず、攻略面においては日本化に賛成するメリットはほぼありません。しかし、攻略面ではなくとも、日本化に賛成すれば、帝ちゃんとデートしたり、一緒に食事したり、メイドさんになってもらったりと、帝ちゃんの可愛い姿を堪能できるという大メリットがあり、プレイする人にとってはデメリットを覆す価値があると思います。
柴神
キャラ紹介では「時々、犬っぽい。」と書かれていますが、割と多めの頻度で犬っぽいです。帝ちゃん同様意外とフランクで親しみのもてる神様ですね。真希ちゃんにモフモフされて気持ちよさそうにする柴神さまは印象的。
東郷真希
このゲームのメインヒロイン? すげー可愛いです。いつも元気で素直で一緒にいるだけでスゲー癒されます。
秋山敬一郎
主人公の副官で参謀。いつも主人公の行動にはらはらどきどきさせられています。主人公とは正に名コンビというにふさわしい存在であり、お互いがお互いをよく知っていて信頼しているという関係が非常にいい感じですね。
小澤祀梨
初登場ではただの電波系少女でしたが、その後に腐の要素が加わり歯止めが利かなくなります。その可動範囲は広く、ほとんどの美系男キャラのイベントに顔を出し、腐の妄想をして暴走する様子が見られます。こういう一発ネタじゃない常時面白キャラって貴重ですね。主人公を誘う時にだんだん声が小さくなる様子とかすごく好きです。
平賀津波
ロリポニテの科学者。普段は猫の久重に言葉を話させており、結構渋い感じの声ですが、地声はかなり可愛い女の子になっています。Hシーンの時に初めてまともに聞いた地声が可愛くて可愛くてたまんなかったです。
山下利古里
ツンデレキャラ。ツンの時が結構苛烈でしたが、デレになるとちょっと主人公と会話しただけで顔を真っ赤にしたりとかなり可愛い姿を見せてくれるようになります。ツンの時がでかかっただけに、落差が大きくてかなり良かったですね。
福原いずみ
日本化ルートに賛成した時のみ参戦。すぐにイベントを進めないと離脱します。黒髪ロングで性格は奥ゆかしいという大和撫子で、見た目や仕草、口調が自分のツボにかなりはまっいて、めちゃくちゃ贔屓して使っていました。
伊藤閣下
いわゆるお助けキャラでイベントもないですが、戦闘時の声の内容がかなりはっちゃけているのが印象的。
ドクツ第三帝国
この戦争を始めた国。キャラ的にもシナリオ的にも明らかに他の国よりも優遇されていまおり、超天才レ―ティアによる快進撃から、レ―ティアが過労で倒れてから一気に滅亡への道に転がり落ちる様子が描写されます。しかし滅びる運命のドクツを何とか助けられれば、全ヒロイン唯一のレ―ティアには専用ルートに入ることが可能。ただ、このルートではレ―ティアはNTRされ、さらにHシーンはなし、日本軍は完全かやの外と、なまじ話はきちんとできている分胸糞悪い展開になる為、ドクツには滅びの運命を受け入れてもらうしかないという結論になったりします。
レーティア・アドルフ
このゲームの個人的メインヒロイン。天に二物三物どころか十物くらい与えられた超天才で、ドクツの政治、経済、軍事、発明の全てを取り仕切っており、さらにアイドル活動までやっているスーパー人間。見た目は可愛い超可愛い女の子ですが、演説の時やドクツ艦隊を指揮する時の威風堂々ッぷりはかなりカッコよく、あらゆる面で魅力的な女の子です。自信満々に自分の発明品を語る様子は可愛いですし、ゲッペルスに無理矢理アイドル衣装を着せられそうになって逃げ回る様子も可愛いですし、私服がジャージに眼鏡というダサい格好でもレ―ティアが着れば可愛いですし、デーニッツが主人公に抱かれたということを聞いてドキドキしている様子も可愛いです。とにかく可愛い。特に初Hシーンの時のあの私服データのイベントとかたまらない可愛さでした。
グレシア・ゲッベルス
レ―ティアのことをちょっと病的なくらいに好きなドクツの宣伝相。いい感じのラインの体を持っています。公私ともにレ―ティアの支えになっており、とにかくレ―ティアのことが大好きで、レ―ティアの事に関しては暴走気味。レ―ティアとは深いきずなで結ばれおり、この2人の関係はなんかすごくいいですね。レ―ティア初Hシーンの時のホテルの前であまりの悔しさに絶叫してしまう様子とか大好きです。ハップスブルグレディのやっちゃった感は・・・まあいいや。
