‘&’-空の向こうで咲きますように-


行こう! もう一度! あの日を超える冒険へ――

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総合 シナリオ キャラ 音楽 エロ 主人公 ゲーム性 NO.1キャラ
74 7 7 8 9 6 7 春木麗

シナリオ 7

8年ぶりに再会した幼馴染と、10個の不思議な力を持つ道具をめぐる冒険譚。8年という時間はそれぞれの関係を変えるには十分な時間であり、協力したり、反発したりしながら、2度目の冒険の幕が明けることとなります。

ストーリーは道具が引き起こす様々な問題を仲間たちと解決してくのがメイン。テーマが2度目の冒険ということもあり、不思議な現象にとまどいながらも、次はどんなことが起こるのかと先が気になる展開になっており、最初から最後まで夢中になってプレイしていました。道具の設定が厨二っぽくて面白いですね。まだ見ぬ道具はどんなやつがどんな目的に使おうとしているのかを想像するのはワクワクしました。各ルートはほぼ固定となっており、1週毎に色々なことが分かっていきます。その為、各ルートで何かしらすっきりしないところが出てしまったりもしているんですが、ラストの麗ルートではこれまでのルートのボス総出演、まさにこのゲームの集大成ともいえる物語となっており、全クリ後の満足度は高いです。

ただ、前2作、るい智、コミュが良かっただけに、いまいち物足りないと思ってしまうところも多いですね。例えばそれぞれの願いを具現化した道具に関しては、るい智の力と呪いの設定に比べると、設定の面白さ、インパクト、使い方が劣化版のように感じてしまいましたし、次から次へと起こる事件に関しては、それぞれで完結してしまっており、それも結構あっさりと終わってしまうことが多いので、コミュのようなボスキャラに敵対しての盛り上がりに欠けています。その他、折角再開した幼馴染という設定なのに、子供の頃の回想がほぼ皆無でいまいち感情移入しにくかったり、そのせいでキャラの掘り下げが足りなくて結ばれるのもかなり唐突に感じたりと、もうちょっとうまく出来なかったのかなぁと思ってしまいました。
キャラ 7

春木麗

メインヒロインにして変人その1。残念美少女。冒頭の可憐ちゃんには驚きました。麗が笑えばみんなが笑い、麗が立ち上がればみんながついてくる不屈の精神を持った生粋のリーダー。「あたしが3回言ったら本当だ! うはは」は印象深いです。麗がいればなんとなる。キスから恋人になる流れも良かったですね。恋人になってからの普段の奇行の中に見せるデレっぷりがたまんない。地図にハートマーク書いちゃう麗がいい感じ。もっとデレデレしたかったです。

楠井梨子

変人だらけの中の良識人。ロリママン。2人の妹と一緒の絵が微笑まし過ぎて癒されます。すごく女の子している可愛らしい娘で、笑顔がとにかく可愛いです。変人が多いので、梨子みたいに主人公に対して本人は隠しているようだけど、端から見ると分かりやすい好意を向けてくる女の子らしいキャラの可愛さが際立っています。

連城八重

変人その2。鳥類大好きでいつも鳥を追いかけています。不思議拳法の使い手。普段はアレですが妙に鋭いところあり。つかみどころがないどころじゃない突拍子もない言動の数々は、なんかもうすごいとしか・・・。H後の八重ねぇは普段の奇怪な行動とのギャップですごく可愛かったですが、正直普段が変人すぎてヒロインっていう感じがしないなぁ。

真堀束沙

変人その3。良識人がいねぇ。知識の探求者。いつでもどこでもクールにマイペースに実験、観察、考察を繰り返しています。キャラは面白いし、白衣を脱いでスカートをはいた姿はビックリするくらいに可愛かった。ただ、残念なことにデレがほとんどない。最終的には可愛い女の子らしい姿を見せてくれるのかなぁと思ってたのに最後まで変人だったのにはがっかり通り越して驚きました。白衣のエピソードとかもう少し掘り下げてくれたらなぁ。放尿プレイは妙に興奮した。

