舞台は同人即売会!?
AVGと同人誌作成SLGの融合・合体ゲームなのだ!
総合 |
シナリオ |
キャラ |
絵 |
音楽 |
エロ |
主人公 |
ゲーム性 |
NO.1キャラ |
82 |
8 |
9 |
8 |
8 |
6 |
8 |
7 |
大庭詠美 |
シナリオ 8
いきなりですけど、いくら古いゲームだからってセーブデータが10個しか取れんのはきついよ・・・。
主人公が同人に目覚めて同人誌作りながらであった女の子と仲良くなるというもので、明るい雰囲気の中ので個性的なキャラ達とドタバタコメディが展開されていきます。シナリオの流れとしては、主人公とヒロイン達は1年という期間の中で色々な季節ごとのイベントを重ねて仲良くなり、大体クリスマスぐらいには恋仲になって、その後ヒロインごとなんらかの事件が起こって解決してENDといった感じです。ヒロインとの恋愛感情の描写はちょっと不足していたと思いますが、1年という長い期間でゲームが進むのでプレイ中に唐突だなぁとか違和感を覚えることはほとんどありませんでした。
同人誌を作るという独特な世界観の中で、即売会でのイベントや同人を作るにあたって様々な人のつながりを楽しめます。終盤の展開はどれも先が見えるようなシンプルな展開ながらも、しっかりとまとまっているような印象を受け、どのシナリオもキャラの好みによって感じる印象こそは違いましたが、最後まで楽しめるものばかりでした。似たような展開になるシナリオがないというのも大きいですね。面白かったです。
キャラ 9
高瀬瑞希
サイドポニーがとても似合うメインヒロインです。世話焼きの性格で同人誌に夢中になる主人公をどうにか全うな道に戻させようとします。濃い性格が多いこのゲームの中で普通の活発な女の子です。貴重な一般人役ですが、主人公やその周りの人たちの影響で、最終的にはコスプ姿を披露することに・・・。主人公のことを意識しているんですが、なかなか友達以上の関係には踏み出せないというのは普通に萌えますね。
シナリオはちょっと瑞希の思考についていけないところもありましたが、まあ楽しめたかな? 微妙に盛り上がりにかける気もしますけどね。
牧村南
私的こみパ萌えキャラ3本柱の一人。自分の中では南さんを越えるお姉さん系のキャラはいません。メガネもとても似合っています。ゲーム中メガネかコンタクトか選択できますが、自分はメガネ派です。しっかりとした大人のお姉さんかと思いきや、実は結構な天然で突拍子も無いボケをかましたりもする、ものすごく可愛らしい人です。とにかく魅力的な女性で、ゲーム中その可愛らしさに何度も萌えさせてもらいました。告白の時のあわてっぷりも素敵でしたね。シナリオ展開は微妙な感じもしましたが、南さんがとにかく可愛かったので別にいいかな?って感じでした。
猪名川由宇
関西のメガネっ娘。ものすごく元気溢れる面白い性格のキャラです。ツッコミにハリセンを使う姿がものすごく容易に想像できます。ヒロインとしてよりはサブキャラとして場を盛り上げるほうが適していますね。自分も由宇の性格は大好きなんですが、ヒロインとして攻略するのはちょっと・・・という感じがあります。性格的に扱いやすかったのか、色んなシナリオで活躍しています。シナリオは途中までは微妙でしたが、最後が盛り上がったので良かったです。
大庭詠美
私的こみパ萌えキャラ3本柱の一人にして最も萌えたキャラ。ツンデレです。かなりアホな子で、彼女のアホアホ発言集は大爆笑ものです。素直になれない性格で、本当は主人公と一緒にいたいのに、ついつい悪態ついてしまう様子が微笑ましくて萌えます。詠美はいつもの傲慢な顔が一転して泣き顔になる姿が特徴的ですね。「ふみゅ〜ん」も印象的、ユニットを組むのを断った時の悲しそうな負けセリフ?も注目です。どんどんいじらしくなっていくんですが、クリスマスではそれが大爆発します。かなりの破壊力で萌え死にそうなくらいでした。萌えまくりでした。
シナリオ展開はかなりいいですね。全キャラで一番完成度が高いです。ラストの即売会でのシーンは感動しました。
長谷部彩
私的こみパ萌えキャラ3本柱の一人、いつも暗い感じの口数が少ない地味な子ですが、黒髪がとても似合っているかなりの美人です。口下手ながらも必死に主人公と会話しようとする様子が可愛いです。絵を描く才能はあるんですが地味な創作ものしか書けないので売れないという設定。主人公とユニットを組むんですが、自分が主人公の足を引っ張っていると思い、どうにかしようと思い悩みます。あの雨の中にうたれているシーンは、そのあまりのいじらしさに萌え転がりました。正月の振袖もナイス!! ラストの展開は単純ながらも彩が可愛かったのでかなり楽しめました。