エルミー・デーニッツ
眼鏡っ娘。立ち絵のスカートが少し広がっているところのラインが素晴らしい。たぶんアリスのスタッフの眼鏡好きの人が関わっているんだろうなぁと思わせるような優遇っぷり。レ―ティアほどではないですが、ドクツ軍の第2主人公といってもいいと思います。レ―ティアのことが大好きで、最初は気が弱くいまいち頼りない様子でしたが、レ―ティアの期待にこたえようと立派に成長していきます。主人公のことを恋する乙女目線で嬉しそうにレ―ティアに報告する様子とかすごく可愛いですね。主人公とレ―ティアとの3Pはこのゲームで一番お気に入りのHシーンです。
アイゼン・マンシュタイン
このゲームの男キャラの中でも屈指のカッコよさを持っています。ドクツの為、レ―ティアの為に散ろうとする様子はカッコいいとしか言いようがありません。いつも真面目で、少し不真面目なロンメルをいさめたりする事はありながらも、ゲッベルスにレ―ティアの写真を貰ってすごく照れたり、レ―ティアの痛戦艦を作ってたりするギャップも面白くていい感じです。
エル・ロンメル
マンシュタインと並ぶドクツの元帥。すみません。元ネタも何も知らなかったんで、最初見た時こいつ裏切りそうだなと思ってしまいました。実際はレ―ティアに対してかなりの忠誠心を持っており、マンシュタイン同様レ―ティアの為に散ろうとする様子がすげーカッコよかったです。日本ですでに死に分かれたと思っていたレ―ティアと再会した時の様子は印象的。
ガメリカ共和国
ガメリカ編は攻め込む順番により2つのルートに分岐します。カナダから攻め込みCOREの工場をつぶし、現大統領が暴走するガメリカルートと、正面から攻めて人造人間COREが暴走して殺戮を起こすCORE編です。どちらを通っても胸糞悪い、ある意味アリスらしい展開になってますね。個人的に好きなのはガメリカルート。理由はわっしぃがカッコよかったことと、大統領の最後が少し切ない感じで印象に残ったこと、CORE編にあった面倒くさい大怪獣との戦いがなかったことです。ちなみに真ENDに行くにはガメリカルートを進む必要がありので、正史はたぶんこっちです。
イーグル・ダグラス
ガメリカ編の主人公。キャラの性格、言動、そして熱さ、どれをとっても立派な主人公をしています。初プレイ時は見た目気に入っていたキャロルと恋仲になりそうでなんだこのキャラはと思っていましたが、その後のあまりにも主人公らしいカッコイイ姿を見てしまっては、もうキャロルとお幸せにとしか言いようがないです。ところでCORE編では結局どうなったんだ?
キャロル・キリング
ガメリカ編のメインヒロインで主人公の義妹。見た目からしてツンデレっぽいですが、その通りです。打ち解けた後の兄妹の雰囲気が大好きですね。一応主人公ともHシーンはありますが、あんまり後味の良いものではないので、キャロルには素直にわっしぃと幸せになってもらいたいです。わっしぃなら安心してキャロルを任せられるよ。
ブラックホース
ガメリカ、カナダ星域のコロニーに住む独立民族・スペディオの長で勇敢な戦士。正直こんなごついおっさんには少しも興味無く、一通りキャラのイベントはみとかなくちゃなぁという惰性でイベントを進めたんですが、初っ端のイベントから雲行きが怪しくなり、2回目以降のイベントでこのゲーム屈指のネタキャラに成長しました。勇敢な戦士のはずが稀にみるダメ人間に・・・。いや、もう面白すぎるだろ?!! 度肝を抜かれまくりましたよ。
エイリス帝国
貴族主義国家ですが、一部を除いて腐った貴族たちが国にあふれているという分かりやすい設定です。セーラとマリーの姉妹と母親であるマリーは、性格、見た目、仕草などどれをとっても魅力的な要素がたっぷりとつまっているんですが、3騎士に関しては活躍も地味で、キャライベントも意外性のないつまらないものでいまいち印象に残ってないです。
セーラ・ブリテン
真面目で責任感の強い現女王様。個人的に中々仲間にしてHシーンを見るのに苦労した分思い入れが強いキャラです。見た目も含めて性格とか、女王様らしい雰囲気とかすごく好きなんですが、あんまりいい感じのキャライベントがないのが残念。ただ、ワープ事故の時のHシーンはすごく良かったです。あの時のセーラはめちゃくちゃ可愛かったです。
マリー・ブリテン
