祝福のカンパネラ


祝福の鐘と共に始まる賑やかなハッピー冒険譚!



総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
76 6 8 8 9 8 7 アニエス・ブーランジュ

シナリオ 6

前半は萌え重視、後半はシナリオ重視の普通の萌え系のキャラゲーですが、萌えの濃度と破壊力が半端ないです。正直あまりの萌えシーンの連続で逆に嫌になってくるくらいです。最初はあまりの萌えの破壊力にニヤニヤしながらプレイしていたんですが、すぐにおなかいっぱいになりました。甘いもの食べ過ぎて胃が痛くなったみたいです。初っ端からほぼ好感度MAXで繰り広げられる甘々空間。確かに心地よくはあるんですが、最初からこれだと後まで持ちません。

そんなわけで前中盤は萌え濃度が濃すぎる日常会話とクエストがメイン。どのキャラからもモテモテなのはいいんですが、あまりのモテモテっぷりなのに華麗にスルーする主人公が不気味に見えてきます。カリーナさんとかどう見ても開始時点で超ラブラブカップルにしか見えないんですが・・・。もはや鈍感とか通り越している気もします。かといってへタレって感じでもないですけど・・・。というわけで最初からまるでFDのハーレムルート見たいな感じの状態になっています。次にクエストですが、これはマジでいらないです。いや、少しはあってもいいんですが、ゲーム内のクエストはどれも似たような展開に、つまらない戦闘シーンと、正直トリティア姉妹+ゴーレムのコントぐらいしか見どころがないです。

後半は萌えあり燃えありバトル有りのシリアス展開。正直中盤までがあまりにも起伏がない萌えストーリーだったので最初はかなり戸惑いました。急展開と言うほどでは無いですが、いきなりシリアスになられても・・・。ただ、ラストは音楽の効果もあって盛り上がりましたし、内容も結構良かったと思います。みんないい人すぎて盛り上がりに欠ける部分があったり、結構どのルートでも世界規模のピンチになってる割には緊張感に欠けたりもしてましたけどね・・・。

萌え消化不良とクエストだらけの序中盤はかなりだれましたが、何だかんだで結構楽しめました。ただ、やはり萌えとシリアスの配分不足っていうのが痛かったですね。萌え成分もきちんとメリハリつけないと消化不良になるっていうのが分かりました。ツンデレってツンとデレの落差がいいと思うんですが、このゲームには上と特上しかない感じでした。

結構文句ばかり言っていますが、どのキャラもみんな可愛くていい人ばかりで、萌えと癒しについてはかなり堪能させてもらいんしたし、萌え一点特化ゲームとしてはかなりいい出来です。ギャグ関係もトリティア姉妹が頑張ってくれましたしね。
キャラ 8

サブキャラのトリティア姉妹とゴーレムの存在感が異様に強かったりします。

ミネット

メインヒロインっぽく紹介されてますが、どっちかというとサブヒロインっぽいです。主人公をパパと呼び甘えてくれる姿はかなり萌えると同時に、こんな娘とHしていいのかという気分にもさせられました。やはりヒロインとしてというよりは、本人以外のルートで娘として愛でるのが正しい萌え方っぽいです。基本的にてどのルートでもパパ大好き光線を出してくれるのですごく愛着がわきましたね。シナリオはラストが他と比べていまいち盛り上がりに欠けた気がしました。

カリーナ・ベルリッティ

メインヒロイン。あまりにもメインヒロインすぎて不自然なくらいです。主人公にベタ惚れで、普段他の人の前ではしっかりとした人らしいですが、主人公の前ではしょっちゅう妄想して真っ赤になったり、主人公に優しくされて真っ赤になったり、他の女の子と主人公が仲良くしているのを見て慌てて真っ赤になったりします。どの姿もとんでもなく萌えまくりで、コロコロと表情を変える彼女を見ているだけで楽しくなっていきます。他のルートでは見事ないい女っぷりを見せてくれますし、色んな意味で完璧な人です。あまりのいい人っぷりに基本的にあまりデレ分に変化がない(開始時にすでに100%のため)本人のルートより、他ルートの方が印象が強いくらいです。本人ルートのデレ120%も良かったですけどね。

チェルシー・アーコット

共通ルートでは印象が薄い人ですが、個別はかなり良かったです。主人公ラブで積極的な人があまりにも多いこのゲームの中で、真面目で恥ずかしがり屋の彼女はやや隠れがちですが、だからこそ時々見れる萌えシーンの破壊力も増します。今まであまり前面に出なかったのに、主人公への嫉妬合戦に参戦するようになった姿は萌えました。シナリオが良かったのも特徴。ラストバトルのありきたりながら王道な展開がいい感じでしたしね。燃えました。