芳賀玲子
コスプレキャラ、正直イマイチな感じです。まあ、ぶっちゃけ自分がコスプレに関しては特に興味が無いのが原因なんですけどね。進め方によっては全く出番が無いまま終わってしまうというのも印象を薄くしている原因ですね。キャラ的にもどうにも能天気な部分が目に付いて萌えられませんでした。まあ、告白後はどんどん女の子らしくなったんで、それからは可愛く感じましたけどね。シナリオHシーンで台無しにしている感じでした。いや、そこでHしたらダメだろう。
塚本千紗
ロリ担当。印刷所の女の子で、ちっこいのに家の仕事を手伝っています。いつも元気いっぱいで主人公を「お兄さん」と呼んでくれます。猫っぽい性格で「にゃあ」が口癖。千紗は萌えるとかそういうの抜きにして純粋に可愛い。他のシナリオでも1ヶ月に1回は必ず出てくるので思い入れは結構高いですね。がんばれって応援したくなります。シナリオはキャラがたくさん絡んでくるのが楽しいですね。ラストは展開的に無難な感じですがお約束ですが、素直に良かったと思えます。他のシナリオで最後の入稿日に「さよならです…」とそっとつぶやくのが耳について離れません。すげー切なくなります。
桜井あさひ
いきなりですがメガネはいつもつけていて欲しいです。そっちのほうが断然可愛い。アニメ声優でオタクからはアイドル扱いされています。声優として活躍する時は堂々として可愛いアイドルという感じですが、実際はおどおどあたふた系のおとなしい女の子です。主人公の漫画のファンになって慕ってくれます。主人公を前にして緊張であたふたしまくる様子がものすごく可愛いです。ラストの展開にはかなり萌えられましたね。すごく愛されていることを感じられて良かったです。
立川郁美
主人公を色々支援してくれる謎の人物、どんな人なのかなぁと思っていたら、なんと正体は病弱設定持ちの中学生!! 驚きました。シナリオの最後まで正体が判明しないので出番はほぼ謎の人物状態の時だけとなっています。正直特に言えることも無いんです。あえて言えば正体がわかった時にとてつもなく驚いたことと、純粋に可愛く思えたことぐらいですね。
九品仏大志
初っ端からエンジン全開の強烈なキャラ。主人公とは幼馴染で、同人界に引き込んだ張本人。とにかく濃いキャラです。
主人公 千堂和樹 8
同人誌を書いているということ以外は、特に変わっているところも無い普通の大学生って感じです。幼馴染はちょっとアレですけどね。ヘタレ要素はほとんどなく、シナリオ終盤では男らしいかっこいいところを見せてくれる非常に好感の持てる主人公になっています。それにしてもわずか1年で同人界でトップクラスの実力の持ち主になるセンスは脱帽ものですね。
絵 8
1999年のゲームとは思えない完成度、文句なしの出来です。キャラデザは抜群に可愛いですし、イベント絵もそれなりに多く、どれも質が高いです。256色でここまで綺麗にやれているなんて・・・正直信じられません。すばらしい。
音楽 8
ゲームの雰囲気に合ったコミカルな音楽が多いです。さすがはLeafといった感じで全体的なレベルは古いゲームだということを抜いても高めです。OP曲の「As time goes by」はとにかくノリのいい歌、OPムービーは一見の価値がありますよ。ゲームの楽しい雰囲気が良く出ています。ED曲の「恋わずらい」は名曲、テンポが良い聴いていて気持ちがいい歌です。
エロ 6
確かに薄いんですが、なぜかエロく感じたりします。ただ回数は各1回と少ないので期待はしない方がいいです。
ゲーム性 7
画力などのパラーメーターを上げて締め切りに間に合うように同人誌を作るシステムです。最初のほうは面白くやっていたんですが、2人3人とプレイしていくうちにどんどんただの作業プレイになって行きました。これで何かやり込み要素でもあれば良かったんですが何も無く、慣れると普通にラストのほうではパラメーター全部最高状態になります。
総合 82
主人公が同人誌を作るという画期的な発想、自分も同人誌とか全然興味なかったですが、こみパをプレイしてから興味を持つようになりましたし、とにかくこみパが今までのエロゲー界に与えた影響というものは大きいと思います。
すでに様々な機種に移植されているので興味を持ったらやってみたらいいと思います。
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