でかいだけじゃない魅力的な胸を持っているセーラの妹。そしてボクっ娘です。何かボクっ娘久しぶりに見ました。いつも元気なところが魅力的。だんだんと主人公にはまっていく様子とかも可愛く良かったです。
エリザ・ブリテン
強烈な個性を持つセーラとマリーの母親。2児の母親ですが気持ちはいつまでも若いままであり、のんびりしつつもやる時はめちゃくちゃやっちゃいます。あまりにも強烈過ぎて完全に娘たちを食いにかかっていますね。
サフラン・ヴェーダ
カレー少女。たぶん2週目以降をプレイする場合優先的に育てる人が増えるキャラ。物静かで不思議な雰囲気を出していますが、キャライベントを進めると貧乳を改善する為に努力する話になっており、最初の印象は吹き飛びました。最終的には貧乳から脱出することができるんですが、そのあまりの変貌っぷりには言葉が出ません。必見です。
クリオネ・アルイメン
元インドカレーの女社長。良い年して「クリオネちゃんファイト!」が口癖の、このゲームの年上系キャラの中では屈指の可愛さを持つキャラになっています。そもそも仲間になった時のコスプレイベントを始め、仲間になった後も次から次へと面白イベントが続発。こういう恋愛慣れしてない年上の女性キャラってすげーからかいがいがあっていいですね。
四国総督
ネタキャラの一人ですが、仲間になる時の怪獣に対するあふれんばかりの愛がすごく印象に残っています。
人類統合組織ソビエト
他の3国と比べていまいち地味というか、扱いが悪いソビエト。メインヒロインのカテーリンには主人公とのHシーン無し(キングコア編で凌辱シーンは有り)、印象に残る場面もカテーリンの共有主義によるめちゃくちゃな政策の他には、ロリコフの奇行、カテーリンとゲーペの過去回想ぐらいで、防寒対策がウザかったという印象の方が残ってしまっています。カテーリンとゲーペの過去回想は思わずぐっときましたが、全体的に見てキャラの薄さが気になってしまいます。
カテーリン
ロリ委員長。最初はロリだけど中身はしっかりものクール系キャラかと思ってましたが、普通に中身も年相応の子供でした。子供すぎてまさかの主人公とのHシーン無し。可愛いだけに残念でした。何故か真EDの時の最終決戦の提督の一人になっており、いくらソビエトが人材不足といえど、もっと実力ある提督たくさんいるだろと思ってしまうこと間違いなし。
クアトロ・亜空
アリスのネタキャラ枠。キャライベントは必見です。ただ、強そうに見えて戦闘では使いづらくて精々日本防衛が関の山。
その他
ムッチリーニ・ベニス
イタリン共和帝国総帥兼アイドル。ドクツと違ってアイドル一辺倒です。おっとりでのんびり屋ですが、何故か憎めないキャラで、笑顔を見ているだけで癒されます。『今日のムッチリーニ』見てみたい。仲間になった時のポルカ族と一緒に森の奥で仲良く暮らしている様子が似合いすぎています。レーティアとのツーショットは見ているとほのぼの出来ていい感じ。
アルビルダ
破天荒の暴れん坊姫。ドラマチックな生き方に憧れていて、主人公にしても逆境に追い込まれる悲劇の主人公になる為にめいいっぱい乱暴に扱ってくれと真面目に言ったりと、破天荒極まりないです。主人公への恋心に気付いた時の様子とかすげー可愛いですし、面白くて可愛いいいキャラになってます。「〜なのだ」の口調が耳に強烈に残っています。
主人公 東郷毅 7
シナリオ欄でも結構書きましたが、最初はどんな時でも冷静沈着で頼りになり、私生活ではだらしないように見えてしっかりしており、さらに女の扱いにもたけていて、どんな女でも見つめて口説けば落ちると言う色々な意味で頼れる大人の男という感じで好感度が高かったですが、あまりにも落ち着き過ぎなので、感情を荒げる様な姿を見てみたかったです。
絵 8
アリスの看板絵師勢ぞろい。かなり雰囲気が違う絵でも違和感はなかったです。まあ、自分がアリスのゲームに慣れているというのが大きいと思いますけどね。枚数はかなり多く、中には微妙な出来のものも含まれていますが、全体的に高レベルだと思います。OPムービーは壮大な感じが出ていてすごくいいですね。歌ともあっています。
音楽 9
安心のアリスクオリティ。歌は1曲しかないですが、BGMは全部で50ちょっとあり、そのどれもが高レベルという素晴らしい出来になっています。特に戦闘の時のBGMはカッコイイ曲ばかりでかなりいい感じです。