アニエス・ブーランジュ

いつも元気一杯で場を盛り上げてくれます。タンゴとの名人芸は必見。アニエスも最初から主人公に積極的に迫ってはくるものの、からかい半分で微妙にちょっと離れた立ち位置にいて、ゲーム中盤に主人公への恋心をはっきりと自覚してからは恋する乙女へ仲間入りします。この時の萌えの破壊力は何とも言えないものがあり、とにかく最高でした。恋仲になってから一番主人公との関係が変わったと感じられたのも良かったです。他ルートではみんなの潤滑油のようないい感じのポジションで活躍したりと、とにかくいいキャラでした。シナリオも一番盛り上がったと思いますね。

ニナ・リンドベルイ

みんなのサポート役。クエストを受ける時の世間話で萌えさせてもらいました。さりげなく主人公を心配したり、笑顔で楽しい話をしてくれたり、シェリー母さんにいじられて照れたりとかなり癒されます。大好きなキャラなんですが、サブシナリオがあんまりな出来だったのが残念。Hシーンがあったのは嬉しいですが、あの展開はちょっと・・・。

トリティア姉妹&ゴーレム

このゲームの笑いを支える偉大な姉妹。全キャラ合わせてもぶっちぎりでいい味出しています。姉妹&ゴーレムのコントは、いつでもどんなときでもとにかく笑えるとものになっており、2人が出てくるだけで楽しい気分にさえなってきます。サルサのバカ正直っぷりと、リトスの計算高いサルサ弄りはとにかくすごい。すごすぎです。それでいて主人公に対しても積極的に迫ったりと萌えに関しても抜かりなしと、様々な面でいい味出しまくっているしまいです。ゴーレムの活躍にも注目です。時にはサルサと一緒にいじられ、ときにはサルサをいじる側に回ります。頬を染める様子が最高にキモくていかしています。サブシナリオは二ナさんと違って普通にいい出来で、萌えと笑いとエロを堪能できました。

ガーネット

竜の化身らしいです。尊大な態度の割には図星を突かれて思いっきり動揺したりする様子が何だか萌えました。出てきて適当な説明をしてはアニエスに突っ込まれてオロオロする様子は、クエストの数少ない楽しみになっています。性格も見た目もかなりいいキャラで自分もお気に入りです。実は見た目だけなら一番好みだったり・・・。
主人公 レスター・メイクラフト 7

ものすごい鈍感・・・というわけでもないなぁ。ちょっと言葉にするのが難しいですが、一言で言えば超天然。初っ端から全女性キャラからモテまくりの主人公です。特にカリーナさんとは何で恋人なんじゃないかと不思議に感じるくらいのラブラブっぷりです。あまりにもモテモテっぷりなのにことごとくスルーするのはヘタレだからか? ただ、普段の言動とかはヘタレと言うよりはむしろかっこいい方に入りますし・・・。やはり一言で言うと超天然の女殺しって言葉が一番似合いそうです。

モテモテ状態で周りからアタックかけられまくりな状態を維持しているのが不自然ですが、やる時はやりますし女の子を大切にするいい感じの主人公です。とんでもアイテムはもっと活躍の場が欲しかったですけどね。
絵 8

キャラデザは文句なしに可愛いです。イベント絵は枚数結構多いですし、どれもゲームの雰囲気になった甘〜い感じに仕上がっています。立ち絵はかなりの枚数があり、コロコロ変わる表情やしぐさの連続には素直に感心させられます。SD立ち絵を織り交ぜることによる演出も良かったですね。絵の使い方がうまいです。
音楽 9

OPがかなりかっこいいです。テンポが良く勢いが強い歌で、最初聴いた時は思わず痺れました。ラストバトルにBGMが流れますが、それがまた熱いです。歌はOP曲にED曲が5曲、ヒロインごとにあります。どの歌も普通にいい歌で、個人的には銀月がかなり気に入りました。BGMもかなりの量があり質もいいです。
エロ 8

回数は各キャラ3回(サブキャラ除く)、尺も質も十分以上の出来です。差分含めて結構な枚数使っているのもいい感じですね。シチュは特別なものはないですが、甘々なHシーンが堪能できました。
総合 76

中盤であまりの萌え濃度に中断しかけましたが、萌え重視のゲームとしてはかなり良かったですね。絵も音楽もレベル高いですし、シナリオも盛り上がりに欠けるところもありましたが、話自体は結構良かったです。



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