穂之上摩樹

おっぱいお化け。マジ揺れる。102(Iカップ)は伊達じゃない。ドリルでツンデレでドレスで見た目は完全ゴージャスお嬢様。実際はハリボテお嬢様です。高飛車ぶってても、真面目でお人好しの性格を隠し切れていない様子が可愛らしいです。ツンからデレに変わる瞬間がいまいち印象に残っていないのは難点ですが、デレ摩樹は素直に可愛かった。

仙島星良

セーラー服が似合う元気系女の子。超厨二病。全クリ後におまけの運命?ルートで攻略できます。おまけかと思いきや結構長い。彼女の願いから生まれた道具の性能は、思わず猫もしゃべるだすくらいにしょーもないです。元気はつらつ過ぎて空気読めてない場面もありましたが、真っ直ぐでいい娘ですね。H後のピロ―トークが可愛すぎた。

八木井貢一郎

マッチョ法師。でかい体が特徴ですが、趣味はレトロゲーム。それもかなりのオタク。度々出てくるローグブレイカー(だっけ?)はなんだか面白そうですね。聞いた感じだと選択肢を増強しまくったWizって感じか? とにかくいい奴で、道具の問題を解決するために奮闘する主人公達を支えます。これだけいい奴はそうは見つからないと言うくらいにいい奴。

丹羽章子

再開した章子は出番、活躍度、シナリオの扱い、どれをとってもいまいちですが、子供のころの姿は黒髪美少女そのもので、正直誰よりも可愛かっただけに、現在の章子にももう少し良い役割を欲しかったなぁと思ってしまいます。

郡浜珠璃

ゴスロリ姿の男の娘。小憎たらしいキャラ。最近の女装キャラは男のくせに可愛いキャラばかりになっていますが、こいつは可愛いよりも憎たらしいの方が強いです。まあ、最初の梨子ルートの時と比べると麗ルートで大分持ち直しましたけどね。梨子の家からの帰りの主人公との会話シーンは良かったですねぇ。ゲームの中でも特に強く印象に残っています。
主人公 管野孝 7

軟派なところは賛否両論ありそうですが、社交的で、行動力があって、ついでにエロくて、個人的には気に入っています。道具が道具なだけに目立った活躍が出来ず、決めようと思っても結局麗にいいところを持っていかれるのはご愛敬。
絵 8

数は多いし出来も良い。キャラデザは際立った個性はないけどそこが個性的という感じ? 自分は大好きです。立ち絵の種類の豊富さはすごい。クリア後に立ち絵回想を見て、こんなに大量にあったのかと驚きました。イベント絵もそこそこ数多くて出来も良くていい感じですね。道具を使用する時のアニメも厨二っぽくて気に入っています。
音楽 9

めちゃくちゃ良いです。歌もBGMも良曲揃い。歌はOP、ED、挿入歌の3曲ですが、中でもOP曲の「The Moon is Not Alone」はかなりカッコ良い曲で、すげー痺れました。ゲームの雰囲気にもあっており、聴いているだけでワクワクしてくる神曲になってます。ED曲の「Lost Memories」も名曲。BGMも歌に負けないくらい良いものが揃っており、どれも良く出来ているんですが、特に「あの日と同じように」、「もう大丈夫」、「悠久の冒険者たち」あたりがお気に入り。
エロ 6

各2回。おまけのみ1回。激薄って程ではないですが決して濃くはない。2回とも別衣装で着衣Hっていうのは良かった。
総合 74

色々と不満を言ってましたが、ラストの麗ルートはかなり盛り上がりましたし、主人公の願いと道具の関係には思わず感心しました。最後にOPムービーが流れた時には震えましたし、最後までプレイして良かったなぁと素直に思えましたね。



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