エロ 6
各キャラ1〜2回程度ですがキャラが多いので総回数はかなり多いです。ただ、基本的に一枚絵に差分という形になっており、本番がないキャラもおり、クオリティにかなり差があります。ほとんどが尺も質もいまいちなものですが、中には高品質なものもあります。自分はレ―ティアとデーニッツの3P、ムッチリーニ、アルビルダの1回目、セーラの2枚目のHシーンあたりがお気に入り。シチュは驚きの和漢オンリーで、凌辱はクリア後のおまけのキングコア編に集約されています。本編でも凌辱された形跡はあるんですが、肝心の凌辱シーンは確認した限り一切ありません。描写なしで次の瞬間には事後だったりします。自分は凌辱シーン苦手ですし、あんまり多くあっても困りますが、それでも全く出てこないのは肩透かしというか、やる気がそがれると言うか、アリスらしくないというか、色々とがっかりきました。
ゲーム性 8
戦略SLG。各キャラには指揮値があり、その指揮値の中で艦隊を組み、敵と戦って打ち倒すのがメインです。一言でいうと面白いけど非常にめんどうくさい作りになっており、かゆいところにぎりぎり手が届かないむずがゆさがあります。コツコツ時間をかけて自軍を強くし、その強くなった自軍で敵軍を倒すという地味な作業を楽しめるかどうかに全てはかかっていると言えます。自分はRPGやSLG大好きなんで平気でしたが、あまり慣れてない人には確かにきつそうです
自分はダメな部分を含めて楽しんでいましたが、大きな不満点としては戦場からの退避がないことが挙げられます。こういうゲームは一進一退の攻防が好きで、攻めきれずにやむなく一度退避するとかがあってもいいと思うんですが、このゲームでは一度攻め込んだからには敵を倒せなかったらゲームオーバー以外に道はありません。日本の神風特攻隊ここに極まり。偵察もないんで事前に戦場の情報を知ることも出来ない為、どうあがいても敵を倒せなさそうな時は利古里ちゃんに無謀な特攻をして死んでもらう以外ないという展開に・・・。前半はまだしも後半は、「とりあえず攻め込む→敵の陣営を確認→準備不足の為やり直し→利古里さよなら→最初から」を繰り返すことになり、1プレイ中になんど利古里ちゃんを死に追いやったかわかりません。このあたりもうちょっとうまいこと出来たんじゃないかと思いますね。
あとはまあ、航空兵器が強すぎるので中盤以降航空とレーザーだけでなんとかなるとか、キャラのスキルの差異はあってもぶっちゃけ指揮値が高いやつが最強になってしまうとかですかねぇ。前者に関しては航空とレーザーを同時に防げる敵がほとんど存在しないので、先手必勝で敵の攻撃をつぶすのが常套手段になります。対大怪獣戦の切り札である潜水付鉄鋼弾はともかくミサイルの存在意義がかなり薄いです。後者に関してはキャラごとにスキルがあるんですが、何故か中盤以降に仲間になるキャラにはスキルが設置されていない場合がほとんどの為、指揮値が強さの全てをになってしまいます。一応キャラにはレベルがありますが、すぐに上がりますからねぇ。基本的に指揮値400後半以上の場合はスーパーエース、400前後で攻撃系補正値10%以上あるキャラはエース、300前後でも攻撃系補正値20%以上のキャラは準エースとして活躍できます。あと、ゲーム前中盤の忙しさに比べ、後半が作業プレイになってしまうことに関しては、SLGはどのゲームでも大なり小なり作業プレイがつきものなのでしょうがないと言えばしょうがない・・・かな?
ああ、あとシステム面で忘れちゃしけないのがクリックしなければならない場面が多すぎること、戦闘シーンとか何クリックするかわかったもんじゃないです。これはホントもうどうにかしてほしかったですね。カチカチカチカチうるさいです。
総合 76
アリスの大シリーズの名通りの大ボリュームゲーム。自分はこういう地味な作業を繰り返すSLGとか大好きなんでめちゃくちゃ夢中になって楽しめましたが、合わない人には合わなそうですね。賛否両論にも納得。キャラもかなりいい感じにツボに入ったキャラが多かったですし、個別エンドがないのはホント残念ですが、思う存分楽しめました。
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